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一触即発の赤燕の国と白三日月の国
両国の戦争を止めるすべはないのか?
和平の道を模索しながらも解決策がないままに
請け負った護衛の任務から
避けられない運命の流れへと呑み込まれていくのだったーー
*****
3巻打ち切り、のようなことが調べたら出てきたので
悲壮な気持ちで読み始めたのだけど
全くそんなことはなかった
誰だ打ち切りなんて言ったのは
これだからネットの情報などあてにならない!
内容についてはあまり触れないでおきたいのだけど
本当にどっしりとしたハイファンタジーだった
1、2巻の感想でも、一から設定のされた緻密な世界がすごい!
言血をめぐる世界の在り方が
未知のものなので映像としては少しイメージしにくいながらも、確かに理解はできて
そういうものだ、と感じ取れるところが
本当にうまいなぁと
悲しみの果てで他国へと亡命し、けれども託された願いの故に
全てを捨てることができずにいる
そんな彼らの選んだ道の先はどこへと繋がるのか
最後まで共に旅してほしい
(こう言っては元も子もないけど、レーベルが違えばもっと良かったのにと思う…レーベルで損してる気がする…萌えとかエロとかギャグを求めるような客層に合わなかったのでは…)