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読む前には今更PDCAかと思ったが、大中小とPDCAをリンクさせて、小さなPDCAを鬼速で回すこと、そしてそのやり方や注意点を詳細に記載してくれているので、改めてPDCAの重要性を認識できた。特に、これまでの思い込みでPDCAとは一つの業務に一つのPDCAという誤った認識を改めることができ、小さなPDCAを公私ともに回すことの重要性を理解できた。本書にも書かれているが、気付きだけで終わらせずに、PDCAをしっかりと回していきたいと思う。
・思考が止まりそうなときは、「なぜ」か「どうやって」を自分に問えばいいだけだ。
・人が不安や疑問を感じ、歩みを止めてしまう原因は3つしかない。こうしたことが暖昧なままではモチべーションカカるわけかない。ましてやその状態で大きな障害に出くわしたとき、それを乗り越えるだけのパワーは湧いてはこない。そのときにすぐに上を向いて、歩みを続ける原動力になるのがPDCAだと思っている。
①「自分はどこへ向かおうとしているのか?」(ゴールが見えない)
②「果たしていまの努力は意味があるのだろうか?」(道が見えない)
③「この方法のまま続けていていいのだろうか?」(手段が見えない)
・PDCAを回していれば、計画フェーズでゴールと道のりが明確になる。そして実行の段階で手段が決まる。そして、何回か障害を乗り越える経験をすれば、そのうち課題にぶつかることが楽しくなってくる。
・PDCAを回すと自信が湧き、自信が湧くからPDCAを続けられるのである。とくにPDCAを早い段階で身につけるとPDCA力自体の向上によってレバレッジがかかる。普段からPDCAを回していれば自信がみなぎっているので常にモチべーショは高い。毎朝起きるときも「よし、今日も前に進むぞ|」と思える。ゴールも筋道も手段も明確だから迷いは一切ない。
・PDCAの全体像。
・PLAN(計画)フェーズでは、まず最終的に到達したい山頂を決める。そしてそのゴールはできるだけ具体的であるべきだ。なぜならゴールはっきりすることで現在地とのギャップが明確になり、ギャップが見えれば自分がこの間でなすべきこと、すなわち数々の課題や取るべきルートが見えてくるからである。もちろん、ゴールが遠すぎると「課題」が見えづらいこともある。そのときは明らかに課題だとわかつていることはさっさと着手し、わからないことについては仮説を立て、動さながら計画精度を上げていくことである。現実には完壁な計画が立てられないと実行フェーズに移せない人が大勢いるのである。
・DO(実行)フェーズでは、計画の段階で「課題をクリアするための解決案」が早えているので、実行のフェーズで複数のアクションに分解し、さらにアクションを具体的なタスクレべルに落とし込んで、ひたすら実行に移す。このときのポイントはアクションからタスクへの具体化を、なるべく迅速に行うことだ。具体的なタスクとしてスケジュールを押さえてしまえば、もはややらざるを得ない状況に自分を追い込むことができる。加えて、やることが具体的だと、取り組む意欲が増すという大きな効果もある。
・計画フェーズで失敗する人が5割なら、実行フェーズで失敗する人は3割。その3割のうち、7割くらいの人は、実は抽象的なままアクションを抱え込んで実行に移せて���ないケースである。
・CHECK(検証)フェーズでは、計画フェーズで考えたルートも課題も解決案も、さらには実行フェーズで考えたアクションもタスクも、実際には仮説にすぎないため、それが最適解であるかどうかの定期的、かつ頻繁な検証が必要になるのだ。こまめに検証を行うことで「実行サイクルの無駄打ちを減らす」ことができるのだ。検証をするときだけはいったん自分の仮説を疑う客観的な目線、つまり「もっと効率的な方法はないのか?」「他にやるべきことはないのか?」「見えていない課題が潜んでいるのでは?」といった問いを持つことが重要になる。実行するときは自信満々で。検証するときは疑心暗鬼で。これがPDCAの基本。
・ADJUST(調整)フェーズでは、通常ACTION(改善)と呼ばれるフェーズである。本書ではDOとACTIONの違いが英語では分かりずらい為、ADJUST(調整)を採用した。検証結果を踏まえて次のサイクルに渡す調整案を孝える。「①ゴールレベルの調整」「②計画レベルの大幅な調整」「③解決案や行動レベルの調整」「④調整不要」の4種類。
