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どのような舞台に臨もうとも、最後に自分を支えてくれるのはそれまてどんな日々を過ごしてきたかということしかない。誰より練習を重ねてきたという事実だけが、恐怖を乗り越え立ち向かう勇気を奮い立たせてくれる。
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シンクロナイズドスイミングの名コーチ、井村雅代さんのドキュメントを読了。
今の言葉でいえば、間違いなく「ブラック」な猛烈な練習。おそらく「パワハラ」ギリギリの指導。だけど、選手はしっかりと付いてくるし、結果はハンパなく完璧に出す。この方の選手への愛情もまた只事ではなく深い。中国に渡った際にも、それは全く変わらなかったのもすごい。
中途半端が大嫌いな頑固者の井村さんの人生は、決して順風満帆なものではなかったことも知る。
昭和な香り漂う名コーチ。昔はこういう先生、学校に一人は、いた気がします。教育やリーダーシップについて、示唆の多い一冊でした。
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何より、井村雅代という強烈な個性を持つ指導者への著者の視線が温かい。
いかにも「大阪のオバちゃん」が、世界に堂々と渡り合う経緯は、読んでいて胸のすく思いがする。
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シンクロ日本代表を創ったといっても過言でない、名コーチの井村氏。
著者が井村氏に取材をしてまとめた、経歴や考え方、努力、あくなきチャレンジ精神が記載されています。
自分が掲げるビジョンに対して、自身がとっている行動を照らし合わせ、「もっと変えなければ」とどんどん状況を自分から仕掛けて変えていく姿は、経営している身としても非常に学びが多く、見習うべき点がいくつもありました。
何と言っても、井村氏のシンクロに対する情熱の強さが、文章からひしひしと伝わってくるのがすごいですね。
私も熱きビジョンを胸に、日々ビジョンに則った行動をしているか常にチェックしていきながら成果を出していこうと思いました。
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あの井村先生の一代記。
何たって教え子たちを厳しく怒鳴りつける姿が思い出ささるけど、この本を読むと怖いだけではない、シンクロを目指す子たちへの深い思いがわかる。中国のコーチを引き受けた真意もわかる(是非はともかく、中国のスポーツ育成に対するマジ度や、翻って日本の意味不明さも際立つ)。水着、音楽、振り付けへのこだわりと、いかにぶれない物差しを持っているかもわかる。教え子たちを「ほめれば慢心し、叱ればぺしゃんこになるゆるキャラ軍団」と呼んだ。
文章も小気味よく読みやすい。井村さんに惚れ込んだ人は少なくないというが、著者自身もその一人なんだろうな。