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小林賢太郎を知ったのはラーメンズのコントを見たのがきっかけだった。とにかくテレビで見るお笑い芸人のネタとは質が違うと感じた。一つ一つのコントが練りに練られていて、どれだけの熱量を込めたらこんな作品ができるのだろうと圧倒された。この本にはラーメンズを含めて小林賢太郎の仕事への向き合い方が書かれている。真似しようと思ってもとてもできないが、プロフェッショナルな姿勢は刺激になる。テレビにあまり出ないことやシンプルなセット&服装にも彼の考えがしっかりあって、それを知ると今まで見ていたコントも見方がまた違ってくる。
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小林氏と自身が職業であるというそのものがよくわかる作品。わたしは自分自身が職業であるとは言い切れかねますが、4月のこの時期、いろいろはじまったり見つめ直したりの季節におもしろい本かもしれません。舞台また観たくなりました。
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自分が何を好きで、何故好きなのか。単純に一つの理由がある訳じゃない。自己顕示欲とか表現欲とか。認められたい欲とか。
自分の事を考えるきっかけをくれました。
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「面白くて、美しくて、不思議であること」を目指す劇作家小林賢太郎さんの至言集。 「なんとなく」ではなく、しっかりと自分の考えをもって、自分を貫く賢太郎さんの生き方は本当にかっこいいなと思いました。コントや演劇は実際に見たことがなかったけれど、賢太郎さんのコントや演劇に対する姿勢は、それ以外の職業や自分自身の生き方のあり方を教えてくれている気がします。いろいろ失敗して、苦しんだり悩んだりするけれど、「後悔」じゃなくて「反省」して努力しつづけよう、と前向きな気持ちになることができました。
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これはPJ毎に読み直す本
・難しい方を選ぶ
・何をやるか
– 目の前の作品を良くすること
– 自分のレベルを上げること
・人のせいにしない(自分がどうありたいか)
・想像筋は調べないことで鍛えられる
– 何か分からないことがあったら、いったん想像してみる
・セリフは一文字でも少なくする
・あってもなくてもいいものは、無い方がいい
・表現力とはコミュニケーション能力
– 受け取る相手のことを考えること
・優秀なパフォーマーは自分を客観視できる
– どう見えているか
– どう聞こえているか
– どう解釈しているか
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演劇の心得、みたいな。
テレビに出ない理由。テレビのことを上だと認識していないか?という指摘。予備知識のいらない作品であること。風化させないために時事ネタは使わない…などなど。
まず構造から考えて行って、笑いの仕組みを使ってから肉付けしていく。
セルフブランディングの話1/3、演劇、コントの作り方1/3、心構え1/3というところでしょうか…かなり乱暴な区分ですが。
912
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若くて、アーティスト志望、という人がこの頃安易に使いがちなのが「やりたいことをやる」という言い回しであることがずっと引っかかっていた。そういう人達の言う「やりたいこと」は悪い意味でのワガママとか甘えとか幼稚な部分を含んでいることが圧倒的に多いから。
だから、「やりたいことをやる」とは具体的にどういうことか?を、言葉で説明できることを以ってきちんと使っている小林賢太郎の作品作り論仕事論として説得力がある内容だった。
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小林賢太郎さんの舞台は中々チケットが取れないので、自分も一回しか観れてない。
彼の舞台を観ても、そして本書を読んで改めて感じるのは、物事の本質を見ようとしている、そして見ている。
そして多面的に捉えようとしているんだなと思う。
だから彼の作品にはインテリジェンスを感じるのかな。
それにこれだけ自分の事を客観的に表現できるのは凄い。
それに比べて自分はダークサイドが多すぎるなんて事を思ってしまったり。
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小林賢太郎氏の覚悟を理解するための一冊。
「つくることは生きること」これ良いですね。まさにWork as Life。
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2、3ツイート分くらいのちょっとした考えが羅列されている。
ボイスパーカッションみたいな音の地名を発見し、他に同様の地名がないか片っ端から調べたというエピソードが独特。
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職業: 小林賢太郎。お笑いへの思い、つくることへの情熱、あの素晴らしいコントや舞台がどのように生み出されたのかを「考えていること」を通して見せてくれるエッセイ。磨かれて選び抜かれたことばは作品と同じくらいシンプルなのに深い。読んでますます好きになった。
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ラーメンズさんのコントは何本かyoutubeで見たことがありましたが、小林賢太郎さんのお人柄やお考えがよく理解できました。
さて、本書はそんな小林賢太郎さんの作品づくりへの想いや表現者論が書かれた一冊です。私は芸術とは遠い仕事をしていますが、どこか共通するところもあると感じており、色々と学びの多い一冊となりました。
【メモ】
・アイデアは思いつくというよりたどりつくもの。日常のすべてにたどりつくためのヒントが隠されている
・自分は何が好きなのかを知り、なぜ好きなのかまで考える
・経験と環境にお金を使う。取材や芸術鑑賞には出費を惜しまない。自分のアトリエは自分で設計
・朝6時から1時間30分に集中力を要する頭脳労働をする
・何かに興味を持ったら、できるだけ経験を伴うようにする。経験すれば、なにかしら自分の感情が動く
・30歳までは貯金せず、自己投資。30歳を過ぎてから効いてきた。
・40歳までは下積み
・自分は「芸で食ってる」と言うためにアルバイトを辞めた。これによって「憧れ」は「覚悟」に変わった
・エンターテインメントの役割は幸せになろうとする人の手助けをすること
・つくることは生きること
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2023:05
ラーメンズは僕が好きな芸人だ。
その天才小林賢太郎の書いた本、小林賢太郎がいかに合理的で世間的には変わっている人間かがわかる本だった。
全てにタイトルがありタイトルの意味を羅列する構成。
面白いとか面白くないとか本の内容を総評はできない、なぜなら小林賢太郎のことのみしか書いてないから。