・①では、情報収集と自分の現状を検証した結果、ゴールを調整するため、PDCAは中止され、新たなPDCAをまわし始める。
・②では、主にいままで見えてこなかった課題が顕在化したときのようなことだ。この場合も情報収集を一から始めて新たなPDCAを回す必要がある。
・③では、実行サイクルの微修正のことである。やることの優先度を変えたり、方法をブラッシュアップしたりしながら、軌道修正をはかるイメージである。
【計画編】
・過度の慎重さ、過度の心配はPDCAサイクルを遅くする。過度の思慮不足、過度の日和見王義はPDCAサイクルの精度を落とす。よってPDCAを回す人や組織に必要なのは、慎重さと大胆さの中間あたりなのだ。
・ゴールを決める時には必ず、期日を切ること。定量化すること。そして適度に具体的なものにすることだ。期間の理想は1~3か月後くらいだ。
・ゴールを設定する際は、ゴールを因数分解(ロジックツリー思考)し物事を分解すると、より具体的なゴールが複数リストアップされるので、それ毎にPDCAを設定することになる。因数分解で深堀する時の基準は5段目である。ここまでいくとかなり課題が具体化しているので、その後のPDCAがやりやすくなる。
・ロジックツリーでは、要因を見つけるときは「なぜWHY(できないのか?/できたのか?)」を繰り返し、課題や解決策を見つけるときは「どうやってHOW(構成されているのか?/達成するのか)」の問いをすれぱいい。
・.最上端のゴールを分解する1段目だけは、MECEを徹底することを奨励している。さすがにこの段階で「抜け」が発生すると、その下位にくるすべての課題が検討対象から外れてしまうので、最初の計画段階での精度がガタッと落ちるからだ。
・因数分解の上達のコツは、とにかく紙に書き出すこと。形にこだわらず、Gカく思いつくことを箇条書きにするだけでも効果はある。メモ書きは思考プロセスのどこかで無限ループにはまっている状態を抜け出すことが目的だからだ。
・メモ書きを眺めてもまだ混乱しているときは、私は必ずマインドマップを使っていた。鬼速PDCAを身につけられたのもマインドマップであらゆることを分解してきたおかげである。
・ゴールが決まったら、次は現状とのギャップを確認する。
・ゴールと現状のギャップが見えたら、そのギャップを埋めるための課題を考える。ギャップが大きれば大きいほど必然的に課題は増えることになる。課題といっても、自分に足りないことばかりを考える必要はない。自分の得意分野を強化することでギャップが埋められるなら、それも立派な課題である。課題抽出は正確に、かつ漏れなく行うことが理想ではある。鬼速でPDCAを回すにはこの段階でいかに物事を整理し、深い分析ができるかが重要である。ただし、いくら頑張ってもこのフェーズで完全な課題抽出は不可能であり、仮にここで課題を見落としていても、定期的に検証を行っていれば、どこかの段階で「もしかして他に課題があるのでは?」と気づくことができるので、ある程度検討したら、次のフェーズに速やかに移行すべきである。
・人はタスクを同時に抱えすぎるとフォーカスポイントが暖昧になって成果が思うように出せなくなる。よって重要なのは適宜、選択肢をふるいにかけ課題を絞り込み、「やらないこと」を決めると同時に、「やること」について優先度づけを行うことである。
・課題が絞り込まれたら、課題を数値化(KPI)し進捗状況を把握できるようにする。そしてKPIを達成するための解決案を検討する。解決案が複数出た場合には、優先順位づけをする。
・もしその後に修正のチャンスがあるのであれば、解決案に確固たる自信がなくても、さっさと実行に移して検証すればいいのだ。その際はもちろん、仮に仮説が間違っていても、致命傷を負わない程度にリスクを抑える必要はある。保守的な組織や、頭の固い上司の元でPDCAが回りづらいのは、失敗が悪者扱いされているからだ。
・最後に計画を「見える化」する。そして、あらためて「なぜそのゴールを目指す必要があるのか?」、その「背景」つまり上位に位置するPDCAを意識することが大切になる。これを行うことで、無駄なPDCAを回すことがなくなり、自信を持ってリソースをつぎ込める。
【実行編】
