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正当の真逆でなかなか読ませる、次作でどう着地するか見もの。
別で、解説の方の想いは理解できるが、活字としての日本語としてはいただけないかな。
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去年一番好きだったミステリ『探偵は壊れた街で』の続編。かつて親しかったギタリストの殺人事件を調査をする探偵クレア。故人への想いと、前作から引きずる親友の失踪事件が未解決であることへの焦燥感。とある本に呼ばれるようにして探偵になった彼女は、ある特殊な調査技術(ドラマ《リスナー》とか《アンフォゲッタブル》とかと同じではないけれど、そういった方向の)をもっている。そのあたりがうまく反映された、付箋を貼りたくなるいかしたセリフが今回も多数。自分を捨てて真実を探すクレアはますます満身創痍で、そろそろ失踪事件をなんとかしてあげないともたないよ、サラ・グラン!
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アメリカの作家サラ・グランの長篇ミステリ作品『探偵は孤高の道を(原題:Clair DeWitt and the Bohemian Highway)』を読みました。
ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。
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もしわたしが賢かったなら、探偵になんてなっていない。
傷だらけの女探偵の新たな闘い!
2011年1月。
サンフランシスコの私立探偵クレアは、かつての恋人、ポールの死を知る。
ギタリストの彼は自宅の居間で銃殺され、膨大なギターのコレクションのうち5本がなくなっていた。
犯人の狙いは貴重なギターなのか?
想いを残したまま別れた相手が殺害され、極限まで自らを追い詰めて懸命に真実を追うクレア。
『探偵は壊れた街で』で鮮烈な印象を残した女探偵の新たな苦闘。
解説=久美沙織
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2013年(平成25年)に刊行された私立探偵クレア・デウィット・シリーズの第2作です。
2011年1月、サンフランシスコの私立探偵クレア・デウィットは、ギタリストのポールが殺されたのを知る… 彼はかつてクレアの恋人だったが、別の女性と結婚していた、、、
ポールは自宅の居間で銃殺されており、膨大なギターのコレクションのうち、5本がなくなっていた… 犯人は貴重なギターを狙って盗みに入ったのだろうか。
クレアは自力で犯人を明らかにすべく調査を開始する… 想いを残したまま別れた相手が殺害され、懸命に真実を追うクレア、、、
謎を解くことで、誰かを救えるのか……。
2011年に発生した殺人(+ギター強盗)事件と1986年に発生した少女失踪事件の双方が描かれながら展開し、それぞれ登場人物がそこそこ存在しているので、頭の中で人物相関の整理が難しかったなー メインの殺人事件の真相は、まっ、ありがちな結果でしたけどね、、、
それよりも、主人公のクレアに共感できず、全く感情移入できなかったので、物語に入り込めず惰性で詠み進んだことが辛かった… コカインやマリファナたばこ、鎮静剤や鎮痛剤を常用(しかも、薬に至っては、一夜を共にした男性や友人の自宅のものをしらっと盗むことが多いんですよね… )する生活環境に嫌悪感を抱いたのも大きな要因なんでしょうねー ちょっと残念。