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序章とそれぞれの話を無理なくつなげ、美しい結末にもっていったのはさすが。
この作品は、被害者が自分で裁けないことの無念さが根底にあり、作者の司法制度への憤りを強く感じられる。
そんなにおいしいコーヒーに出会ってみたいものだ。
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加害者が相応の罰を受けていない現状に憤った犯罪被害者が加害者に報復を誓うというのは時代を先取った問題提起だと思います(※10年以上前の作品です)。でもそれにしてはあまりにも尻すぼみな収束だったなあ。
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【エネミィ】 森村誠一さん
暴力団抗争の巻き添えにより娘を射殺された父親をはじめ、愛する家族を喪った犯罪被害者たちが、ある喫茶店に集まった。彼らは加害者に復讐を誓う。次々に殺される加害者たち。事件の背景に、犯罪被害者の復讐があると突き止めた棟据刑事は、容疑者のアリバイを崩せるのか?真の正義を問う社会派推理。(文庫本背表紙より)
☆
久しぶりの森村さんでしたが、テンポというかリズムのいい文章で物語がサクサクと進んで行きます。かなり偶然に頼る部分の多い作品ですが、読みやすくて面白かったです。。