・計画が失敗する可能性としては次の3つが考えられる。①計画がない②計画が粗い③計画が無茶。個人のPDCAでは2番目の「計画が粗い」ことが非常に多い。それを象徴するのが読書だ。ビジネス書からたくさんの刺激を受けて、「やっぱり自分ってこのへんが課題なんだよな」とせっかく気ついても、それを具体的な解決案に落とし込まないから9割の人は読んで終わりになってしまう。
・計画編で絞り込んだ解決案を「DO(手段)」に変換する。そして、DOに優先順位をつけて、やることを絞る。
・DOを「ToDo」に落とし込む。QOのTODO化とはDOを実行の際に迷わないレべルまで分解することであり、当然ながら期日設定も含む。TOOO化されたかどう力のひとつの基準はスケジュール帳に書き込めるレべルになっているかどうかである。また5W(WHO,WHOM,WHEN,WHERE,WHAT,WHY)3H(HOW,HOW MANY,HOW MUTCH)に落とし込むと正確さが増す。
・TODOのリストに未完了のタスクが大量に並ぶと、仕事に追われて制御不能になっている「アウトオブコントロール感」が強くなり、精神衛生上マイナスだからだ。その負の要素を少しでも軽滅するために、優先度が低くなかなか着手出来てこなかったタスクは別ファイル(アイスボックス)に分けている。「未完了」が多くなりすぎると必ずといっていいほど、不安になり、モチべーションの低下につながるのだ。
・タイムマネジメントには①捨てる②入れ替える③圧縮するの3つの方法がある。そしてこの順番で行うことがポイントだ。まずは①既存のDOを棚卸して無駄なDOを捨てる。②それでも新しいDOが入らないなら重要・緊急マトリクスを使って比較し入れ替える。③それでもまだ新しいDOが入らないなら毎日行うルーチンを重点的に見直(効率化)して時間を圧縮する。
【検証編】
・検証する対象は①KGI(ゴールの達成率)、②KPI(サブゴールの達成率)、③KDI(行動計画の達成率)の3つである。そして、それらが想定より遅れているのであれば「うまくいっていない要因」を、または順調に推移しているのであれば「うまくいっている要因」を突き止める。実際の検証では、扱うテーマの細かさから言って、検証頻度はKDIもっとも高く、次にKPI、そしてKGIの順になる。KDIとKPIは毎週のミーティング、KGIは月に一回くらい。KDI,KPIの検証によって反省点や課題がより明確になり、微修正をかけることができる。これこそPDCAの真髄であり、そうした微修正の積み重ねが最終的なゴールを実現するのだ。
・KGI,KPI,KDIが予想通りに推移していなかった時の要因を考える。要因分析の基本は「なぜWHY」の繰り返しによる課題の整理である。
・要因を精神面に求めると、なんとく「ひと段落した感じしかして思考が止まってしまうから厄介だ。頑張ることも気合いを入れることも「量」の話であり、モチべーション的には大事なことだが、間違ったことを全力でやられても成果は出ない。
・次にKGI,KPI,KDIが予想通りに推移した時の要因を考える。成果を出すには必ずしも悪いところを直すことたけいいところを伸ばした方が全体効果が大きいこともある。PDCAを回すときは「できなかった原因」だけではなく「できた原因」も分析すべきである。
・日常生活で「なるほど」と思ったことがあれば、どんどん書き留めていくことをおすすめする。それを実際にPDCAとして回すかどうかなど気にしなくていい。あとになっても覚えているだろうとタカをくくっていても、たいてい忘れるのでとにかく反射的に書く。そして、その100個のメそのうち1個でもPDCAを回せば、それは必ず成長につながる。
【調整編】
・調整フェーズでは、検証フェーズの結果を踏まえて対応を検討し、次のPDCAサイクルにつなげていく役割を担っている。これには中止する判断も含まれる。
・調整のレベルとしては、①ゴールレべルの調整が必要そうなもの、②計画の大幅な見直しが必要そうなもの、③解決案・DO・TODOレべルの調整が必要そうなもの、④調整の必要がなさそうなもの、4つのケースに分かれる。
・できなかつた要因についてはHOW「どうやったらできるようになるか?」、できた要因については「どうやったらさらに成果を出せるか?」を考え、書き出すことである。
・検証と調整フェーズで起こりやすいミスとしては、易に判断を下して、絶えずやり方を変えている人は非常に多い。「情報の新しき」を優先度の基準にしてしまうので、いまのやり方を蹟曙なく捨ててしまう。もう一つが、改善点ばかり気にして、伸長案を軽視することである。
