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面白かった。
なんていうかこの人のちょっと人の悪いユーモアみたいのが大好き。
わたしは歴史好きだけど昨今の歴女(笑)みたいな方面にはあまり興味なくてこういう些細で地味なものが好きだから。
正史の人物に焦点を当てた大胆な考察(小説)を見せてくれてます。
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ちょっと難しいです。
2回くらいよまないと理解できないかもです...
...
来週から2回目読みます。(2011/05/24)
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10/20 読了。
「願わくば今生世俗の文字の業、狂言綺語のあやまりをもって、翻して当来世々讃仏乗の因、転法輪の縁とせむ」から始めて、「善人なほもて往生を遂ぐ、いわんや、悪人をや」と説いた親鸞の怪しい肖像画で終わる人を食った構成は、真実と虚構の関係性についての鋭い批評眼がうねうねとした文章の裏にあることを感じさせてくれる。
「大秘事」がとにかく面白い!何年か前に読んだ宇月原晴明の「安徳天皇漂海記」をなんとなく思い出しつつだったけど、断然こっちが面白かったなぁ。全体を通した影の主役は慈円(というか「愚管抄」)だろうか、題辞も引いてきてるし。