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「あとがき」に書かれる今作のテーマを読んでる途中に当てることができたのが嬉しい。やっぱりね、という感じだったが毎回あとがきも大きな楽しみの一つ。本編もまさに西尾維新という感じであっという間に読んでしまった。
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ハナも恥じらう乙女も走る、がんばる駿河ちゃんのお話。
語り手が変わっても物語シリーズはやはり物語シリーズだった。 化物語上・下あたりのような掛け合いが少なくても何か惹き付けられるのはさすがNISIOISINなのでしょう。
駿河「私の次は“囮”か……千石ちゃん出番だよ」
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今シーズンでは全体を通して「変化」と「成長」が主軸になっている、と思います。
変われないあの子を除いて(厳密に言うなら、他世界で成長した姿は登場したのですが。)、メインのキャラクターたちが次々と変わっていってます。見た目ではなく中身が変わり、今までのキャラを形作っていた特徴が消えて普通の人になっていく、いや、成長していく。それを嫌悪するファンもいるでしょうが、私は肯定的な立場です。
何故なら「物語」シリーズは、読者にとっては虚構の世界でも、登場人物と作者にとっては現実の世界。現実の世界では話は進むもの⇒時間は流れるものなのです。キャラクターたちも、いつまでも同じ状態ではいられない。変わっていくのです。
これは西尾維新の完結した作品全てに言えることです。
「戯言シリーズ」の戯言遣いも巻を重ねるごとに変化し、成長しました。
「人間シリーズ」の零崎人識も巻を重ねるごとに変化し、成長しました。
「刀語」の鑢七花も巻を重ねるごとに変化し、成長しました。
私は、各々のキャラが「変化」と「成長」を続けていくことを明確に示していることで、作者が「物語」、つまりは「作品」を書かなくなってもそれは「物語」の終わりであって、「彼ら」の終わりではないことを西尾氏は暗示しているのではないか、と妄想しています。
『零崎曲識の人間人間 (講談社ノベルス)』の「ロイヤルロイヤリティーホテルの音階」の最後はこう締めくくられています。
物語は終わる。
戦争は続く。
これをアレンジした言葉を、この感想の“結び”とさせていただきます。
物語は終わる。
彼らは続く。
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前作がかなり変化球だったのに対して、かなりまっすぐな話になったなあという感想。一番変態(と思われていた)語り部の作品が一番まともってどういうこっちゃ。
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アララギ成分がもっとも少ない話だった気がする。 そして、時系列ではもっとも未来なので、ここでちょっとだけ語られた物語がまた後で刊行されるんだろうなぁ… それはそれで楽しみだけどね。
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駿河視点の語り口が、新鮮で面白かった。
前向きキャラの本音というか素顔的な感じで。
これはこれでアリだと思う。
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神原視点。
なんか、シリーズ登場人物の中で、一番常識から遠いところにいそうなキャラクターだったのに、本人視点ではとても常識的。
環境によるってことですか?(^^;
これは、一言で言えば可哀想な話ってことなのかな。どちらにとっても。
なんとはいっても、もの悲しいところのあるすっぱめな青春小説でしたね。
ちょっと、西尾らしくない気もするけど。(^^;
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よもや神原駿河の回がこんなにシリアスになろうとは意外です。
さすが西尾維新氏、想像の数歩先をいってます。
読み返してないのでうろ覚えですが、初期の化物語に近いかもしれません。
小さな町での、個人の人間関係がベースにおかれていて、そのこぢんまりとした感じが好感触です。
そのシリアスさ加減で多分シリーズでも評価が低い作品になりそうですが、私は前作より良いと思います。
文章的には違和感もありながら、ついつい読んでしまう西尾作品。
(特に今作はくどくど語る部分が目立つ気がします)
きっと西尾維新氏独自の高い構成力がなせる技だと思います。
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今回は神原をメインとした話。語り部も阿良々木ではなく神原となっている。この話ではもうすでに阿良々木も戦場ヶ原も羽川も卒業してしまっていて神原が高校3年に進学している。
この花物語では神原が困りごとや悩みごとを相談すればそれを絶対に解決してくれる『悪魔様』という存在がいるという噂話を聞いたことから話が展開していく。
今までのように阿良々木とかのテンポの良い感じのやり取りは少ないため物足りないように感じる人はいるかもしれない。
それでも神原のライバルとも言うべき沼地の存在が明かされたところから一気に引き込まれた、西尾維新さん相変わらずさすがだなぁと。
そしてあんな場面で阿良々木さん登場www これは読んだ人にはわかります。
やっぱりこのシリーズは面白いところは面白いし言葉の重みを感じるところもあって好き。
次の囮物語も楽しみ。
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西尾さんらしいというか、いやこれ少女が頑張る話だとしたら今までになく爽やかで良い話だよね…。多分。多分だけど。好きです。
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色々と驚かされる一品でした。これまでのテイストとは違う、神原の内面吐露と真っ当な怪異物語。そしてストレートな青春。
自分としては神原はわざとらしい(?)面を感じてただけに今回みたいな内面の話は興味深かったし、さほど違和感は無かった...けどちょっと真面目すぎる、かな?
神原がこんなだからギャグ要素は少ないけれど要所でトバしてましたね。最終的にはいい話のまとめ方ができたし台無しにしてしまうような無理やりギャグもなくて安心。条例ネタについては西尾流に面白い取り入れ方でクスリと笑ってしまった。やはり女王様はお怒りになられているご様子で。
次は6月に撫子!ここまで膨らませた妹ネタも含めてイロイロと期待できるぜ。
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神原視点の割に変態的な内容になることもなく普通だった。
神原メインだったら笑える方向で面白いんじゃないかと思ったけど、そうでもなかった。
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物語シリーズの中で一番青春っぽいかもしれない、と私は思った。
神原視点。
なのに全然エロくなく、むしろもの凄く真面目な地の文で意外でした。
意外といえば、貝木さんのあのキャラの変わりっぷりは意外過ぎる。
どんだけ肉食いたいんだよWWW
沼地さん結構好き。
飄々とした感じのとことか。
沼地さんは、めだかに出てたら過負荷なんだろうなあ。
最後のバスケットボール対決の、決着のシーンはテンション上がった。
特に、沼地さんが猿の手を使わず、自分の腕で神原のダンクを阻止しようとする所とかが。
沼地さんのイラストが見たいし、どんな事を考えていたのかも知りたいので、『ろうかゴッド』も読みたいなあ。
実現率は低そうだけど、西尾さんならやりかねないとも思えるWWW
上にも書いた通り、全体的に意外な感じだったけど、阿良々木君は阿良々木君のままでした。
期待を裏切らない男。
爽やかさと、新たな謎が残る物語でした。
しっかし、悪マーセントって何だマジでWWW
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普通の話になってしまって残念。
もっとはっちゃけた「趣味で書きました」と言わんばかりの内容が化物語の良さだと思ったんだけども。
西尾維新さはあるけど化物語さはあんまりなかった。
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さあ、ともに青春を謳歌しようぜ!(違
読んだことのある西尾作品では一番読みやすかった、というのは正直なところ。
神原から見ると、阿良々木くんは本当に頼りになるいい先輩だなぁ。