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◆良書。とくにAjastの考え方は腹落ち
◆上位、下位PDCAの考え方が良くわかった
◆大きい目標を見ながら、小さくPDCAを回しまくるのが大切。その時に定量目標を設定しないと、CAが曖昧になるし、回りにくい=KGI,KPIの設定
・Plan Do Check Ajast
Ajastはリーン開発のパスカルデニス氏の呼び方
・上位PDCAを振り返りながら下位PDCAを回す
Ovjectives and Key Results 目標を明確にして、その目標達成にリンクする重要な数値を追う。kpi
・自分で自分の可能性に上限を設けている
ノミの実験→2m飛べるノミを50cmのカバーをかけて数日過ごすと、50cm以下しか飛べなくなる。2m飛べるノミを入れるとみんな2m飛べる
★最初は大変。出来ると分かればみんなできる
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昨年書店でよく見かけた本。
鬼速と書かれていますが、
PDCA(Plan-Do-Check-Action(本書はAdjust))について
非常に丁寧に説明してくれている作品です。
しっかり基本を繰り返すことが
物事を進める事で大切なんだなということを
改めて教えてくれる作品でした。
PDCAの説明は会社の研修とかで聞いた話よりも
わかりやすかったです。
昨年良く紹介されていた理由はそのあたりなのかなともいます。
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実行しようと思った内容は、目標と現状の差を分析して、5ステップ以上深掘りして、実現可能なタスクに落とし込んでPDCAを回す点。高速でPDCAを回すのは、ソフトウェア開発で良くある話であるが、VUCAな時代で事業活動する上では必須。個人生活では本書の内容を継続して実践出来れば成果は出るはずであるが、その継続するための仕組みを作ることの方が重要。この継続する仕組みをビジネスにしたのが、昨今のライザップを始めとしたコーチングビジネスなのか。
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重要な概念ながら、実際には回ってないPDCA。
本書はPDCAの実際的な手順書と言える。
鬼速という言葉どおり、早く回すことが大事だが、本書はそれよりもいかに具体的に行動に落とし込み、それを振り返ることを詳細に説明している。
大きな目的があり、そのために課題があり、解決案がある。しかし、本当に行動するためにはそれを行動できるレベルにまで細断していくことが必要である。本書の説明するプロセスでは、解決案をDo(行動)に落とし、それをタスクレベルであるTodoに落とし込むか。その際に課題や解決案をどう絞って実際に行動できる量にするか。そういった実際的なコツが詰め込まれているので、行動に移しやすい。
こういった自己啓発書は、行動に移さないとほんとうに意味が無いので、今私は自分の行動を本書に沿って回していっているとこである。
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PDCAね、はいはいと思っていたが先輩から進められて購入
AdjustとToDoの説明がとてもわかりやすく実践しやすい形にまとまっていた。
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PDCAはビジネスでは
あたりまえのように聞く言葉ですが、
実際にキッチリ回せる人は多くありません。
だからこそ、本当にPDCAを回せる力がつけば
必ず周りに追いつき追い越せます。
本日ご紹介する本は、
PDCAを回すための
考え方や具体例を紹介した1冊。
ポイントは
「因数分解」
PDCAを回すのは、
目的、目標があって
それを達成するための課題を
ひとつひとつ解決していくため。
まず、ゴールと現状のギャップを明確にして。
その要因を小さく分解していくこと。
そして、分解した要因を、
ひとつひとつ具体的な解決策に
落とし込むみ、実行する。
これがPとD。
「振り返り」
多くの人は振り返りが苦手。
