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『言の葉の庭』を読んで凄まじく昂ぶったため、新海誠に浸りたくて、以前購入していたマンガを読了。ちょっと絵が好みじゃなかったかな。ちょこちょこ変えてはいますが、小説版をなぞらえた感じです。最後の水野理紗とのエピソードが少し細かく書かれていて、アニメよりは小説版寄りな感じでした。小説にもなかった明里との思い出の場所、栃木県は岩舟に行くシーンなんてあるし。
で、何よりも一番の大きな違いは、ラストに高校時代の同級生、澄田花苗のその後が描かれていること。遠野貴樹メインの話ですから、澄田花苗は通過点で終わってしまっていたんだけど、ココでちょっと報われた感じ?高校時代は花苗目線で進むから、あの終わり方は不憫というか気にはなってはいたのですよね。その後どうなったんだろう、なんて。それがマンガではしっかり描かれています。そして、最後の最後は再会を。ちょっとうれしかったですねえ。
それにしても大人の貴樹はどんだけヘタレやねん、って感じ。岩舟まで行って電車降りないとか・・・ひどすぎる。小説版よりちょっとイメージ悪く書かれています。水野理沙がフォローしてくれていますけどね。というか、周りの女性が良い人過ぎるし・・・
澄田花苗の後日譚が読めるということで、アニメ,小説を見ていても、楽しめます。それぞれ表現力の違いで別の面を表わしていて、どれでも楽しめた作品でした。メディアミックスとしてはうまくいったんだと思います。少なくとも一視聴者,一読者としては1粒で3度おいしいみたいな。
やっぱ言の葉の庭のアニメも見るべきか・・・
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「秒速5センチメートル」の映画を見て、小説を読んで、落ち込んだ。
そこでコミックを読めば救われると聞き、読んでみたが、やはり落ち込んだ。
私は今は高校生で、この物語をとても悲しいものだと感じたが、大人になるにつれてそう感じなくなってしまう気がする。
大人になるということは、妥協が上手くなるということなのだろうか。
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人物の息づかいが聞こえるほどの巧みな心情描写を噛み締めながら読み進めると、いつの間にか胸がいっぱいになっていた。
自分の心の歩調に合わせて物語が進んでいくのは、マンガならではの魅力でした。
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アニメを見ただけでは分からなかった、自分の心にできた感情の輪郭が、このマンガを読んだら少しはっきりとした。絵の綺麗さは原作に敵わないけど、マンガらしく、絵と言葉のミックスで見た人に世界を伝える事ができていると思います。