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う、うわぁ……。
論理的に緻密にがっつりと構築されている世界。
天才というより努力家、しかも、ものすごい努力に努力を積み重ねている。
実に真摯に構造に取り組んでいるなぁと。
プロとしてこうあるのは正しいと思うけれど。
年を取り、いつしか全力を出せない時期が来る訳で、そんなときにどんな工夫をするのか。これから先はどうなっていくのか、楽しみでもあるなぁと。
しかし。チケット取れたこと無いので、舞台を生で見たこと無いんだけどね!
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「小林賢太郎という職業」という言葉が印象的。テレビで観た彼のラジオ体操第1に大爆笑して以来、いつか舞台を観たいと思っている。
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プロ意識の高さ、仕事の緻密さに溢れた一冊。自分の仕事に誇りを持つなら、頑張るのならここまで目指したいと思える。
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発売されてすぐに買ったけれど、『ポツネン』のチケットが取れたクリスマスイブまで読まずに取っておいた。すぐに読み終わっちゃいそうだったから。案の定、電車の中と劇場での開幕待ちの間で読み終わってしまった。
はっきり言って、読み物としては全く面白くない。小林賢太郎という人物と彼の仕事を全く知らない人にとってはほぼ無意味な一冊。部分部分で「いいこと言ってるな~」という感想は抱かしめても、「だから何?」ってなもんじゃないだろうか。そこのところが「説明のいらない、誰にでもわかるものを目指している」という彼自身の言葉と見事に矛盾していて面白い。私は小林賢太郎のアートに心酔しきっているファンだけれども、盲信はしていないので、「これ、絶対本音と違うよね」という文章が多々あってニヤリとしてしまった。彼、心の奥底では絶対に確信的に「わかる人だけわかればいい」と思ってるよね。でなきゃ観客に努力を求めるわけないじゃないか。
この本に書いてあるような真面目一本やりの単純な人格じゃないよ、彼は。人を騙してドヤ顔するのが大好きなヤツなんだから。そういうところがたまらなく好きだ。私が彼を好きなのにはそういう理由がある。なので彼の舞台作品はこれからもずっと観に行くだろう。ラーメンズのホームともいうべき古色蒼然たる本多劇場の狭くてボロい座席の前から2列目で観た「小林賢太郎」は素晴らしかった。史上最高のクリスマス!
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コバケンらしい、洗練された言葉選びによる文章で、楽しく且つ説得力があった。本人が静かに語っているのを聞いているような感覚になる。舞台同様、自分の背中を押してくれるようなヒントやエネルギーをもらえた。作品をよりよいものにするためのこだわりについて、へぇ!と思いながら、共感しながら、時に自戒しながら読み、ますますコバケンが好きになった。舞台作品など、また観に行きたくなる。
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ラーメンズの小林賢太郎が著者。
芸術センスの無い私にとって、幅広いジャンルに芸術的センスを展開している彼が書いた本。どういう考えで創作活動を行っているのか興味があり読んでみた。
芸術といっても舞台が主で、プロ意識で臨んでいる。
そのためにはまず自分のセンスを磨くために投資を行い、自己研鑽を行っていた。
芸術にかぎらず、プロの職人といったところだ。
そういうことを考えると、サラリーマンでもプロ意識を持っていくことも同じことなんだろう。
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これ、偶然読んだ本なのですが、読んでよかった。まさにプロフェッショナル、と思わせる内容でした。著者の鬼気迫る文章を読んだあとだと、装丁、タイトルの飾り気のなさが内容と合っているなぁと思う。
このひとは演劇畑でこういう生き方をしているんやろうけど、この本に書かれていることはどんな仕事、どんな生き方にも通じてくるはず。また、読もう。
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賢太郎さんはなんだか松浦弥太郎さんみたいになってきているような。「ご立派です」としか言いようがない。
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簡潔で知的でユーモラスで…どんな言葉もこの世界を表現するのになんだかしっくりきませんが、文字の中にはあのコントの世界そのままが広がっていました。
