投稿元:
レビューを見る
長屋の年長の子だけがお参りすることになっている祠。
悲しい亡くなり方をした少女お多恵ちゃんのために作られた祠。
ある年お参りすることになった4人の少年がナイスすぎる。
それぞれの個性がありながら、うまいことかみあう仲良し4人組。
口うるさいけど愛情深い大家さんも面白い。
祠にお参りすることになって幽霊を感じるようになった4人が大家さんたち大人に叱られながらも活躍するのが楽しくってたまらない。
1つの事件は決着したけれど、シリーズ化してその後を描いてほしい。
投稿元:
レビューを見る
“皆塵堂シリーズ”が終わってしまい、ロスっていたところでの、待望の新作。
輪渡作品お馴染みの、幽霊と猫(数は多いが個性少なめ)。
訳あり祠と、少年たちが遭遇する“怪”の裏に隠された事件の謎を追う展開。
読みやすいですが、内容の薄さは否めないかなと。
ただ、長屋の少年たち4人が、わちゃわちゃ仲良しで可愛いので、許す。って感じです。
投稿元:
レビューを見る
「猫」に騙された感あり。祠のお参り当番がある長屋。当番になると幽霊に会い、怖いから早く奉公に出たがるはずなのに今年の当番の子供たちはちょっと違ってどたばた騒動が起きる。面白そうな話なんだけど…なぜか字面を追うだけに終わった。
投稿元:
レビューを見る
忠次の住む通称溝猫長屋には妙な習わしがあった。それは、長屋の年長男子が毎朝祠に御参りするというものだ。そしてその年は、忠次とその幼馴染たち四人がその番になった。すると四人に様々な怪異が現れて…。
不思議な現象の裏にある謎を子供たちが解いていく話で、読後感もいい。意味なく猫が出て来るがのが、この作者らしいかな。
投稿元:
レビューを見る
その祠を拝むようになってから子供たちは「幽霊が分かる」ようなる。忠次と同い年の銀太、新七、留吉らに苦難の日々が始まる?
大家の吉兵衛さんのきゃらがいい。ノリツッコミまでできる!?
続くのかな?また少年たちの冒険?があって大家さんのハラハラが見られるのかな?
投稿元:
レビューを見る
「古道具屋皆塵堂」の作者が描く新たなシリーズ。
その長屋で最年長の男児は長屋の奥にある祠を毎朝お参りする決まりがある。そしてお参りを始めるとその子供は「幽霊がわかるように」なる。
設定的にはホラーテイストなんですが全体的にはコメディというノリは変わらず。ホラー苦手な人でもまったく問題ないかと思います。そして連作短編でもって謎が解明という流れも同じ。まあ「読み応えが」というのはそれほどでもないですが、読みやすくさらっと楽しいというこの作者の作品はもうちょっと評価されてもいいんじゃないかと思っております。
今回はシリーズ第一弾ということで今度も楽しみにしています。
投稿元:
レビューを見る
「猫」と「幽霊」という組み合わせは、先の「小道具屋皆塵堂」シリーズと同じ。主人公は「幽霊が分かる」ようになった子供たち4人組。
皆塵堂のメンバーたちに愛着を残しつつも、今作も可愛らしいキャラが勢揃いで安心して読める。ホラーと事件の謎解きという組み合わせも同じだが、「嗅ぐ」「聞く」「見る」の役目を分かち合う子供たちがどうやって謎を解き明かしていくか、次作以降を期待したい。
投稿元:
レビューを見る
溝猫長屋に住む、年長の男子は三月十日から毎朝「お多恵ちゃんの祠」にお参りするという約束がある。
しっかりもので頭脳明晰な新七
10人兄弟で下の子の面倒をみている留吉
祠に小便を引っ掛けて呪われたことのある銀太
小心ものの忠次
今年は4人の子どもが祠をお参りすることになるが。
大人の思惑通りにはいかない子どもたちに何度もニヤリとする。
最初の事件から、なんとなく巻き込まれる騒ぎが繋がっているようで。
心配性の大家の吉兵衛
かつては悪さもしていた岡っ引の弥之助
手習所の師範、蓮十郎
子供だけでなく、大人も一癖も二癖もある人々。
続編あるのかなあ。
お多恵ちゃんの無念も晴らせるといいんだけど。
投稿元:
レビューを見る
