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少々時代設定が自分的に乗り切れないのと
妙に言葉が複雑で冴えてないと内容が入って来づらく
完走するまでに時間がかかりました
ダウニーJr.のシャーロックホームズを思い出しましたよ
クールで未来感のある虐殺器官、ハーモニーの後だったので
こいつはちょっと面食らいましたわ
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円城さんも後書きで書いてるけど、死病の床で死者を使用する話を書くという強靱というかやっぱり創作者というものはどこかおかしいのだと思う。今の状況自体が屍者だもんなぁ…。映画がどうなるかさっぱり想像がつかないけど楽しみに待ちます。
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面白いかつまらないかで言えば面白いんだけど、すげーーー難しい。ハーモニーと虐殺器官がメじゃないわかりづらさ。円城塔は読んだことないけど、彼の筆の癖によるものなんだろうか…。
映画で言えば、クリストファー・ノーランの脚本のように設定が複雑で、事件は終盤まで謎だしクライマックスで二転三転するからもう、なにがなんだか。
難しいもう一つの要因は、この物語が教養があればあるほど楽しめるものだということ。
オールド・ラング・サインは日本では別れの歌なんだぜ(ニヤッ)に一緒にニヤッとできるくらいの知識が あるとよい。リットン調査団やメイジ皇帝だけでなく、山澤静吾の登場や主人公との共闘にニヤッとできると、なおよい。
そんなん私、知らんし、19世紀末のアフガニスタンやロシアの情勢もまるで知らないから(歴史は苦手科目だった)、さらに難解に感じたんだと思う。
ただし! ただし、やられたと思うのは、伊藤計劃らしいメタな世界設定ながら…エピローグまですっかり読んで思い知らされることに、この「わからなさ」「しらんがな」が、ワザとというか、演出というか、それすらも世界観、この小説というもの、作品、ということなんだよなあ! だから悔しいし、なんかわけわからんかった癖にとりあえず読後感だけは「面白いものを読んだ」感がある。なんか悔しい…。
なんか面白かった感はあるけど、この物語は私と脳ミソにはキャパオーバーだった、作者が計画したように。ああ悔しい。
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伊藤計画の遺作を円城塔が引き継いだやつ。
フランケンシュタインを題材にしたSFミステリー。面白いんだが、ちょっと冗長で、あと色々なSFやらなんやらのオマージュが少し過剰かな、と思った。
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パロディー盛りだくさんのエンタメ(にしては難解すぎる)。エピローグは円城氏から伊藤計劃氏へのメッセージとも取れるのでは?とか思ったり。アニメ映画化楽しみです。
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どこかで見たような名前や地名などが乱舞するが、その一つ一つにそこまで知識が無いので読んでる間はずっと「教養が足りない...」と感じていた。
あとがきを引用するなら「歴史改変もの」となるらしいが現実と他人の創作をもごちゃ混ぜにして織りなすストーリーはどこか浮き足立って不安な気持ちにさせてくれる。
結局何が真実だったのか明示してくれない結末にもやもやしたものを感じなくはないけど、語りえないことについては沈黙する他ない、といったところか。
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伊藤計劃も円城塔も好きだが、
別人が続きを書いているということに少し抵抗があって今まで読んでいなかった。
映画化の前にと思い、読了。
前評判から予想していたよりは、
円城塔が引き継いでからの文体に違和感があったが、
ふたりともとても「ことば」を大切にしている作家さんのようなので、すんなり受け入れられた。
又、映画はかなりキャッチーに改変されていたので、
映画から入ると主題や主要人物の設定が異なって驚くかもしれない。
意識と菌株から言葉の発想の流れが、鮮やかで好きだった。
歴史やフィクション上の有名人が多数出演しているので、
その人達にも興味が湧く。
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かなり面白かった。
円城塔は、バナナのやつ?しか読んだことがなく、伊藤計劃とは雰囲気が違い過ぎるんじゃないかなと思っていたのだけれど、しっかり伊藤計劃感が出ていた、というか。序章があまり主張していないから、第一部以降への接続が違和感なく行われて、筆を継いだ、と言う空気にならなかったのが、まずすごい。
そして、実在から非実在のものまで、色々なネタが散りばめられていて、本筋から離れていったところでどんなことが起こっているのか、想像が膨らんだ。
いろんなスピンオフが出て欲しい世界観だった。
150917
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「これはペンです」が面白かったので読んでみた。
読み始めて少したって気付いたが、これはちょっと自分向きではなかった。
円城氏の文体は淡々としているのであまりこの手の話を書くのに向いていない気もする。
そもそもひたすら浅い、、、
