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元々DXはガジェットが好みで、シナリオ次第でどこまでも重い話が出来るだろうなぁと思っていたのだけど、そんな自分の嗜好に完全に直球ど真ん中なリプレイだった。
TRPGを知らなくても、お話としての面白さだけで読む価値が充分ある。
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DX3リプレイメビウスより矢野俊策氏繋がりで購入。矢野さんがジャーム化することを楽しみにしていたのだが、ストーリーも予期せず楽しめた。絶望からの生還、過酷な運命……こういうの好きです。自称平凡な男子高校生がモテる話は読みたくない。過酷な運命に逆らい抗い、前へ進む。自分は人間ではないと悩んだ日本での日々、ナイトフォールに入り仲間と楽しく過ごした掛け替えのない短い日々、その後の別れ、決意、始動、選択……彼女の前に平凡な道はなく、幸運もない。けれどめげず腐らず正面を向いて進む。たとえそれが強がりだとしても。危うさを含んでいても。彼女は決めたのだ。
ナイトフォール崩壊後、他のチームに入るなり、ただの女子高生に戻るなり、道はあったろう(後者は難しいかもしれないけど)。彼女は、先達を追う道をとった。自らを鍛え先人の意志を継ぎ、世界を護る役割を負うことを誓った。
ルサールカの事件も悲しい。自らの肉体より生み出された、クローンの妹。犠牲になったたくさんの子供たち。その犠牲を無駄にする選択をとることの重み。15歳の少女が背負うには重すぎる。
この1巻を読んでから最終巻である5巻まで買いました。最後まで物語に付き合います。
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以前も書いたけれど
この作者の作品は本筋部分の深さは良いのだけれど
その脇を固める部分がとても疎かだと思う
白黒で登場人物の顔だけが常に画面に据えられているような作品だ
対となるデイズは楽しく読めるので
この作品も楽しみたいがそういう点好みでないのでくるしい