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三河物語のコンメンタール。大久保忠隣の生涯を軸に江戸時代初頭までを、描く。時折でる佐藤さんの洞察コメントがスパイスが効いていて心地よい。
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帯文:”上様の意向に背くとも、上様のことを思うなら。” ”時の将軍、家康にも真っ向から逆らった 「天下の御意見番」大久保彦左衛門 その著者『三河物語』から侍の矜持を描く、直木賞作家による歴史長編!” ”『三河物語』を紐解き見えてくるのは、 現代人の心を引き締める武士の生き様。”
目次:孤立する城、信長との同盟、信康自刃、上田での敗走、丸裸の城、遺る方ない憤懣
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書き下ろし作品
「天下の御意見番」と称された大久保彦左衛門忠教が息子たちのために書き遺した「三河物語」を、他の史料と校合することによって彦左衛門の考え方や気持ちを浮き彫りにした作品。小説ではない。
家康以前から仕えた譜代の三河侍たちや、一族の者が万石以上の大名に取り立てられたのに、歯に衣着せぬ物言いからか家康と秀忠からは1千石と冷遇され、家光の時代にやっと2千石に加増されて若い将軍に昔話を聞かせるようになったからなのか、武辺一筋の一刻者の面目躍如の訓話を書き遺している。
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2024.4.18完了
大久保忠教の口頭資料集といったところ。序盤は珍しさから面白かったが、徳川家・大久保家をひたすら追ったところは周知の通りなのであまり面白みがない。
徳川の繁栄は知るところだが、大久保一族の隆盛はさして面白くない。ただゲームのお陰で知っている人物が多い事には助かる。