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ちょっとくどかったかな、、
東京のお嬢様+地方女子×アラサー婚活
が今回のテーマ。
大方なあらすじは出版社からので知っており、楽しみにしてたんですが、自分がアラサーだからかしら、やたら鼻に付く笑。というか癇に障る笑。心狭いわー、余裕ないわー、あ、著者の山内さんはご結婚されたみたいですね、ふふふ。
もっとバトってほしかったかな、あんな風に煽って紹介するのなら。何が男が絡むと話が通じなくなる女じゃなくてよかっただ。心中天網島にかけて義理うんちゃらとかちょー綺麗事。
相楽さん要らなかったな、や、要るんだけどしゃしゃりすぎ。というのが一読者の意見です苦笑。スッキリしないよ、あんな綺麗事。
華子のような絵に描いたようなんお嬢様はすごくよかった、いるいるあんな子、リアリティ。だけど地方女子が東京で挫折し夜の街に走りずるずると良家の男とセフレ状態、だけどとってもいい女☆な設定、気にくわないなー。。。
わたしは東京生まれ東京育ちなのでまた感性が違うのかもしれないけど、なんか…うーん、しっくりこない。
華子の結婚生活の終焉の展開はあり。エピローグが一年後なのが、うーん。一年であんな人間成長しますかね。
いろいろ微妙かも、面白く読めたけども
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面白かった!!
東京生まれの箱入り娘・華子は、名門女子校の同級生が次々に結婚するなか、焦りを感じている。
一方、地方生まれの東京在住OL・美紀は、腐れ縁の彼とだらだらした関係を続けている。
東京者と上京者、貴族階級と庶民。結婚となるとどうにもならない壁があり、こんなふうに相手を決めるものなんだと説得力があった。
(図書館)
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東京の松濤に家があるお嬢さまの婚活がメインで話は進む。
そこに、幼稚舎から大学までエスカレーター式で進み、親の庇護のもと何不自由なく生活し、無意識に特権階級を謳歌する内部生と、大学進学で上京し、身一つで生活し、何かを手に入れるためには自分で努力して獲得していかないといけない外部生との、対比が絡んでくる。
生まれた家の階層によって全く異なる当たり前の差が、描かれていて面白かった。
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自分の痛みの正当性に自信がなくて、傷ついても何も言えない華子。
田舎から一人上京して、適応力の高さと根性でサバイブしてきた美紀。
どちらも時に居心地悪かったり違う価値観に押しつぶされそうになったりしながら、
自分らしい生き方を探してる。
ありがちな話ならドロ沼展開になりそうなところで、全然そうならないのがよかった。
爽快!
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東京女子vs上京女子という分かりやすい対決の物語でもなく、2人が結託して誰かを倒すことが目的なわけでもなく、大人(アラサー)になっても出会いと気合いで新しい世界に飛び出せるし、なんとなくしぼんじゃった夢に引っ張り出したっていいんだよ、という優しいお話。なんて思ったのは、登場人物たちよりも自分が少し長く生きてるからかなあなんて思った。
華子みたいな知り合いはいないけど、女子の描き方は相変わらず上手いなあ。今回の作品ではちょっと出来過ぎかなあという気がしなくもなかったけど。
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地方×アラサー女子という山内マリコの真骨頂。自分は横浜出身の男なので共感ではないけれど刺さる台詞が沢山あった。でも決して地方vs都会や“女尊男卑”だけの小説ではなく本質は「外の世界を知らないまま生きることの怖さ・愚かさ」が描かれているんじゃないかと思う。女性の感想も聞いてみたい。
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私は金持ちでもないし田舎出身でもないけども、よぉ分かるわ。将来とか結婚とか身内とかって、普遍的な問題なんやな。
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同意するところもあるけど、なんか林真理子みたいで(帯のせい?)おもしろくない。
もうちょっと前のは器用そうなところもちゃっかりしてそうなところも上手だなって思って読んだけど、最近のは、なんとなく鼻につく。吾輩も猫であるに載せてた作品もそう思った。
インスタとか見てるから嫌になるのかな。すごくすごく洗練されてる感じだったらいいのかな。本人の、田舎臭さが抜け切ってない感じが、インスタで目立ってるから、作品も嫌なのかな。
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メディアリクエスト
最初から貴族階級の話、全開。東京しか知らないしかも限られたエリア、階級しか知らない人、そんな人の話を読んで、へえー!!と感じることは多かったけど、だけど?って感じ。読みものとしては面白い、再読は無い。
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東京で生きる人のヒエラルキーの内情を描いている。
純粋な東京出身者のお嬢様も地方出身者のサバイバーも各々コンプレックスと格闘しているのだ。
25歳すぎると思春期が戻ってきたような先の見えない不安に苦しくなるとはその通り。そこで結婚に逃げたくなるけれど、自分で決めて自分の主張ができない限りそれも続かない。
依存は弱みを握られてるとは同意。
人の見たくない部分も言葉にしており、人間って社会って...と目を覆いたくなる。だけど、それでも歩まなくてはならない。
それが東京でも故郷でも。人と関わり生きていく。そこに悩みは尽きない。
田舎は人の流れが悪い。だから淀んでうちに籠り小さなことで争う。運転手さんの言葉よかった!