まず達成率を確認する。
これをせずに次の仕事を始めると
単なるPDの繰り返しになります。
達成率を確認して
できなかった要因を突き止める
それから、できた要因も突き止める
できなかった要因は、どうやったらできるようになるか
できた要因は、どうやったらさらに成果を出せるか
CとA、これが最も重要です。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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毎日欠かさずPDCAを回していれば、数年のギャップなどあっという間に埋められる
こまめに検証を行うことで実行サイクルの無駄打ちを減らすことができる
解決策に自信がなくても、さっさと実行に移して検証すればいい
ゴールと現状のギャップを分解してしまえば、上りやすい階段の積み重ねにすぎない
ゴールを意識付けすると生活のあらゆる場面がヒントの源泉になる
具体的な解決策があっても、タスクレベルまで落とし込まないと実行できない
検証に失敗する2パターン=①検証しない ②検証しかしない
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◆目次◆
1章 前進するフレームワークとしてのPDCA
2章 計画初級編:ギャップから導き出される「計画」
3章 計画応用編:仮説の精度を上げる「因数分解」
4章 実行初級編:確実にやり遂げる「行動力」
5章 実行応用編:鬼速で動くための「タイムマネジメント」
6章 検証:正しい計画と実行の上に成り立つ「振り返り」
7章 調整:検証結果を踏まえた「改善」と「伸長」
8章 チームで実践する鬼速PDCA
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読書メモ
PDCAサイクルを回している限り、ゴールに到達するまで前に進む。
計画は大きな目標にむけてできるだけ具体的に。仮説が間違っていても後で修正できる。
実行は複数のアクションに分解し、具体的なタスクに落とし込む。
検証は疑心暗鬼で、もっと改善できないかの視点が必要。
調整は、検証結果を踏まえて、ゴールや計画や行動を修正して実行に結びつける。
■計画
期日を決め(1~3ヵ月くらいが理想)、ゴールを定量化し、それらが適度に具体的かを検証する。
現状とのギャップを洗い出し、ギャップを埋める課題を考える。
課題をインパクト、時間、気軽さから優先度付けして3つに絞る。
課題をKPI化する。KPIは頻繁に検証でき成果が数字で現れるものにする。
KPIを達成するための解決案を考える。
解決案をインパクト、時間、気軽さから優先度付けして4つ程度に絞る。
計画を見える所に置く。
上位のPDCAを再確認し、無駄なPDCAをなくし、自信を持ってPDCAを回せる。
時に思考のリミットをはずす事で新たな課題を見つける。
仮説の精度をあげるにはゴールを因数分解で分解する。課題の見落としを防ぎ、ボトルネックをみつけ、PDCAが早く回る。
なぜなぜ5回で深堀りする。
要因はwhy、解決策はHOWで見つける。
課題発見のなぜなぜの一段目はMECEを徹底する、プロセスで切る、質✕量で切る。
マインドマップでツリーで整理する、時間を決めて、気になったら分解し、ワクワクしながらやる。
■実行
解決案→Do→Todoタスクまで落とし込まないと着手しにくく仕事が抱えっぱなしになる。
悩むならやってみて、仮説の精度をあげる。
Doが多いようならインパクト、時間、気軽さで優先度をつける。
KDIで実行度合いを見える化する。
タスクとは期日があって、スケジュール表に書き込めるレベル。ここまで来るとやらざるを得ない。
人に関するリスクも課題として必要。
セルフトークでPDCAを促進する。
Todoが増えすぎたらアイスボックスで絞り込む。
タイムマネジメントは①捨てる②入れ替える③圧縮する。
工数棚卸しで無駄な時間を少なくする。
重要緊急マトリックスでタスクを減らす、入れ替える。
重要、非緊急領域は仕組み化したり、予定を入れて緊急化して継続する。
■検証
KGI、KPI、KDIの検証を行う。
検証頻度に合わせた目標設定をする。
特にKDIの達成率を確認し、出来なかったら要因を突き止める。時間があったら出来たか?出来なかったらなぜか?なぜなぜ5回。
