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元巨人代表編成本部長の清武氏って小説家だったのか?とおもったら、新聞記者だったのね。読売新聞なのか。中身はノンフィクションっぽいですが、どこまで本当なのかは謎。主人公の杉山智一氏もプライベートバンクの本を出している。シンガポールの金融商品が日本の金持ちに人気なのは、いろいろな税金が無税だから。課題は日本から海外へ税務署に見つからないようにどのようにお金を持ち出すか。簡単にできないように、いろいろと税務署も考えて、手をうっている。自分の金融口座にマイナンバーの紐が付くまでに、海外へ上手く資産を移動する方法を見つけ出すのが 現時点でのプライベートバンカーの役割なのかな?
このての話は必ず、日本の税金が高すぎるからという話になるのだが、日本の税金がつくった安全な世界だから資産ができたと考えるべきだと思う。日本で儲けた資産には日本の税金が課税される、海外で儲けた資産には海外の税金が課税される制度にすればよいと思う。海外移住時の出国税は良い制度だと読んでいて感じた。
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出演者の大半が実名でネット業界の有名な人もいるため、その部分は非常に興味深いが、淡々と事実と調査内容が(ほぼ)時系列で並んでいくため、話に入り込むというような感じではない。
主人公がだんだん分からなくなってくるので、小説として読むのではなくドキュメンタリーとして読むのがいいだろう。
とにかく一般社会人では預かり知らない世界の出来事のようにも感じるが、確かに富裕層の世界というのはあり、見えないところで激しく動いている。
2018年10月20日に発売される完結版も読んでみようと思う。
ちなみに、一応の主人公である杉山氏が書いた「プライベートバンカー 驚異の資産運用砲」は海外の富裕層向け資産運用に興味がある人は読んだらいいと思うが、読みやすいかどうかは分からない。
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★ドロドロ感に何かが足りない★小説だと思って読んでいたら、ノンフィクションだと分かりびっくり。怪しげな人をここまでよく持ち上げられるなあ、と。週刊誌の連載をもとにしているためか、それぞれのエピソードはそれなりに面白くても全体を通して読むと散漫で底が浅い印象を受ける。それにシンガポールのプライベートバンカーと若い富裕層のストーリーとしては、何となくイメージのつく話が多かった。もう少し著者に期待していたのだが。
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ノンフィクションだし、華やかでなく地味な内容なのはリアルさをかもしだしてます。
野村マン輝いてるなあ。今でもブラックさで名を馳せてますけど。
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お金がありすぎるというのも大変だ.税金逃れも自由な生活を捨ててまでするのは意味がないと思った.フィリピンの事情や凄腕バンカーたちの暗躍,知らない世界だったので非常に興味深かった.
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【感想】
「プライベートバンカー 驚異の資産運用砲」著者が主人公になったノンフィクション小説。
プライベートバンカーとは・・・
個人の富裕層をメイン顧客とし、その顧客にとって最も適した資産管理・資産保全・資産運用方法(ソリューション)を提案し、顧客が独力では得られない資産防衛と運用のためのインフラや環境を手にしてもらう。
日本の投資銀行のように手数料で稼ぐのではなく、主要な収入源は、顧客から預かった資金の残高に対する年間管理費用である。
(アカウント・マネジメント・フィー)
富裕層には、こんな素敵な「執事」が就くのか!!と羨望の気持ちで眺めつつ、
自分のような庶民にはこのような「執事」は就かないのかと落胆しつつ・・・
上記の著書は読んでいて面白かったが、この本は小説としてはイマイチな出来だった。
「ハゲタカ」シリーズの方が読んでいてドラマチックだったな。比べるのは失礼だが・・・
「資産運用砲」を読んでいて思ったが、まずは自分の資産を2000万くらいに上げないと、資産運用だけでは食っていけないね。
頑張って資産を形成しましょうか。
【引用】
p14
これは資産家全般に言えることだが、資産が一生の生活をまかなうところを超えて使いきれないほど抱えると、多くの人たちがそれを目減りさせずに跡継ぎに残す事を考える。
その点、シンガポールは絶好の地だった。
第一に、日本以上に治安が良く、時差も1時間しかない上、移住者の好む近代的な街並みを備えていた。
第二に、天然資源がなく有力な企業も少ないため、政府が外国人富裕層や外国企業を積極的に受け入れる政策を採っている。
第三に、富裕層誘致のため相続税や贈与税などを廃止したオフショア、つまり課税優遇地である。
地方税なキャピタルゲイン課税もなく、所得税率と20%と日本の半分以下だった。
そして第四に…多分これが彼ら資産家によって一番重要なのだが、日本の税法には抜け道があって、そこを巧く突けば相続税を払わずに資産を継承できる。
現地では、「相続後には晴れて日本に戻れる」と言われていた。
p28
彼らが使う「オフショア」とは実に曖昧で便利な言葉だ。
本来オフショアとは陸から海へと吹く陸風のことである。
カネにからむ話をする時には、「海へと吹く」というよりも、あるいは海の向こうへと逃れていく陸風、つまり課税の重い国から税のない外国に吹く「カネの陸風」である。
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プライベートバンカー→富裕層の資産運用などを手がける人、金融商品の提案などなど。金融マン一人一人に富裕層の顧客がつくから、転職してもやっていけるっぽい。むしろ、いくら引っ張ってこれるか