溝猫(どぶねこ)長屋の子供たちが、可愛かった。
長屋の奥の「お多恵ちゃんの祠」をお参りすると、幽霊が見える様になり、それが過去の未解決事件を解決するカギに・・・
1人だけ、なかなか幽霊を見る事ができない銀太が、
「・・・・・・爽やかな風の匂いなんていらねぇんだよ。臭いのよこせよ、鼻が曲がるようなやつ」
と悪態をつくのが、笑った。
投稿元:
レビューを見る
輪渡さんらしいホラーとユーモアが説実なバランスで入り交じった作品。
なんといっても面白いのは、霊能力の中の『見る』『聞く』『嗅ぐ』を四人の男の子たちで分け合う設定なのだが、その分け合い方が不平等で楽しい。当人たちには気の毒だけど。
幽霊に遭っても懲りない珍しくタイプの男の子たち、説教好きの大家、呑気そうな岡っ引き、一見頼りなさげで別の顔を持つ手習所の教師、箱に入れても出て来てしまう箱入り娘、そして輪渡さん作品には欠かせない猫たちと犬。
ドタバタとユーモアとちょっぴりミステリーとホラー、全てが噛み合って楽しく読めた。
それにしても輪渡さん作品を読んでいると、幽霊に遇っても気に病むな、と言われてる気になる。
投稿元:
レビューを見る
新シリーズ。やっぱり皆塵堂と比べてしまって、結果、皆塵堂のほうが好きだな~ってなってしまうんだけど、巻を重ねるごとに面白くなればいいなぁとも。ここの長屋も”猫祭り”なんで、ふらっと巳之助や太一郎が来ないかしらなんて思ったり。(笑)
投稿元:
レビューを見る
2作目の方を先に読んでしまったので、
目新しさはなかったのですが。
1作目のこちらのほうが、ホラー要素は薄い気が……(笑)
弥之助親分と古宮先生のコンビがいいかんじで好きです!
投稿元:
レビューを見る
輪渡颯介さんお得意の猫が出てくる怪談物。
この作品は、野良猫がいっぱいいる溝猫長屋に住む
少年4人が主人公だ。
溝猫長屋と呼ばれる長屋には面白い習わしがあり、
3月10日の時点で
長屋に住む家の最年長の男子が早朝集まってみんなで
長屋の奥にある祠に毎朝お参りをするのだそうだ。
今年は、忠次、銀太、新七、留吉の4人だった。
祠には若くして死んだ「お多恵ちゃん」が祀ってあるそうだが、
なぜか、祠にお参りするようになってから
4人のうち、3人の少年が、
それぞれに、音や臭いで幽霊の存在を感じるようになり、
幽霊を目撃する者まで出る始末。
どうやら、見る、嗅ぐ、聞くは、順番に回って来るようで、
2回も幽霊騒動があったのに、
ただ一人、何も起こらなかった銀太は大いに不満だったが、
最後の事件で、一番ひどい目にあってしまう・・・
幽霊を怖がっていても、
幽霊にまつわる事件を面白がっているようなわんぱく4人組。
例年と違う4人組はこれからも祠参りを続けるというから、
祠参りが続く限り、このシリーズも続くのだろうと思う。
せっかく、猫がいっぱいる溝猫長屋を舞台にして、
それぞれの猫には名前までついているという設定だから、
猫がキーマンのような話もあってほしかった。
次作が出るなら、期待したい。
投稿元:
レビューを見る
図書館より。
タイトルの猫につられて。さらりと読了。
ズッコケ3人組?よりこざっぱりとした感じの4人組の男の子の話。でも、見えるのも臭うのも、聞こえるのも嫌だな~(笑)ここから物語が続くらしい。
続編を読むかは謎だな。
投稿元:
レビューを見る
2018.5.10 読了
溝猫長屋の男の子4人組。12歳。
毎年 3月10日時点での
その長屋の最年長の子たちが、1年間
裏の祠に 早朝にお参りしないといけない
しきたりがある。
その祠には 謂れがあって、
昔 お多恵ちゃんという女の子が殺された。
その母親が お多恵ちゃんを偲んで
祠を建てた。
それ以来 もうすぐ世に出る手前の男子が
お参りする。。。
今年は その4人組が お参りする番。
お参りし始めると、ある不思議な能力が
芽生えることになる。
短編集ですが、それぞれ話が繋がってて
最後には事件が解決する。
続編がある感じです。