こういうのをうまく書くのがウンベルト・エーコなのかなと思ったり。
まぁ荒川弘あたりが漫画にすればうけるんじゃないの?と思ったところで、アニメ化されることを知った。
なるほどね。
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【追記:2015/10/7】
10/2映画を観た。
映画は映画で感想を持ったが、ひとまずそれは置いておいて、映画を観た上で小説のことを思い返すと、印象が若干変容した。まず第一に、好みじゃないと言い切ってしまえるほど私はこの話を理解してなかったと気付いた(おもにラストバトル辺り)。それから、元ネタがわかると奥深さとユーモアが増すなあと思った(Mはマイクロフト・ホームズか…?)。
文体が肌に合わないのは変わらないけども、中身に関してはもう既にスルメになりつつある。噛めば噛むほど、これはどういう意味だろうと気になってくる。
【2015/10/1】
文体も中身もそこまで…好みでは…なかった。
文庫版あとがきで、この作品は円城さんから伊藤さんへのアンサーなのだと理解した。
伊藤さんのファンの一人として円城さんに敬意を表します。
円城さんパートだと第一部がすごく好き。
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ゾンビもの。主人公はワトソン(シャーロック・ホームズは出ない)あと、色々聞いたことのあるような名前がちらほら出てくるので、パロディ?オマージュ?的なものなのかな。文章が凝っているのは嫌いじゃないけど、読むのに時間がかかる。
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21グラムの魂を亡くした屍体に疑似霊素を打ち込むことで死者は屍者となる。
屍者を労働力や兵力として運用する19世紀。
英国の諜報員ワトソンは世界の覇権を巡る旅の途中で最初の屍者ザ・ワンとの邂逅を果たす。
明かされる真実。
唐突に授けられる真理。
その先の問い。
屍者の、生者の秘密に迫る。
そして旅の果てに芽生えるもの。
自分の内側にある意識とは
魂とは何なのか。
21グラムの質量はどこからくるのか。
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映画観るために。これは先に読んでてよかったなと思いました。映画のみだと、情報量多すぎて。逆に改変部分がわかってしまうので、そこがひっかかったりもしてしまいましたが。
正直カタカナ、などではなく単純に文章がすべりやすい、話がいりくんでるので頭に入ってこない、哲学的な文章を飲み込むのに時間がかかる、といった理由で、数行を4度5度読んでから次の文に進む、という読み方をしていたので、時間がかかりました。
初読だけでは正直全容を理解できてるとはいえません。
しかし、歴史上の事物や実際の地理、また、「シャーロック・ホームズ」の世界観を融合させたSFなのは、見たことのあるモチーフがでてくるので、読んでいて楽しかったです。
話の核となる「屍者」という存在によって変わってゆく哲学および魂とはなんなのか、という話が、小難しいのですが、なんとなく言いたいことはわかりますし、印象的なセリフも多々ありました。
すべてを理解できていないとわかっているのに、それでもおもしろいと感じる作品ってなかなかないので、すきです。
図書館戦争はSFだと意識しないSFだったからよいのですが、SFって設定の多かったり、文章堅そうだなってイメージで、ハードルが高かったのですが、今回手に取ってよかったです。やはり、先入観はいけませんね。
ただ、やはり何度か読み返さねば。
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映画がいつの間にか封切りになってることを知って慌てて再読。
死者を操る技術が確立された世界。優秀な医学部生ワトソンは、破天荒な陸軍大尉バーナビーと筆記特化死体のフライデーとともに祖国の驚異となりうる死者技術を追う。その中で明らかになる魂の秘奥とは!?
全体的に円城さんらしいナルシシズムと独特のセンスが満載で、しかもそれは全く分かりやすいものではない笑。知識を語ることが本当に好きな人なんだろうなぁ。それがぴたっとくる人には楽しい。あと「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」と語るおっさんを許容できるかも一つ目安か笑
ただ主人公は地の文のテンションと行動や発言がちぐはぐな印象。キャラクターがイマイチ見えてこない気がした。結末でわかる物語の構造でなんとなく説明がつくような気もするけど、言い訳がましい感じもする。
映画は回りくどい世界の説明とかしちめんどくさい語りをうまいこと省いてかなり序列立てて、キャラもたってて、スマートになってたと思います!特に前半は良い映像化だったなぁ。それでも最後の方よくわからなかったけどね!
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やっと読み終わった。映画観てみたいからどうせなら原作読んでから、と思って読み始めたもののけっこう時間かかってしまった。
途中まで面白くてスイスイ読めたけど、ザ・ワン登場あたりから終盤の、物語のヤマ場が正直言葉だけではついていけなかった。何が何だか。ここの部分は映像のがいいんだろうな。ただ、魂の本質とは、という問いに最後提示される可能性にほほう、と。全然理解出来てないけど。
メタルギアのノベライズも読んでみようかな。あと円城塔のも。