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表紙買いした一冊だったが、思わず一気読み。不老不死の研究から不慮の事故でアンデッドがうまれる。不老不死の研究をした主人公(泉夏樹)が発見した原虫を捕食する菌によってアンデッドから解放されるも、その副作用として現れたのは破滅的な老化。完全な袋小路にはまった夏樹は自ら研究所ごと爆破し、全てを清算しようとするも、奇跡的に助かるが、代償として記憶を無くしていた。そこから始まる物語は同じ研究所で働く黒崎信との共同で生き延びようと闘うも信もアンデッドから原虫に感染する。少しずつ過去の記憶を取り戻しながら信を助けようと試みるも、記憶が完全に蘇っていない夏樹は破滅的な老化という副作用に気づかずにワクチンである菌を与え、結果信を死に追いやる。もはやなすすべもない状況から、彼女はたった1人で破滅的な老化を抑制すべく研究を再開する。35年の孤独な研究の末に原虫と菌のバランスを保つことを発見するが、それは不老不死の完成を意味することに。時の権力者である総理に利用されることを回避すべく彼女は自らの命を絶つ。
説明
内容紹介
究極のバイオハザードと――怒涛のどんでん返し!! メフィスト賞出身作家・周木律の新境地&渾身、一気読みホラーミステリー誕生。ある県の山中にある大規模製薬会社・平成製薬の研究所で爆発事故が発生。主人公・和泉夏樹はガレキのなかで目を覚ましたが、彼女はすべての記憶を失っていた。崩れ落ちた施設、くすぶる炎、視界をさえぎる煙とチリ……何が起きたかわからないままその場を避難した夏樹は、同じく爆発から生き残っていた研究者の信と出会う。彼もまた夏樹と同じ製薬会社の社員であったが、この事故の発生理由を知っているわけではないようだ。ふたりの他にも、わずかながら生き残った人々はいた――治験のバイトに来ていた羽田と小室井、警備員の蝉塚らとともに脱出を試みる夏樹と信。しかし、彼女らの前にあらわれたのは人ならざる人――。食人鬼と化したかつての同僚たちだった!? 倒しても倒しても、立ち上り、肉をむさぼろうとする「ウェンディゴ」たち。この研究所は、一体何を隠していたのか――!?
内容(「BOOK」データベースより)
山奥の製薬研究所で謎の爆発事故が発生。泉夏樹は一命をとりとめるも全ての記憶を失っていた。研究所の同僚・黒崎ら生き残った仲間と脱出を試みる夏樹だが、その眼前に、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかってきた!?息呑むアクションと隠された禁断の真実…最後の1頁まで驚きの連続!常識を揺るがす究極のバイオホラー×ミステリー。
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理性を失い凶暴化した人々が襲いかかる…って!まさに、ゾンビものじゃないかっ!ってワクワクドキドキしながら読み進めてみると…。そこには人間の究極の欲望が周囲を巻き込みながら、儚く展開されていた。切ない幕引きに、やるせなく胸が痛む。
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展開が早く感じました。
よくあるゾンビ物、という感じ。
映像になったゾンビ達のシーンが目に浮かびました。
私はゾンビパニックホラーが大好きなのですが、どちらかというと細菌の方に焦点を合わせているお話なので、結末は少し他と違う新鮮さがありました。
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もうちょいミステリ要素あるのかなーと思ったけど、どちらかというと「なぜこのような事態になったのか」という謎が最後に判明という感じかな…
夏樹と信の恋愛的やりとりもちょっといきなりな感じだったので、そこが少々残念…
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「眼球堂の殺人」を前に読んだことあって、それのイメージを引きずりながら本作を読んだのが悪かった。そうでなかったら、あ〜エンタメ映画にしやすそうな読みやすい作品だな〜で読了する作品かと思う。
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バイオハザー度が高すぎた。もうちよっとヒネりある方がよい気が。これだとバイオハザード(ゲーム)の方が面白い。
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とりあえず脳の活動を停止した状態で読み進められる内容の薄い話が逆によかった。だからストーリーの良し悪しにもあまり目がいかず、「うん、まあ、そうか」ぐらいの感じで流し読みできる。活字に目を通すことが脳のリラックスに繋がる人ならば、まあ読んでもいいかなと。頭を空っぽにするってのも、大事なんだよね。脳のクレンジング。
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先日BOOKOFFでゲットしたこちら。この装丁に魅了された。周木律さん。ちょいちょいお見かけしていたが読んだのは初めて。なんとなく怪しげで自分好みかなと勝手に妄想。
不死症とは読んで字のごとく、死なない症状なのである。いわゆるゾンビものかなぁと。五十嵐貴久さんのBITERを思い出す。内閣総理大臣も出てくるし。山奥にある研究施設で爆発が起こった。記憶を失くした泉夏樹は生き残った者たちと脱出を試みるのだが、そこには狂暴化した無表情なアンデッドが…。
なかなか面白かったけど、まぁありきたり。まぁ軽め。まぁ最後の方の展開が意外で楽しめた。表紙が素晴らしすぎた。
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奥神谷村という山奥にある村で製薬研究所が爆発事故を起こす。研究員の泉夏樹は一命を取り留めたものの、記憶を無くしてしまう。被験者、同僚ら生き残った仲間と共に脱出を試みるも、理性を失い凶暴化した人々が突如襲いかかってくる。研究所で何が起こったのか、記憶を失った泉夏樹が行っていた研究とは。手に汗握るバイオホラー×ミステリー小説。
総理大臣登場シーンなど物語の設定に疑問を抱く場面が多い印象を受けましたが、読みやすいバイオホラー小説として楽しめました。
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またしても初めての作者さん
とても読みやすく、分厚かったのにほぼ一気読みした
これは完全にバイオハザード小説版
これ系の作品ってよくある内容だから、どんだけ独創性が高いか楽しみだったんだが、まぁ弱かったなぁ…
バイオホラーでも、医療ミステリーでもない中途半端な形に収まってしまったかな
有意義な読書タイムをありがとうございました
この読後感を噛み締めつつ
久々にハイスピードで読むことができた
マンガチックに読みたい人にはオススメ
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あまり読まないのですが作者さんが好きで珍しくゾンビものを。
海外ドラマみたいな展開でどんでん返し!とはいきませんが普段読まないテイストの本だったので面白く読めました。
周期さんの作品は読み進めれば進めるほどどんどんのめり込んでいく文章。軽く読み始めた作品でも最後には面白かったなぁと思えるので毎作品楽しみ♪
読みやすくて内容もわかりやすい、深く考えなくていい作品なので重たい話を読んだ後の箸休めにオススメですね。
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専門用語も特になく全体的に読みやすい。最初だけ読んで寝ようと思ったら最後まで読んでしまった!
よくあるゾンビ物っぽいけど感染症系が好きな私としては楽しく読めた。話の展開はありきたりな感じはあるけど、後半の展開は面白かった。
最後はちょっと悲しい。何を思って独りで頑張ったのか…