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相変わらずの切れ味を見せていただきました。「鉄道マニアではない」と宣言し、そのような人々の文章に嫌悪感を催すと言う作者が、次第にそのテンションを上げていく様は圧巻。いや、先生、あなた十二分に鉄道を愛してますよ…
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自分は鉄道ファンではないと言う著者が鉄道にまつわるいろんなエッセイを綴っている。随所に鉄道を愛する一面が垣間見える。
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日本の近現代史において鉄道の果たした役割は非常に大きいと思いますが、それは単にヒトやモノを運んだというだけにとどまりません。私たちの時間感覚や規範感覚、「権力」観のようなものにも、鉄道は非常に強く影響を及ぼしているでしょう。しかし、この点に意識的である鉄道本は、それほど多くありません。そして本書の著者・原武史氏は、そうした鉄道本を書ける数少ない人であると思うわけです。つまりこの本は、「鉄道」を通して「私たち」を描いている、ととらえて読むべきものではないでしょうか。こういう鉄道本を書ける人って、ほかにだれがいるでしょうかね……。(20070520)
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烏兎の庭 第三部 書評 9.22.07
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto03/diary/d0709.html#0922
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「鉄道ひとつばなし」の第2弾。
第1弾に比べるとやや面白みに欠ける部分があるが、海外の鉄道事情や擬人化された鉄道路線が語り合う鉄道前線シンポジウムはとても読み応えがある。また、夜行列車や寝台列車が消えゆく時代に生まれたものとしては、著者の学生時代の鉄道の思い出を通して、昭和という時代に触れることができ面白いと感じる一方で、単なる移動手段としてではなく、その列車の中で過ごす時間自体に価値があるので、そういった列車が季節限定の運行でもいいのでなくならないで欲しいと改めて思う。
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[ 内容 ]
うつ、パニック、強迫、PTSD。
精神病の症状は時代と共に変わり、SSRIの登場により、広範囲での精神科治療が可能になった。
自殺者が3万人を超え、うつ症状を訴える小中学生も増えている現在、精神科外来には、どんな症状の人が来るのか、医者はどんなことをするのか、家族はどうしたらよいのかなどを、現場の精神科外来の医師が解説する。
[ 目次 ]
1 精神科外来は急増中
2 精神科外来には、こんな人がやって来ます
3 精神科外来は、こんなところです
4 精神科外来の診断と治療
5 医者とくすりにできること
6 家族にできること
7 これからの精神科外来
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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その県にあるどの駅から列車に乗ってもその日のうちに東京駅に到着できるギリギリの時間から出される 東京に出辛い県ランキング なんて すごく面白かった。意外なのが静岡県の9位 近いと思うんだけどな〜地理音痴のワタクシとしては日本地図片手に再読してみたいと切に思ったしだいです はい。
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ひとつばなし という名の話がたくさんある。
感想は1つだけ。
名古屋発天王寺ゆき客車列車。
一度乗ったことがある。
近鉄よりも時間がかかって二度と乗らなかった。
たしかに今,近鉄との競争でがんばっている。
亡くしたものは何だろうか。
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1作目に続いて読んでみました。著者の、普段利用している路線の混雑ぶりに対する憤りはすごいです。確か某大手メーカーの携帯用パソコンの耐久力テストにも使われた覚えがあります。大胆なダイヤ改正が難しいこの路線の将来が心配になりました。
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2作目になっても話題が尽きない。単なる鉄道趣味者でない作者の興味の広さがわかる。第三章、日本の鉄道全線シンポジウムは笑える。日本の駅100選にJR武豊線、半田駅が選ばれていたのが嬉しい。
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ナゼか鉄道の本が読みたくなって、手にとった本。自称鉄道マニアではない人が、鉄道を通してみる歴史、まち、文学、人間について書いているので、とても興味深いです。最後に駅名索引が付いていたり、若干マニアックなところがありますが、たまに笑えます。