電子書籍
半分が広告
2013/12/12 08:52
18人中、15人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ケイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編はとても面白かったです。
活字中毒、本好きには堪らなく共感できます。
なにも起こらないけどとっても怖い。
が、電子書籍版の半分は他の本の試し読みでした。全部読んでいる京極夏彦ファンの人にはデータの無駄遣い。
期間限定価格とありましたが、別に安くないです。
投稿元:
レビューを見る
面白い事考えるなあ・・・。選ぶ本が思いもよらない。お客たちのこと知ってればより面白いはず。古本屋が出てきたのがよかった。
投稿元:
レビューを見る
京極ワールドって感じだけど、短編連作のせいか、あっさりしていた気もする。
しかし、何でも絡めてくるねー
投稿元:
レビューを見る
巷説物語と百鬼夜行シリーズを繋ぐ、新しいシリーズとして語られることになるのかと思しき物語。不思議なものとして認知された妖怪が、何も不思議なことはないということで憑き物落としとして語られることになるギャップを埋める話となるのかと思われるが、現実世界に即した話となっていることと、主人公が能動的ではないので、この先、どうなっていくのかがわからない。
投稿元:
レビューを見る
あああ面白かった面白かった。
面白すぎて、明治時代っぽい夢をみてしまった。それもミステリ。
夢みながら、これはネタになる! と喜んでたんだけど、目が覚めたら細部を忘れてしまった。ちっ。
明治20年頃の東京某所にある書楼弔堂。そこは元僧侶の主人が営む不思議な店。
店を訪れる江戸から明治への急激な変化に悩み苦しむ「歴史上の人物」たちに、主人は「その人にとっての1冊」を選び勧める。
という本の虫にはたまらん連作短編集。
しかもだな、他のシリーズともリンクしてるんだよ!
京極ファンとしてはたまらんですよ。
このシリーズも追っかけることになりそーです。
投稿元:
レビューを見る
明治の古書店、『書楼 弔堂』を舞台にした新シリーズ。
どちらかというと『日常の謎』に分類される内容で、誰かがバラバラになったり、遺産目当てで殺されたりはしない。だからといって『日常』とも言い切れず、寧ろ『人生指南』『悩み相談』という趣だった。
やや気になったのは(別の著書でもかなりその傾向はあるが)、登場人物の言動から窺える感性や考え方が寧ろ現代人に近いこと。それが取っつきやすさでもあるのだが、引っかかりにもなっている気がした。
余談になるが、登場する明治の有名人がやたらと豪華で面白いw
投稿元:
レビューを見る
初の京極作品。
独特の妖しげな雰囲気、書楼が舞台、歴史上・文学史上の人物が絶妙に絡むストーリーととにかく読みどころたっぷり。 独特の語り口に最初(だけ)戸惑ったけど、読み進めればそれがクセになる味わいになってきた。
最近増えてきた多くの本屋小説達とは一線を画す世界観。
京極夏彦が描くと、こうなるのか。
投稿元:
レビューを見る
明治二十年代、江戸から明治へと、生活が、仕組みが変わっていく。元武家の高遠は己が解らないまま何もできずに過ごし、風変わりな本屋に行き会う。その本屋には様々な人物が訪れ関わり「自分のための一冊」を手にする。訪れるのは後世になを残す人々。それから京極作品を読んでいる人はにやりとする名前がちらほら。
弔堂の客は最初は名前が明かされないのだけれどヒントが出ているので名前が出たところで「ですよね」となり、落としどころも、まあ、「ですよね」というところ。そこに至る弔堂主人の語りが読みどころか。
ただ、その語りに頷くところは多く面白いのだけれど、説教臭さが煙たくもあり、過去の人物に現在に繋がる問題を見通す力のように語らせるのは狡く感じる。この点は百鬼夜行シリーズにもあるのだけれど、本書では前面に出ている。
主人公・高遠は関口巽を明るくした様な開き直らせた様な。関口よりも感情移入をしやすいので、高遠の「解らない」が身に沁みる。
投稿元:
レビューを見る
探書壱 臨終/探書弐 発心/探書参 方便/探書肆 贖罪/探書伍 闕如/探書陸 未完
本とは何か。読めば世界が現れる。その間 本は生きている。読み終わった本はその生を終える?書楼の主と出会い自分の一冊に出会う。そんな世界を観終わった。そしてこの本は本棚へ置かれる。誰かがもう一度手に取って開くまで
投稿元:
レビューを見る
弔堂を訪れる人々が豪華すぎる
芳年に鏡花に小波に……あわわ
幕末〜明治を生きた人々はあまりに急な制度や価値観の変化に翻弄された
そうして迷った人々は弔堂を訪れ、「一冊の本」と供に今後の展望を得る
というお話
やはり語り手は暇を持て余した穀潰しでなければならないらしい
「弔堂」は「巷説」に似た形式だけれども、高遠さんはどうやらこの巻にしか出てこないみたいだし
毎回語り手は変わるのかしら
次があるなら期待
投稿元:
レビューを見る
いやー、どの話も主人の話に引き込まれてしまった。贖罪が一番面白く成る程っと思った。
歴史上の人物が多々でてるのも、また良い。
投稿元:
レビューを見る
『この世に無駄なことなどございません。世を無駄にする愚か者がいるだけでございます。』...なんて始めの頃言うものだから、期待も入り混じって「おや?」と思ったけれど、大人しくへたれ高遠さん視点で読みすすめる。
弔堂の主人は京極堂に似ているようでいてまた違う。いや、ある意味似てるか。(どっちじゃい)
主人の言葉の魔法に、訪ねてきたお客さん同様私も憑き物が落ちた、いや救われたのかもしれない。読んだあと、今まで本を読むことが好きで良かったなと何となく晴れやな心持ちになった。
私も自分だけの一冊に出会えているだろうか、まだなのか。出会えるのだろうか。
近頃短時間で読める漫画ばっかりでまともに本を読んでいないけれどね。
投稿元:
レビューを見る
久々の分厚さに感涙。
面白かった。
一気に読了した。
実は偉人でしたという展開が、楽しかった。
決着が着けられない気持ち
をその人に合った書物で癒す。
人生を変えてくれる本をずっと探している私には、
弔堂の主人なら何を勧めてくれるだろう?
まずは、自室の墓参りをせよと言うだろうか…
あぁ、冬の鰻が食べたい…
お、おじいちゃん⁈
投稿元:
レビューを見る
感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201312/article_3.html
投稿元:
レビューを見る
京極版ビブリア。
明治を舞台に古書店の主人が
本と人を引き合わせる。
作者は現代のモラトリアム世代に
何かを訴えたいようだ。