人、情報、地域、時間、ターゲット、コミュニケーションに見えない課題が隠れている可能性がある。因果関係がつかめてない場合もある。
出来た要因も考える。いい所を伸ばす方が効果がある場合がある。
KPIの検証も可能な限りで出来るだけ早く。
気付きがあったら、メモをしてアウトプットし小さいPDCAを回す。
考え抜いた末のミスはOK。
ミスした要因を精神面に求めない。
■調整
検証結果に応じてゴールの調整、計画の大幅見直し、Todoの調整、調整必要ない、に分か���る。
調整案に優先度を、つけ実行する。
担当者と期日を決め実施する。
新しいものに目移りしてないか、間違ったものばかりに目が行ってないか?に注意する。
半週ミーティングで進捗を確認する。
他にどんな課題があるか、更に解決案があるか等、発想を横にも広げる。
マインドマップ xmind
Todoリスト TODOIST
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PDCAは仕事上なんとなく必要だのレベルから
PDCAを回してみたいと思うようになる本。
しっかりと実行に移せるように説明してあるし
しっかりと考えられている本だと思います。
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たかがPDCAと侮るなかれ。私自身何百回とと回してきたけど、全然鬼速の域まで到達していなかった。
実現度をどうやって高めるか、速さをどう出すか、まだまだ奥が深い。
・PDCA自体も進化すること
・やり方が分からないからって何もやらない理由にはならない
・優先順位はインパクト、短時間、気軽さ
・時間は、タイムマネジメント、モチベーション、ツールによって構成される
・行動に移してるかどうかを見える化するために逐一、KDIを見ていく。
KPIだけでなく、色々な手法を考えるのは役に立つ
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著者の我流・超実践的PDCAの技法を解説した本。
一般的なPDCA本に比べると、著者自身が社会人になったころから毎日活用・改良を続けてき、自身が経営する企業でもチームマネジメントに使っているというのだから、実践面・具体性において頭一つ抜けている。
各ステップで何を考慮すべきか、どのように実践すべきか、また初めてやる人がどういったところで躓きがちか、等、本当に読者に本手法を実践してほしいという思いが詰まった丁寧な一冊になっている。
何とか週に2、3日、終業後に一時間とは言えなくとも、30分、こういう考えることに時間を割きたい。割かねばならない・・・。
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説明をコンパクトにして1/3くらいの薄さにできそう。
PDCAを回す際、インパクトにより優先順位付けと取捨選択を行う点は参考になった。
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Audibleで要約版を聞いた。何処かで聞いたことのあるようなことばかりなのだが、的を得たことがコンパクトにまとまっていて良い。
PDCAというよりタスク化と計画、つまりPの本のような気はする
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パワーフレーズ
「実際には、あらゆるPDCAには、さらにそれを含む上位のPDCAと、それを細分化した下位のPDCAがある」
PDCAとは何かを考える上で非常に大切な一冊ですが、結局、PDCAを実際に回しこむためには個々で実施して掴むしかない、そう思わせてくれる一冊でもあります。つまり、多くの人にとってのPDCAのハードルに応えてはたぶんいない、そういうものだと思いますが、少しタイトルの割に残念でした。
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本を読んだだけてでは、正直、何が鬼速なのかよくわからない。
でも、おそらく、意識して実行してみれば、今までいかに「やってるつもり」だったのか、わかるのだろう。
特典として、実行のためのシートも配布されるので、それらを活用し、実行してみよう。
その結果で、後から星をもう一つ増やすかもしれない。