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この本を読んでいるときに 東日本大地震が起きた。
この本には 釜石市のことがたくさん出てくる。
昔から チリ地震とか産業の衰退とかいろいろと経験している土地だったそうだ。
そのうえで今回の地震かぁと思うと なんだか・・・。
希望とは ゆとりを楽しんで 余裕のある態度と考え方なんだろうと思う。
今は 多様な考え方を認めることが大事なんだな。
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希望学を学べば希望を持てる・・・なんて、そんな甘い話はないんですが。
でも、夢や幸福と希望の違いや、希望をもつために大事なことなど多くの示唆を説いている。
「結局、希望には遊びが一番大事だと思うんです」というフレーズが好き。
遊びの感覚、ワクワク感を忘れずに。
そんな気持ちをしっかり持って、生きなくちゃ。を再確認できた一冊。
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希望に必要なものは何か。①強い気持ち ②かなえたいと思う「何か」③実現に向けた道筋 ④行動 「希望の多くは失望に変わる。しかし希望の修正を重ねることで、やりがいに出会える」
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読み助2010年5月8日(日)を参照のこと。http://yomisuke.tea-nifty.com/yomisuke/2011/05/1270-f784.html
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希望をもてない時代といわれるなか「希望学」という分野を切り拓いた著者が、その成果を活かし、様々な出会いから得た「希望をつくり出すヒント」を示した本です。著者が未来に生きるすべての人たちへ贈る「しなやかなメッセージ」。(吉川薫先生)
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仕事のためにと思った狙いとはずれたが、おもしろかった。希望は人により異なるものであり、かたちとしてつかまえることは難しいもの。それに学問として向かい合うことがまずすごい。先が見えないことに希望をもてるということの証明かもしれない。
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<希望の作り方-玄田有史>自分が「希望」という言葉にステレオタイプを抱いていることに気付かされた本。読者によってはこれを読んで新たな未来に向かう希望を抱くかもしれないが、自分はむしろ現状に対する安心を得た。人は課題と向き合い結果の如何に関わらずいずれ死ぬ。必ずしも希望は必要か?
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私は、「夢も希望も持たなくていい」という仏教の基本思想にとても共感している。しかし、世の中には「希望をもつこと」を強要する空気が蔓延していて、息苦しいことこの上ない。そんな思いが強まっていた時期に、この本のタイトルが目に留まり、ちょっと興味をひかれて読んでみた。何でも、「希望学」という学問分野があるらしく、著者はその創設者である。
著者によると、「希望」は「行動によって何かを実現しようとする気持ち」と定義される。すなわち、希望とは「行動」「何か」「実現」「気持ち」の4要素で構成されるものである。逆に、「希望がない」とは、これらの要素のうち少なくとも1つが足りない状態を指す。著者らの調査によると、低年齢・高学歴・高収入で、かつ健康な人ほど希望を持ちやすいそうである。まあ、この結果は言われなくても自明な感じがする。意外なのは、挫折の経験がある人ほど、希望を持ちやすいという結果である。そうか、私に足りないのは挫折だったのか…。
読了後、本書のようなテクニカルな議論から離れて、私の「希望」とは何なのか改めて整理し直してみた。私は仏教思想に共感しているものの、悟りとも解脱とも今のところ無縁なので、下記のような、ある意味当たり前の「希望」は持ち合わせているのである。
1.いかなる瞬間においても、想像を絶するような肉体的または精神的苦痛を受けないこと。
2.いかなる瞬間においても、お金に苦労しないこと。
3.いかなる瞬間においても、自分が「やる」と決めていることを、自分以外の要因により妨げられないこと。
4.1秒でも長く生きること。
5.上記1~4に矛盾しない限りにおいて、他者(特に、目上の人)の自分に対する「希望」に応えること。
一般に「夢」や「希望」という場合、「達成」の時点を一意に特定できるような形で表現されるのに対して、上記の私の「希望」は、現在から死ぬまでの間における、刹那の連続として表現されている点が異色かもしれない。ということで、これらを「夢」とか「希望」として誰かにおおっぴらに宣言することは憚られるけど、多くの人は、無意識のうちに同様の思いを持っているのではないかと推測している。そして、このような「希望」(煩悩とも言う)を持ち続ける限り、人生が苦しみの連続となることを、ブッダは主張しているのである。私もさっさと解脱しなくては。。。
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Hope is a Wish for something to Come True by Action.
