紙の本
一番好きな児童文学
2015/10/25 13:32
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投稿者:ミィ - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は勿論面白いですが、翻訳された秘密の花園の中でも岩波書店から出されたこちらが一番好きです。
主人公の名前が「メアリ」と訳されているというのもありますし、日本語が綺麗で分かりやすいと感じました。
また挿絵も好みなので秘密の花園好きとして文句無しの☆5です。
紙の本
秘密、という言葉に魅かれるのはなぜ?
2023/10/31 10:42
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
外国のお屋敷はやたらと大きいし広い。何やら秘密めいたものがありそうですね。さらに、庭には開かずの場所が。これはもう子供たちにとって興味をそそられること請け合いです。
紙の本
バーネットの名作。
2015/09/11 05:23
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投稿者:ゆゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公メアリは「つむじまがりのメアリさん」と言われてしまうようなかわいげの無い女の子ですが、秘密の庭を見つけたことで変化していきます。ーーーーかなり原作に近い文章でくわしく状況を把握できます。ちいさな不思議な出来事をメアリと一緒に探索しているような気分にさせられます。これは上巻なので下巻も合わせて読むことをおすすめします。
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This is the Japanese translation of "The Secret Garden," which I had never read in English. For some reason, I read both volumes this rather lengthy and uneventful story while still in high school. I remember that's where I first encountered the word "ijiwaru" (being mean).
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NHKでアニメもやったし、映画にも何度かなっているはず。とくに映画は庭の映像が美しい。わくわくします。個人的に主人公メアリーの性格がとても好みなので今でも好きなんだろうなぁ。
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小学生のとき大好きだった本。
また読みたいな〜 いろんな出版社のがありますが、小学生の時に読んだのがたしか岩波文庫のでした。
お庭いじりしたくなります
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私が少女時代に姉の本棚から見つけた1冊。
おちゃめなふたごのせいで(笑)イギリスに傾倒していた
私が、次にふれたイギリスの作品だったのがこれ。
秘密の花園。
ただそれだけでもドキドキするに決まっている。
自分も見つけたくてしょうがなかった。
手に入れたくてしょうがないままこの年になった。
日が照っている。それは魔法。
花が育っていく、根がのびていく。
それは魔法。
生きていることは魔法、強くなることも魔法。
魔法はぼくのなかにある。
魔法はみんなのなかにある。
素晴らしい一節だと思った。
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この物語は基本的には「物質的にはそこそこ恵まれていたものの放っておかれた子供」(≒メアリ & コリン)がムーアの自然やら庭仕事やら友達によって再生していく物語なんだけど、子供時代の KiKi はそれもこれも「秘密の花園」な~んていう素晴らしいパラダイスがあったからこその恩恵・・・・というような読み方をしていたところが無きにしも非ず・・・・だったように思うんですよ。 少なくとも KiKi の実家には庭はあったけれど塀で囲まれていたり大木があったりしたわけじゃなかったし・・・・・。 そういう意味では「羨ましがりながら」読んでいたようなところがあるんですよね~。
でもね、今回、この年齢になって再読してみて思ったことは、「秘密の花園」とメアリとコリンは言ってみれば同じものだったんだなぁ・・・・と。 10年間も鍵をかけられ放置されたままの庭も、インドで育った時代に召使いはいても両親との触れ合いや友達もなく育ったメアリも、幼くして母親を失い父親からもある意味で疎まれて寝たきり状態のコリンも、もっと言えば最愛の妻を失った空虚感に支配され続け子供をどう扱っていいのかわからず偏屈になってしまっていたコリンの父親であるクレイヴンさんも、皆が同じ・・・・・。 誰もがすさぶに任せていたような時間を過ごしていたものだったんだなぁ・・・・と。
ある意味で何らかの壁(というより境界線)を作って、自分に閉じこもり、「生きている」実感を伴わない時間を過ごすことによって、周りが見えなくなり、人が見えなくなり、挙句自分も見えなくなっていく負のスパイラル。 それでも本人が気が付かないところで必死で生き延びようとしている何かがある・・・・。 そんなことを感じました。 そういう意味では「孤独」というのものはコリンの言い方を借りれば「悪い魔法」を自分で自分にかけているだけなのかもしれません。
(全文はブログにて)
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図書館の児童サービス担当になって、
児童書にかかわる人にすすめられる事が多かったうちの一冊。
「実は読んでません…」と小さい声で言い続けていたのが、
この正月にやっと読めた。
両親に愛されず、ひねくれて育った女の子メアリー。
物語の始まりのころ、インド人の召使いに投げつける言葉は本当に憎たらしい。
しかし両親の病死をきっかけに、イギリスの伯父のうちに引き取られ、
秘密の庭や、皆に愛される少年、またかつての自分とそっくりにひねくれているいとこと出会ううち、明るく前向きに成長していく。
でも、あらすじを追っても、良さは伝わらない。
細かく丁寧な物語の描写はメアリがなぜひねくれた子どもから皆に愛されれる子どもになったのか、周りの大人たちがどんな風に子どもたちと接したのか、読み手に分かりやすく伝えてくれる。時に挟まれるバーネットの深い言葉も合わさって、生きて人と関わる喜び、人生の希望といった素晴らしい宝物を、子どもたちは見つけていくのだと思う。
子どものときに出会っていたかった素晴らしい本。
よく、子どもの本の選び方で、
「名作のあらすじだけを追ったダイジェスト版」はよくない
と言われるわけを実感した一冊だ。
不朽の名作!!