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新聞の読書蘭で見て興味を覚え借りてみました。
確かに、日本の貴族社会を描いていると思いましたが、それに対する憧れは全然感じませんでした。
主人公華子が暗いので、読んでいる私も終盤まで暗い思いの中で面白そうという感想だったから借りたのに、全然面白くないじゃない、みたいな感じで不満たらたらでした。
でも、最後に自分の考えを言えない華子があっという間に離婚届けを出して、離婚し、その後、自分に合った仕事を見つけて、その生活をエンジョイしているところが救われました。
最後はスカッとして良かったです。
逆に、華々しい生活をしているはずの元夫の方が、嫌でもその生活を守らなければならない息苦しさを感じていて、平民で良かったなんて思ってしまいました。
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思い出したくもないことをたくさん思い出した。地方から上京して大学に入学したときのこと、就職したときのこと、それまで出会ったこともない「階級」の人たちと話をして劣等感を抱いたこと、無駄に卑屈になって、萎縮して、自然体でいられない、居心地の悪さを感じたことも多々あった。それはこの物語でいうところの「テリトリーを広げる」ということだったのかもしれず、それはいつも痛みを伴う。でもそういうのって20代だけの話で、今、違う階級の人に出会っても、他人は他人、自分は自分、と流すことができるだろう。それはなぜか?諦めたり、割り切ったり、社会と折り合いをつけるということに慣れたからだろうか?
地方出身者というアイデンティティなんてずっと忘れていた。今、痛感させられるのは、実家が遠くて子育てに協力を得られない、ということくらいだ。田舎にとどまるでもなく、東京生まれ東京育ちで閉鎖的な社会で生きるのでもなく、地方出身の上京した身が、とてつもなく自由だということ、人もうらやむ上流階級の人たちが実はひどく閉鎖的な世界で生きている、あるいは生きねばならない、ということ、それらは新しい発見だった。
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きっと今このタイミングで読まなければ、ここまで心に来ることはなかっただろう。松濤のお嬢様である27才の華子と、地方からの叩き上げである32才の美紀、それぞれの視点からある一人の男性に纏わる絡み。内容はあらすじのとおり。華子の気持ちにどんのめりしながら読んだ。当たり前、と思っていたことが当たり前ではなかったこと。学校を卒業して、腰掛けで働いて、恋人と結婚して、子供を産んで、家庭を守りながら生きていく。そんな「当たり前」が、当たり前だと想っていたそれが、当たり前に手の中に入ってこないことに気付き、焦り、焦燥する。
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読後感はとても爽やかだけれど 、 少しできすぎな感は
ある 。 東京純粋培養の華子さんと 貧しい家から上京した美紀さんと 間を媒介する 越境者の 相楽 さんの キャラは とても 魅力的なんだけど 便利すぎて 物語の 1装置に
見えてしまうようなところがある 。 できればこのキャラをもっとじっくり描いてもらえたら さらに深みが出たかもしれないなとは 思う 。
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現代の女性、それも平均からは遠い世界に住む女性を半ばコミカルに描きつつ、日本の30歳前後の女性一般の現状や悩みを浮き彫りにしている。東京の上流階級に属する人たちが本当にこのような人たちなのか、実際のところは分からないが、インナーサークルに閉じた世界という、いかにもありそうな話に仕立てられていて、何となく納得してしまう。そういえば、畑野智美の「感情8号線」にも、似たような世界がちらりと描かれていた。
それにしても、こういう本を読むと、慶応義塾大学には行きたくなくなる。著者の意図は違うのだろうが、アンチ慶応の本のように思う人もいるだろう。