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バブルを引きずっている人たちの話。いつもONとか、タヨリさんの美意識とか女性が見習うべきことが沢山あった。
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仕事もプライベートも楽しく充実、まさに独身を謳歌しているハイミスの主人公。なんでも「アラヨッ」と軽く飛び越すような姿勢、うじうじ悩んだりこだわったりしない姿勢、それは見習いたいなあと。こんなふうに自分で自分を幸せにすることが大切なんだなあと。ただ、この主人公モテすぎでは? なんかその辺が現実離れしているような? いや、こういう性格でいるとモテるっていうことか。まあ、おとぎ話っぽくていいかも。
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タヨリさん大好き!「アラヨッ」のかけ声もスキ。
もう3回くらい読み返してる。何度読んでもたのしい。
タヨリさんのたくましさ、お茶目さ、面白さ。たのもしい!
自分に元気がなくなってくると読みたくなる小説です。
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ニットデザイナーのタヨリさんは自家製化粧水、タヨリ水とこだわりフレーズ“アラヨッ”のおかげでお肌ピカピカ、年齢も20~35歳まで自由自在にサバが読めちゃう魅力的な独身女性。
彼女のキラキラ独身ライフ。
連作長編小説。
平成2年に単行本が出版された作品、18年くらい前ということになるので、若干、時代を感じます。
主人公のタヨリさんとその同世代の独身女性を“ハイミス”と表現しているのですが、言わなくなった、死語である、というより、その単語自体実際に使ったことがない…。
ネットで調べると、“婚期を過ぎた未婚の女性”とのこと。
新潮社の本紹介のページでも“元祖「負け犬」小説”と評してありましたが、そういうことかぁ。
しかし、35歳なのに、20歳でも通るなんて、タヨリさんは何てオンナノヒトなのだろうか、とただただ感心。
「『こだわりフレーズ』を持たないシングル女は、タチの悪い背後霊のよう」とタヨリさんは考える。
“こだわりフレーズ”とは、“生活信条”や“人生観”のようなものらしく、気持ちを切り替えたりする時にとなえる魔法のことば。
タヨリさんの場合は“アラヨッ”。
この“かけ声”で様々なことを乗り切るのだ。
彼女の友人たちそれぞれの“こだわりフレーズ”もそれぞれ個性が出ていて、面白い。
友人たちのフレーズを読んでいると、これって、座右の銘みたいなものなのかな…と思う。
何だか、楽しそう。
色んな男のひとと出会い、そのひとに合わせて年齢が変わったり、キャラクタが変わったり。
からりと、じっくりと、恋愛を楽しむタヨリさん。
いきいきしている彼女の姿に、同性としても、本当に「ほぉ~」と感じる。
男性はぽかんとしてしまうかもしれない、タヨリさんの奔放ぶりに。
アホやけれど、愛しいなぁ、男って。
全ての男性をそんな風に思っているんじゃないだろうかと思えてしまうタヨリさん。
いい女、しかし、可愛げのある女。
不思議な魅力の女性でした。
オンナとして、彼女の爪のアカを煎じて飲まなきゃだな…と思う私でありました。