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かなり面白かったです!
久しぶりに夢中になって読み、物語の世界に浸ることができました。
物語の中で書楼弔堂を訪れるのは勝海舟やジョン万次郎などの歴史上に実在するの人物。
私は歴史好きなのでこの設定もハマりました。
どの章も面白かったですが、好きな作家の1人である泉鏡花が出てきた話は特に印象に残っています。
弔堂の主人曰く、「生涯に必要な本はただ一冊」。
ならば私にとっての一冊はどんな本なのだろうと考えてしまいます。
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登場する人物やら舞台設定やらでちょっと堅苦しく感じはしたもののいやー面白い面白い。百鬼夜行シリーズとの繋がりもあるし京極夏彦ファンは読んで損はしないなぁ。
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談話室で紹介していただいた本。
こんな佇まいの本屋ならぜひとも行ってみたい。本屋の描写だけでもう興奮。
推理の部分を抜き取った京極堂シリーズの趣。
作者の読書スタイルが垣間見れるところが興味深い。
自分のための1冊、見つけたくないような見つけたいような…
この先、本作は何度か読み返す1冊に間違いない。
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図書館で。
回りくどい話があまり読みたくなくて断念。でも薀蓄と回りくどいのが売りのような作家さんだから手に取るタイミングを間違えたとしか言いようがない。
けど文豪に実は影響を与えた古本屋、という設定は自分はあまり好きでは無いかも。
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最終話の弔堂のなぜ何事にも、善悪、好悪などの決着をつけようとするのか?という言葉。自分に言われてるようでドキッとした。
やっぱり安心するからなのかな、何でも決着つけたいのは。
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ことばと本、ひと、それぞれか生かし生かされ、作用できることとできないこと。俯瞰して感じられる一冊でした。
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古本屋「弔堂」を営む店主が後に著名な人物と出会い、その人のためになる1冊の古書を薦めるやり取りが面白い。
「どの本も掛け替えのない喜びを与えてくれた大切な大切な本。1冊として無駄な本などない=略=本来持つべきある方を探している。(P255)」との信念はホンスキーの皆さんも同じ思いだろうと思う。
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メモしておくのを忘れてしまったので、正確な言葉ではないけれど
本とは、既に死んでいるものである。
言葉は道具でしかないのだから、重いも軽いもなく、
ワードやエクセルを自在に使える使えないの違いみたいなものじゃないのかな。
早くて便利で確実だけど、淡白かもしれない。
どんな言葉を遣っても
そこに、強い意思や深い思考があるかどうか
自分でその言葉を遣おうとして遣ったのか
受け手に対して、適切に遣っているのか
そういうことが大事なんじゃないかなあ。
道具に慣れてしまうことはあるけど、
時々振り返ってみよう。
つづく。
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ゆっくりと味わいながら読みたい作品。
生きていると云うことは、ずっと未完ということ。
なるほどなぁ。
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明治、東京を舞台に書店「書楼弔堂」の主人が、時代の変遷と共に翻弄される様々な人達(皆さんご存知、歴史上のあの文豪やあの絵師やあの偉人が登場!)
探し求める「本」と「人」を巡り合わせる物語。
六編目の登場人物が心憎いですなぁw
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この本を一言で表すと「粋」
時代は変われど心は変わらぬ。
「人に人は救えない、だが本は人を救うこともある」
迷い悩み苦しみ。
弔堂の主人が全てを超越してる様に惚れ惚れする。
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『世に無駄はない、世を無駄にする者がいるだけだ』
大切なことを見つけるor見出すのは、本人だけでは難しかったりするもので。
懐の深い人間になりたいものです。
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面白いとは思う。
ややしつこく会話が続いて、飛ばし読みしたくなる。
高遠のように生きてたい、なんだか好きなことをして生きてたい、と思いながら読んでいた。
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書楼弔堂シリーズの第1弾。先に読んだ『炎昼』の方が第2弾であったか!ま、スタイルはまったく同じ(「私は誰でしょう?」スタイルと命名)。最終話のゲスト・中禅寺輔が名字からして京極堂の縁者らしい…けど、特に含みもない。
ちなみに解説もナシ。勝海舟がいい味出してますー。ジョン万次郎をただの「お付きの人」で使うとは、勿体ない…。
語り手の高藤彬のクズっぷり、京極堂シリーズの関口巽とはまた違ったベクトル向いたダメダメで…好きかも(笑)
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魍魎の匣以来の京極夏彦さん。またまたどっぷりと浸かりました。足りない知識、いろいろ調べながら読んだので思いのほか時間が掛かりましたが物語は読みやすく、思いもかけない繋がりも出てきて、ますます本を読みたくなります。
弔堂の主曰く、ただ一冊、大切な大切な本を見付けられれば仕合わせとのこと。
私にとっての一冊に出会えるのだろうか?
その一冊から立ち上がる現世は果たして・・・・
誰も知らない。