投稿元:
レビューを見る
【「受ける依頼は一言だけ、報酬はお酒」とある居酒屋にいるという神様の探偵――】
東京都某所の隠れた名店、居酒屋「とりい」には神様の探偵さんが居着いている――。
金髪碧眼にライダースジャケットを羽織った酔っ払いのロクデナシ美女、葛城コトハ。
その正体は、古代より託宣の神として祀られた「葛城の一言主の大神」の成れの果て。暖簾という名の「鳥居」をくぐり、御神酒代わりのビールと焼酎を報酬として振る舞えば、彼女はどんな難題でも答えを導いてくれる。
――ただし、受ける依頼は、「一言」だけに限ります。
ポジティブ&脳天気な元神様と、苦労人の店主が織りなす、季節の料理と日常の謎をどうぞ。
投稿元:
レビューを見る
楽しかった~。
コトハと雄里の掛け合いに、大笑い。
最高のコンビだわ。
コトハの鎖が解けた時のことが気にはなるけれど、
しばらくは、ああしてあの居酒屋とりいで探偵を
やっていてほしい。
お酒が報酬だなんて、しかも、雄里の居酒屋で
おいしいお料理つき(笑)
もたらされる事件は、物騒に見えて、実際はそう
でもないし。
笹部さんの正体にはコケた(笑)
何気にただ者じゃない妙さんもいい感じ。
とりいを開いた経緯も、詳細が知りたいし、何より
コトハたちにまた会いたいので、シリーズ化希望。
投稿元:
レビューを見る
初読み作家さん。残念ながら合わなかった…。コトハのキャラがイメージできない。男性容姿ならまだしも…。残念でした。
投稿元:
レビューを見る
本来の力を失った神様と人の青年との物語は、最初ちょっと「神様の御用人」を連想してしまったけど、中身はかなり違った。
いわゆる軽ミステリー。
元・一言主神のコトハが探偵で料理人の青年がワトソン役なんだけど、ぶっちゃけ、その設定が全く生かされてないよなあ。
謎解きにコトハが神様である必要は全くないし、折角女性なのに男言葉もあって、別に男でもよかったんじゃないだろうか。
いやまあ、物語としてはちゃんと楽しめるので、良いんだけど。
なんだか、ミステリーとしても神と人との関係を描くにしても、もう一つ中途半端になってしまった気がする。
そこが残念かな。
投稿元:
レビューを見る
飲み屋『とりい』で合言葉を伝えると
なんでも解決してくれる探偵が出てくる。
主人公の周りは、うっかり頭を叩きたくなるような
愉快な存在が多いな、と思える連続短編、でした。
唯一つながりが、というか、別場所で解決しているのが
最初の話の依頼かと。
結局そんなものだよな、です。
家族愛的なものがちらほらと出てきているので
それが全体の軸、だったのかも知れません。
犬のごはんも面白かったですが、一番想像して面白いのは
追いかけっこをする羽目になった、教授と秘書、かとw