この方はまさに、ストイックでプロに徹するアーティストだなとエピソードが重ねられる度に実感しました。
考えて考えて、考え抜く。普段なかなかできないでいる想像を広げたくなりました。そして、また舞台を見に行きたくなる一冊でした。
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ラーメンズで知られる小林さんの書籍。
なんかふとタイトルに感情が符合したのか、手に取ってみた。
アーティスト、クリエイターなどと呼ばれる人は数多くいれど、小林さんはすごくストイックに作品に対して追求を行っている様が本書から読み取れた。
実は私もここ数年、今まではまったく接点のない舞台という場所を知人の出演をきっかけに何度か行く機会があって、その稽古の内情や実際の演技を見る事ですごく勉強になったという経験があり、本書は非常に興味深い内容だった。
ラーメンズというコンビは知っており、学生時代に一部の知人は熱狂的だったが、ミーハー色の強かった僕はあまりちゃんと見た事がなかった。
でも、その当時のTVを通したメディア虚像の葛藤に関しても記載があり、当時何かしら情報を入れなかった事はある意味でよかったのかもしれない。
興味が湧いたので、直近の舞台スケジュールを確認したが、チケット取れないっぽい。
機会を作って小林さんの舞台を真摯に受け止めにいきたいと思える良書だった。
今の個人的なチャレンジともミッシングリンクしており、とても良かった。
■目次
小林賢太郎という職業
「面白い」の領域は無限
つくり方をつくる
テレビにはあんまり出ないようにしています
小林賢太郎は劇場にいます
予備知識のいらない笑いであること
人を傷つけない笑いであること
耐久性のある作品であるために時代を反映させない
情報を制限して、観客のパーソナルに入り込む
アイデアは思いつくというよりたどりつくもの〔ほか〕
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うちはうち、よそはよそを否定的な意味にも当てはめるのは目から鱗でした。同じ職場内の仕事の出来についちゃんとやれよって思ってしまうことがあるのだけど、自分は自分、よそはよそと言い聞かせることにしますw
ここまで個人にこだわるのになんでラーメンズを組んだのかは書かれてなくて残念。あくまでこの本は小林賢太郎の本なのですね。
子供の頃からやりたいことが明確でひたすら貫いていてすごいなぁ。想像以上にストイックでプロフェッショナルなお方でした。本当にものづくりのために生まれてきたって感じ。
私は職人気質でもアーティストでもないけど、人として自分の成長のために取り入れたい部分がありました。
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帯文:”アイデアは思いつくというよりたどりつくもの” ”面白くて、美しくて、不思議であるための、99の思考。”
目次:小林賢太郎という職業、「面白い」の領域は無限、つくり方をつくる、テレビにはあんまり出ないようにしています、小林賢太郎は劇場にいます、予備知識のいらない笑いであること、人を傷つけない笑いであること、耐久性のある作品であるために時代を反映させない、…他
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自分の仕事と重なる部分があったため、
上司の推薦があったため読んでみた。
複雑な表現がないため1時間ちょいくらいでライトに読めました。
引用に登録した部分は参考になったと思います。
何年かしたらもう一度読み返してみたいです。
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63僕がコントや演劇のために考えていること 小林賢太郎
・特別なものを作る時、どんな点が特別なのかを普通の視点から見る必要がある
・経験と環境にお金を使う
・我慢ではなく努力、後悔ではなく反省
→ではなく構文を使うと名言っぽい
・ウケると売れると有名になるを分けて考える→有名税
@cpa_1992
・顔を出して仕事するなら、誰にどんな風に知ってもらいたいかを意識
・お笑いや演劇等のカルチャーを語りたがる人はマニアックだと思われたい願望
・セリフは覚えるのではなく、知っている状態にする→覚えることが目的ではなく、使いこなすことが目的
:場面ごとに見出し
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いろいろなヒントをもらいました。
「たとえば、ジャムのフタが半開きになっていたら誰が閉め忘れたのかをしらべるのではなく、なぜジャムは逃げようとしたのかを想像するんです。」