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小学生の頃に買って貰った宝物。親に見向きもされずメイド達に甘やかされて意固地で我儘で自分が『孤独』という事にも気付いていなかった少女、同じく親に見放され腫れものを触るように扱われて自分は重い病気だと思い込んでいる寂しい少年…優しい人に触れ、自然に触れて心を開き、力を合わせて10年間放置され荒れていた庭を蘇えらせる…最後はもちろんハッピーエンド。何の捻りも無いけれど、心温まる素敵な物語。大好き(^O^)/
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私の、児童書ベストワンです!
富豪の家に生まれながら誰にも愛されず我が儘でひねくれ者に育ったメアリは、ある日突然、両親の病死で叔父の豪邸に移り住む。叔父は愛する妻が出産の際に命を落としたショックに立ち直れず、産まれたばかりの息子にも向き合えず旅を続ける。息子のコリンは未熟児として産まれ、このまま背中が曲がり短命だろうと医師から言われて育ち、ベッドの上で情緒不安定に育っていた。 ある日、メアリは鍵のかかった庭を見つけ、植物や小鳥達、またそれらの世話をするディッコンと出会い、それを秘密の庭にして、苗を育て庭を再生しようと、生き生きと過ごし始める。そして、屋敷の中でわめき声のする部屋を見つけてコリンと出会う。。
キラキラと眩しい陽の光と大地に根差している植物。それを慈しみ、手にかければかけるほど素晴らしくなっていく庭に喜びを覚えながら、自分達も気付かぬうちに健康に成長していく子供たち。最後、傷心の叔父も、旅先で小さな花に目が止まり「私は庭にいます」という亡き妻の声が聞こえ、ディッコンの母から届いた「ぜひお帰りください」という手紙に後押しされ帰宅する。ここから私はドキドキが止まりませんでした。息子コリンとの再会は待望の結末。
素晴らしい。
ややもすると陰気な設定ですが、作者のバーネットはとてもキュートな方だと文体から感じ取れるほど、陰湿さは微塵も感じません。自然の、人間の生命力がキラキラ溢れた傑作です。読まずに終わらなくて良かった。
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上・下巻。映画の方が好みだが、原作はディコンの描写が詳しい。ディコンの動物たちとのかかわり方やヨークシャー弁など。
読んだのは岩波、所持品は福音館文庫。
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この本、バーネットの名作なんです。岩波少年文庫では、上、下とあります。
この本を読んだきっかけは、ロアルド・ダール作、「マチルダは小さな大天才」のマチルダが好きだといっていたからです。本当にあるとは思っていなかったので、お母さんに紹介された時、びっくりしました。実際に読んでみると面白かったので、下も読みました。
植物が生き生きと、生まれ変わっていくのが、感動的でした。
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子どものころに大好きだった「秘密の花園」。梨木果歩さんの「秘密の花園ノート」で新たな面を知ったこと、そこに記された山内玲子さんによる新訳のマーサやディコンの訛りに興味を惹かれたこと、また、金井美恵子「噂の娘」でインド時代のメアリのあれこれがかなり詳しく記されていたのでどこまでが金井さんのフィクションなのか知りたかったこと、などから、岩波少年文庫版を読んでみました。で・・・そっかぁ〜〜、と、子どものころには気付かなかった人間関係や、メアリの背景が面白くてね。また、山内さんの訳されたヨークシャー訛りが、実に優しく素敵なもので、とてもしっくりと読めたのが嬉しかったです。(「〜〜じゃけぇね」とか、「〜〜しとりんなさる」とか。)インド時代のメアリの話も興味津津で読めました。うん、やっぱり金井さんは意地悪だ・・(*^_^*) なんて。これはまた、「噂の娘」を読みかえさなければ。
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小学校低学年向け。っていうだけで済ますのは、すこしもったいない!
主人公メアリのキャラクターと、自然と愛情に癒されていく様子がすごく清涼感あふれるw
自分っていう孤独な存在を、メアリは象徴しているのかも。自然と愛情は私が求めるものそのものじゃないか!
現代社会で頑張る皆さん、よんでみましょう。