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久々に当たりのBL引いた……! ラストは涙ぐみながら読みました。これは最終的にエロとかなくても全然問題ない。いや、そのシーンは、それはそれでいいと思いましたけど、なかったとしてもいいと思える。
変わっていない想いを自覚している有也が、彼を想って泣き崩れるところは本当に切なかった。そして、最後に通じ合うところでどっと来た。切ない恋愛は萌える。
切ないのが好きなら、これは当たり。いいBLでした。
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泣いた〜。ありがちな記憶喪失モノだけど、気持ち入り込んじゃいました。後半ほぼ泣きっぱなし。。。しばらくしたらも一回読も。
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「告白」のリンク作になっていますが、前作読まなくてもまったく問題ナシ。その1年後の、同じ高校での話というだけです。
可南センセらしく王道の学園モノであり、再会ものでもありました。
かなり泣かされました…ベタだとわかっていても泣けました。どうやら可南センセの作品は、萌えツボにヒットするようです。
政治家と女優の私生児として生まれた有也は、その出生事情から「他人とは関わらない」「欲しいものは手に入らない」と思って生きてきたので、学園でも孤独な状態です。
同室の颯 だけは、そんな有也に対して自然に接してきて、頑なな心が少しずつ変化していきます。
颯はとても忍耐強い攻!硬い殻に閉じこもっていた有也に心を開かせるようになるまでの根気がすごい。素っ気なくされても嫌な顔一つ見せたりしないのは、愛なんですよね。とてもステキな攻です。
じれったいくらい自分の気持ちに素直になれない有也ですが、それでも秘密の恋人同士になるまでに至ります。
そこまでの過程にじわじわやられました。
夏休みに離れ離れで恋しくなってしまった有也が颯の家に遊びに行ってしまうとか。言葉では言えない恋心があふれでていて、きゅーんとしてしまいました。
両想いになってうまくいくかと思ったら、まさかのアクシデントが待ち受けているんです。
「冬の章」は、二人の突然の別離と思いがけない再会です。
ベタだとわかっていても、こういうのには弱いんですよね。
思っていたより有也の想いが切なくて、ちょっとやられてしまいました。
あれだけ臆病だった有也が、4年の年月を経て少し前進できていたのに感動です。颯のために何かしてあげたいという思いがちゃんと伝えられるようになっていて、成長しています。
それなのに、好きという気持ちは告げることができないという状況。
辛いくせに彼の側から離れたくないという有也の気持ちに切なくさせられました。
後半は感情移入しすぎてしまい、ボロ泣き。
泣けるのに、なぜか胸がキュンキュンするという相反する感情に揺さぶられまくりました。
豆大福がよかった!ただかわいいだけじゃなく、いい役どころです。
イラストもなかなかよかったです。しっかり手をつないでいるっていうのは萌えますね。
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記憶喪失ネタでしたねぇ。 もう泣けましたねぇ。 甘さも切なさも文句なし!でした。 前半の近づき方も良かったですよね。そしてあ~んな所で終わってしまって・・・。 もう相手の幸せのために身を引いちゃう!健気だわ・・・。 文章には4年間の有也の気持ちや過ごし方なんかは書かれていないけれど、もう想像しただけで泣けちゃうし、 何よりもそこかしこに幸せだった時のアイテムが散らばっていて、切なさに胸をぎゅーってされちゃいました。
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この話で、この作者さんにどーーーっぷりはまったのですが、
タクミくんシリーズ好きな人には本当の本当にオススメする!!
すっごい感動のラストが待っています!
もう読んでて、すっごい先が読める展開ではあるんだけれども、この王道さがまたなんともいい味を出してます。
さらに、この王道への路線突っ走り方が、私のドツボをついています。
今まで読んだBL至上、実は1位、2位を争うくらい好きな作品です。
★2013.12.30付で同人誌で続編P54発売されました★
すっごい幸せな話で合わせて大満足です。
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学園寮生ルームメートもの。攻はキラキラめのジェントルな王子様。
受は他人と距離を置くようなちょっとツンとしたナイーブな美人とくれば、
もう設定だけでかなり大好物です。
記憶喪失モノとしても王道パターンで、これといって目新しいエピソードは何もないのだけど、すごく切なくて、切なくて、ちょっと涙ぐんでしまうような場面もあった。
ふたりの気持ちがしっかり繋がった途端に、颯は不慮の事故で記憶を失くして突然有也の目の前から姿を消してしまう。
颯を失ってから、ただ平穏に生きていくことだけで精一杯だった有也だけれど、ある日バイト先で偶然、自分との過去はすっかり忘れて新しい生活を送っている颯と再会する。
颯を忘れられない自分と自分をすっかり忘れてしまった颯。
それでも再び一緒に時間を過ごすうちに、颯はもう一度有也と恋に落ちる。
最後まで記憶は戻らないパターンだった。でも恋する記憶って細胞レベルで体に刻みこまれてるんだろうか。
展開としてはありがちとしかいいようがないのだけど、嫌味じゃなくて、キュッと切なくなるお話だった。
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【観点別評価】文章表現☆4、オリジナリティ☆3、作品としての質☆4、個人的嗜好☆3
【総合評価】文章や展開に破綻がなく、描写も上手い。泣きどころはあるが予定調和すぎて心に残るほどではない。☆3
これといった破綻はない。文体は平凡だが文章はしっかりしているし描写も巧み。しかし読んでいるときは大泣きしたが、読み終わってみると印象が薄い。
前半部分は萌えパート。寮で同室という設定やバリバリの王子様攻がストライクだという方は楽しめそう。とにかく攻が受のことを溺愛しているので、そこがハマればポイントも高くなると思う。
後半部分はどっぷり切ない。受が攻の言葉に不意を打たれて号泣する場面は非常に巧みで、こういう細部の良さがもっと盛り込まれていれば、印象深い作品になったかも。
良い作品なのにどうも心に残らない原因の一つとして、受以外の人物に厚みがないことが挙げられる。当て馬候補はいたが存在感がほとんどない。その他脇役もただの「設定」として存在するだけで「生きた人物」として描かれているとはいいがたく、それゆえに作品に深みを与えきれていない。受もなんだかんだいって良い子で、攻も色々と設定を作り込んではいるが結局はやはり完全無欠の良い人であり、おまけに「つるっと受に恋をして、更にもう一度つるっと彼に恋をした」感があるため(過去の記憶がどこかに残っていた、ということのようだが……うーんわかるけど喉ごしが良すぎる)、「悩める良い子ちゃんと悩まない良い人の悩む必要のない良い話」で終わってしまった。
決して悪い作品ではないので、萌えポイントがハマれば☆4だと思います。ただ、「また読みたいか」と問われたら「別にいいかな」というのが本音であり、そしてそれが全てであるような気もします……。
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生徒会役員・颯×ルームメイト・有也
母親との関係から、孤独に生きる事がベストとする有也。
時間をかけ、有也の気持ちを解き恋人となった颯だが。
冬の章がいいですね。
戻らない記憶を受け入れようともがく有也の心情がせつない。スケッチブックの件なんかは、それがきっかけで記憶が戻ったりするのも有りの展開だったと思うんだけど、あえてそうならないのも切なさ倍増。
ただ、颯には、有也が孤独に生きようとしていた過去があることを覚えていて欲しかったかも。
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何度読み返しても、何度でも胸が痛くなる。
もう一度思いが通じ合ったときのシーンには、マイファスの「君の唄」が頭の中で勝手に毎回流れています。