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ー 警職法は法律です。法律は国会が作る。つまり、国民の代表が作る。作られた法律というのは、だから、国民の意思です。なら職務質問ができるというのは、国民の意思です。国民が与えた力です。
力があって、使うことが許されたとき、それを使わないのは不適正というより、既に不正義です。裏切りです。そんなことをやっていれば、国民は、力を与える価値がないと諦め、呆れ、愛想を尽かして力を取り上げる。プロとして恥ですし、裏切者として恥です ー
新任巡査が一人前の巡査になるまでの成長を描くビルドゥングスロマンかと思いきや、いきなりのミステリ。
研修期間が終わりかかり安心しきったまさにその直後からの怒涛の展開はまさに圧巻。
“すべては地続き”という繰り返されるフレーズの真の意味が凄い。本流が何だったのか気付かせない構成に感激。
終盤からの伏線回収が凄まじ過ぎて震える。
とにかく面白いのと、すべての組織の“新人”が読むべき素晴らしい教養小説にもなっている。“新人”がどうあるべきか、教えてくれる作品。社会人になる前に読みたかったなぁ〜。
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この作者の作品を初めて読んだ。長い、ひたすら長い。むやみに長い。モットサッと進めても良いと思う。表現や設定が細かい。だからリアリティな作品と言う事なのだろうが、そう意味では、確かに巡査になるまで過程や仕事の内容が凄くわかって勉強になった。サスペンス作品と言う意味での内容では、これも面白かった。主人公のライトが刺され、ほぼ死亡に近い傷を負う。そしてアキラも。そしてその犯人は何と……。なかなか内容は素晴らしい。だからもっと展開を早くして欲しかった。とにかく長い。長い!
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⑰結局450ページ(70%)読んで止めた。ちょっと同じような繰り返しがあるような。別の積読本の圧縮に当てることにする。
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やっと読み終わった…という印象。
面白さを感じなかったとかそういうことではなく、警察の組織・仕事など事細かに書いており、凄いページ数で中々読み終えなかった。作者凄い。
ミステリかと思い読んでいたが、これはお仕事小説かとなり、その後え!と思わせる事件が…。
凄いページ数でも読み進めることが出来ました。
いやしかし、事件があまりにも悲惨な事件で…