ウィークタイズの大切さ
挫折と無駄が希望へとつながるということ
社会人一年目の自分としては、いい本のように思える。
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玄田有史は「仕事の中の曖昧な不安−揺れる若者の現状」という、当時、結構話題になった本を書いた人。その本は、僕も面白く読んだ記憶がある(どんな内容だったかは記憶が曖昧だけれども)。
現代は希望が持ちにくくなった時代であると言われたりするが、その理由は何で、どうやっていけば良いのか、といったことを考える「希望学」という新しい学問分野をつくることを筆者は提唱していて、実際にその研究成果を専門書にまとめて発表したりしている。この本は新書なので、その「希望学」の内容を、かいつまんで、分かりやすく解説したものである。
前提にうまく、入っていけない。「希望を持つことが難しい時代」「何となく閉塞感を感じる時代」なのかもしれないというか、ニュースや新聞等を見ていてもそういうことは前提とされているような気がするが、僕個人はそういった閉塞感を感じることが少ないからだと思う。
前提にうまく入っていけないので、書いてあることになかなか共感しにくい。分かってて読んだのだろう、と言われるとあやまるしかないのだけれども、結局のところ、あまり印象に残る本ではなかった。
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今更と思うけれど、「希望」について社会学的に考察した小著。わからないことの中にこそ、チャンスがあり、希望があるのです。
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かつて希望は前提だった時代から、誰にも希望は与えられているような時代ではなくなりつつあります。そのような今の時代の声を分析しつつ、「希望学」を研究している筆者がその考えを、分かりやすくまとめた本。「希望とは何か」、「希望なはぜ失われたか」、「希望という物語」、「希望を取り戻せ」という流れで本書は進んでいきます。現状を真摯に分析しつつ多くの人が共感できるような「希望」の持ち方を提案する筆者の姿勢に共感できました。(2011.8.2)
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『失われた20年』といわれて久しくなりました。自分たちがこのような状況の中でいかに希望を見いたして生きていくのか?この本にはそのヒントが書かれております。
さっきこの記事を書くためにもう一度この本を読み終えていたんですけれど、本来、僕が希望というものをこの本を通じてというカタチですが、そんな大それたことをかたれる身分ではないんですね。でも、途方にくれたところで誰も手を差し伸べてくれるわけではありませんし、まぁ、どうすればいいんでしょうね。結局希望を見つけるのは個人の問題に帰結しますから。
今、この本をまたパラパラとめくっていますが、当然のことながら明日からハッピーになれます、なんていうことはただの一言も書いていません。でも、最後のほうで作者が説く『まんざらではない』ということについては少しだけ心が動かされた様な気がしました。僕はこういうことをいうにはまだまだ、そうあと40年くらいは少なく見積もってもたりませんが、もしも
「まんざらじゃないって、ちゃんといえるのは、六十歳を過ぎてから」
とほかの人に言えるときが来るまでは幻想でも何でもかまわないんで『希望』にすがり付いて生きてみようかな、とそんな殊勝なことをこの本を読んで思いました。
ま、こういう本でも読まないとやっていけないけないわけでござんすよ。まぁ、明日もがんばっていきまっしょいっ。お後がよろしいようで。
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もうだいぶ前に読み終わっていた本・・・
ちょっと内容は・・・忘れかけている・・・
一昨年、キャリコンの講座に通ってる時に先生に聞いたお勧め本
何冊かあった中、玄田先生の本もありました
正直、もっとお年を召した先生なのかとずっと思っていたら
意外に?意外?(笑)1964年生まれで想像よりもずっとお若い方でした
この新書には玄田先生自らポーズをとってる写真もあってね(笑)
この本の中で希望とは4つの柱からなっていると玄田先生はおしゃっています
①気持ち
②何か
③実現
④行動
Hope is Wish for Something to Come True by Action
希望が見つからない時、この4本の柱のうちどれかが欠けていると・・・
この本を読んでいた時、ふんふんと思いながら読み進めていたけど
数週間前に起こった大災害を思うと、今もなお被災地にいる人たちの事を思うと
「希望」ってなんだろう?って思う・・・
あの場所にいる人たちに「希望」を持ってなんて言えるのだろうか・・・
「おわりに」で
希望は与えられるものではなく、自分で(もしくは自分たちで)つくり出すもの・・・
と書かれています
私もそうだと思います、与えられるものではないと・・・
でも今、やっぱり「希望」という名の力を世界各地から集めて被災地に送りたいと思うのです
それが与えられた希望であっても、少しだけ、ほんの少しだけ前向きな気持ちになれたら
それだけで良いと思うのです・・・
そうやって「希望」が世界を循環していけば良いのに・・・
いつのタイミングで読むかによって感じ方も変わってくるんだな・・・
もう1回、今のタイミングで読みなおしたいな
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希望の定義とは、
Hope is a Wish for Something to Come True by Action
であり、行動によって実現させたい何かを求めることだそうだ。
本書ではこのような希望の定義から始まり、仏教やキリスト教の希望に対する考え方が解説されたり、仕事に関する希望が多いことは日本特有の現象であることがデータを基に説明されている。
また、Weak tiesやセレンディピティなど最近よく耳にする用語も頻繁に出てきて興味深く読むことができた。
後半の希望の物語性では、希望を抱き挫折することを繰り返すことによって新たな希望を抱き続けることができるという部分は、なるほどなと思いながら読めた。