投稿元:
レビューを見る
最初講談社ブルーバックスの新刊かと間違えて買った本(笑)。よく見たら青くない。
物理・化学などでおなじみの元素だが、意外に個々の元素について知る機会は少ない。AKB48の名前は知ってても興味がなければ個々のメンバーのことは知らないみたいなものだ。本書は元素のうち最初から100番までを見開きで解説1ページ、マンガ1ページずつをさいて紹介し、残り18元素を簡単に紹介している。
その紹介も均等に元素の性質を詳細に述べているのではなく、主な特徴とエピソードでまとめた軽く読みやすいものになっている。それにしても個々のメンバー、じゃなかった、個々の元素については多く述べたい元素もあれば、とりたてて述べることも少ない元素もある中で均等なページ割で紹介する苦労たるや、想像するに労をねぎらいたくなる。それ以前に、解説以外に100もマンガのネタ出しをしているのも地味に大変。
私事だが、私は親の仕事の関係で高校1年で遠い地域に編入したので、高校1年は物理1、地学1、生物1を習って化学1は高校2年生からの予定だったのに、編入した学校の高校2年ではいきなり化学2から学ぶことになってえらく苦労した記憶がある。幸い、化学2は有機化学中心なのである程度は化学1を切り離して考えられることと、幸い物理と化学の根本は同じ部分になることをそれまでに趣味で読んだ本で知っていたので、化学1を独学で学ぶことができた。それだけに体系的にも判りやすいこの本はありがたい。
原子について解説してある前段の文章も簡潔で判りやすく(しれっと現段階の科学力が条件を満たしていないことに触れている点もGOOD)、また新しい元素には暫定的な名前がつくなんてことは本書で初めて知った。それにしてもウンウンクアジウムって誰だよ?(笑)
巻末の索引も地味に使い勝手がいい。うちの本棚に常備の一冊になると思う。
投稿元:
レビューを見る
83点。聖闘士が強いのは小宇宙を燃やして原子を砕くことができるからだそうだ。聖闘士にとって「破壊」とはこれ即ち原子レベルで砕くことらしい。そんな知識をしたり顔でひけらかす聖闘士星矢レベルの知識しか有していない僕は原子と元素の違いすら何のことやらわかっちゃいない。
何と無く読んでみたら中々如何して意外におもしれー。暗記目的でもなく酒を飲みながら元素と向き合う元素酒をお勧めします。平易な内容で化学初心者でも問題ない。最近よく聞くヨウ素とかセシウムとかもしっかり登場します。
後半一気に語られるウンウンクアジウムとかウンウンペンチウムとかは一体何なんだよって世界だ。
投稿元:
レビューを見る
読み物としては悪くない。
ただ知識として吸収するには中途半端な感じ。
ページの半分を占める漫画をどう受け止めるかで、
内容の良しあしが真っ二つに割れると思う。
個人的には漫画はいらないと思った。
投稿元:
レビューを見る
それぞれの元素に発見経緯の漫画と主要な用途解説があって、なかなか面白い。
恥ずかしながら、ネオジムが元素と認識してなかった。
大抵の元素に何らかの用途があって、良く見つけたモノだと感心。
投稿元:
レビューを見る
元素がどんなふうに発見されて、どんなふうに利用されているのか? 解る本。中学生くらいならば、充分に内容を理解できるだろう。復習におすすめの本。
投稿元:
レビューを見る
・精錬:鉱物を還元して金属を取り出すこと
・クロムは化合物によって種々の色を発色するので、絵の具の原料として欠かせない。
・バナジウム:ホヤやウミウシの血液中にも蓄積されている
・硫黄:私たちの体の中にもタンパク質の構成元素として存在する。玉ねぎやニンニクの匂いの元となる物質にも硫黄が含まれている。
・リン:DNAの主要構成元素。猛毒にもなる。
・希ガス元素:反応に乏しく安定的な元素
・植物の三大肥料:リン、カリウム、窒素
・ヘリウム:水素と違って爆発する心配がない。
・放射性元素は崩壊を繰り返して、最終的には鉛に落ち着く。
・鉛:あおがね。
・コバルト:ビタミン12にも含まれている。