富裕層→資産が巨額でありインカムゲインで食っていける資本主義双六のアガリをした人。
シンガポールなどなど→資産運用益にかかる税金がないため世界中から富豪マネーが集まる。タックスヘイブンも同様。
資産運用の手間を省きたい・富裕層から手数料を稼ぎたいという両者のニーズがあってこのような世界があるみたい。
なかには相続税や運用課税の回避のために日本を離れて異国の地で暮らすことを受け入れつつも退屈してしまう富豪もいるとか。
金を持っているから悩みがないかと言えばそうでもないようだ。
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大金持ちは不自由になる。自分のモノを失うことを恐れる
●本の概要・感想
本書が綿密な取材を基にしたノンフィクション作品である。ドラマチックで面白い話ばかりではないが、プライベートバンカーを取り巻く人間模様が分かって興味深い。登場人物の背景を掘り下げて語るので、一人ひとりの意思決定の背景を理解できる。明確なメッセージがあるわけではなく、丁寧に一人の人物の軌跡をおって、プライベートバンカーの生態を発信してくれている、という印象。
課税逃れのためにシンガポールにやってくる富裕層がそんなに幸せそうじゃないのが良かった。お金を持ち過ぎると、人は不自由になるのだ。なぜなら、人は「失う」ことが嫌いだからである。経済学はこれを「損失回避傾向」として説明する。半分の確立で1万円を得る or 失うようなゲームがあったとき、この期待値は0になる。しかし、多くの人はそのようなゲームに挑戦しない。人は数字上、獲得の期待値が一緒であっても、損失分は獲得分を多くみつもる傾向があるからだ。つまり、お金が増えすぎると、失う恐怖ばかり増えていくのである。一方で、新しくお金を得ることの喜びは少ない。シンガポールに課税逃れの目的でやってくるのは、この不自由さを抱えている。前提として「税金を払いたくない(資産を失いたくない)」という動機で動いている。そのため、あまり幸せそうじゃないのである。お金を持ちすぎると、逆に不幸になっていく。それは、宝くじなどの偶然ではなく、自身の才覚によって手に入れたものであっても同じ。自分が制御出来ないほどのモノ・カネを抱えると、それに思考がとらわれる。それはあまり自由じゃないなぁ。
●本の面白かった点、学びになった点
*ノンフィクションであり、新しい世界を知られること
*主人公が野村證券に入社し、独善的な商売の仕方に嫌気が指して辞めたこと
・独善的な商売の仕方に嫌気が指してやめるのは私と同じなので共感した
・野村證券の脳筋エピソードにはドン引き。22時を回っても、目標達成のために電話をかけさせ続ける。お客さんにかけても 怒られるだけなので、社員は自分の部屋に電話をかけ続ける..
●本のイマイチな点、気になった点
*主人公の過去を掘り下げて出てくる父親が毒男すぎて辟易
・主人公は、野村證券→三井住友→シンガポール銀行→... →... と仕事を変えていく。その意思決定の背景や理由を探るため、少年期に渡って過去を掘り下げる。ここに割かれる文量がかなり多い。主人公の父は典型的な毒男で、そのエピソードにはめまいがした。自分の夢を子に背負わせ、能力主義の発言を連発するし、癇癪もちだし... 。そのエピソード描写が丁寧なものだから、疲れてしまった。
●読んだきっかけ
オーディオブックのセール
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プライベートバンカーの実態が分かるのかと読み始めましたが、お金に取り付かれた富裕層とそれを取り込もうとするバンカー、それぞれの虚無感。お金に踊らされる金の亡者達の物語でした。
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主人公の杉山智一や先プライベートバンカーで後に捕まる梅田専太郎など多くの人が実名で登場していることに驚き。
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シンガポールが 舞台の小説です。
シンガポール 一度は 行ってみたいですね。
でも この小説を読んでいると
あんまり 行きたくなくなりました。
四季が 無いとは。
日本が 最高ですね。
ところで 本題。
お金持ちの 脱税 特に 相続税対策。
そのために シンガポールへ。
後悔している人ばかり。
ぜひ 喜んでいる人も
出てきてほしかったです。
今なら オリラジの中田さん。
マレーシアの ガクトさんとか。
この本を読んでも
シンガポールを 好きには なれませんよね。
参考には なりますが。
なんか ちょっと 残念です。
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外資系PBのシンガポールを舞台にした攻防、野村證券の激しさ、を実録形式で書いてあって読み物として面白い。参考にはなったようなならないような。まあこんなことされたら内資は太刀打ちできないよなと思う。
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タックスヘイブンもこれから厳しいよ。
そう言われているような気がした。
バンカー間で顧客を取り合う様が実にリアル。。
自分の会社はめちゃくちゃ優しいと感じると共に、もっとがめつく社内でリソースを取り合う位でも良いかなとも感じた。
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実話であり、リアルな金融の面白さ(一種の恐ろしさ)を知ることができた。
自分にとっては知らない世界が広がっており、非常に面白かった。
野村證券時の苦悩、生きる目的を持つことの意義、自分なりの生き方、働く環境の大切さ、自分の中での正義感、幸せとは、、、様々なことについて考えさせられる本。
税金についての知識も浅はかながらついた。
お金を持つとそれはそれで大変だなぁと笑
「人の人生は、葬式に来た人数で決まる」
「幸せの絶対的総量は全人類平等」
これらは深い言葉だと思った。
私には務まらない仕事かなぁと思ったり、、、