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コンピュータシステム全体の仕組みから始まり、組込みシステム/ハードウェアの構成、メモリ/タイマ/無線通信機能、ハードウェア・ソフトウェア開発、リアルタイムOS、組込みシステムのソフトウェア開発技法と組込みシステムとして抑えておくべきことは一通り扱っている。300ページと「これだけシリーズ」としてはかなり厚い本になっており、また、これだけの情報をよく1冊にまとめたものだと感心する。しかし、これだけのものを1冊にまとめるのは無理があり、図の豊富な用語集的な体裁で、広く浅くな内容になっているのはしかたのないところか。ただ、決して内容が良くないというわけではなく、組込みシステムとは何か?を知りたいだけならこれ1冊で十分。また、これから組込みシステムに深く関わっていこうとするのであれば地図として使うこともできるだろう。
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なんか、仕事で組み込み開発に関わることになりそうなので読んでみた。
組み込み開発はやったことないけど、コンピュータの知識があればある程度ついていけるのではないかと思った。ハードウェアの構成方法の説明はよく分からないところも多かったけど、多分、このあたりはかかわらないだろうし。
ただ、組み込みだと開発環境と実行環境が異なる(クロス開発環境というらしい)のはやりづらそう。それなりに最近はデバッグもやりやすくなっているようだけど。
それと、IoTをやるならZigBeeを使うのが良さげ。どんなものか正直よく分かってないのだけど、頭にはいれておきたい。
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「組み込みといえばソフトとハード両方の知識が必要」と謳いつつ、ハードの説明はさらっと終わって、ソフト面の説明がほとんどというものが多いが、本書はむしろハードの方が詳しい?のか、HWの開発工程や選定ポイントなど詳細に記載があり参考になった。
開発においてはPF部分なんかはやっぱり、ハード屋さん側が提供しちゃうもので、そこがうまく動かないなど何度も経験してきた。やっぱりもっとHW側の知識が必要。
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・CPUとプログラムには次の3つのメリットがあり、これにより組込みシステムが生まれ、電気機器が電子機器へと進化した。
?信号を情報として扱える。
?情報を判断することができる。
?情報を作成・加工することができる。
・CPUとメインメモリ間、およびCPUと入出力インターフェース間のやりとりは、アドレスバス、データバス、コントロールバスの3つのバスで行われる。この3つを総称して一般的にシステムバスと呼ぶ。
・組込みシステムとは、「機器メーカーが製品出荷時点で提供するハードウエアと、それに実装されている、メーカーが所有権または使用権を保有するソフトウエア」を示す。
・RFタグはデータが書き込め、リードライタで複数個のデータを同時に読み取ることができる。
・Bluetoothは、ケーブルレス環境を実現する無線通信手段。
?無線通信において問題となる送信電力が小さい
?マルチタスクに対応した1対多(最大7)の通信が可能
?音声とデータを統合的に扱える
?通信状況と設定状態に応じて適切なパケットタイプを自動的に選択できる
?接続確認のための認証とデータの暗号化による誤接続防止・盗難防止機能を備える
・ワイヤレスセンサネットワークとは、多数のセンサからの情報を無線で収集するためのシステム。ZigBeeはWSNに最適化され、接続可能な端末数が最大で65,535個。これに対しWi-fiは最大32個、Bluetoothは最大7個。Wi-fiはデータ量が多いため高電力を必要とする高速通信を前提としたもので、Zigbeeは少ないデータ量による省電力な低速通信を、Bluetoothはその中間。
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IoTの初歩を学ぶのにちょうどよかった。
CPUの仕組みから始まり、ハードウェアやソフトウェアの構成をざっくりと学べた。知りたかった、Webシステムとの違いもいくつか把握できた。