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多分イマドキの一番人気YA小説作家を集めたアンソロジー。それぞれとてもよくできた作品、こなれたプロの技を感じさせるレベルの高さ。笑わせ、泣かせる…だけど、なんだろうな、こなれ過ぎている。これは売れるだろうな、というイマドキの物語の定型、職業作家の臭み。今の自分の感性にはこの職人ワザが鼻についてあまり心に響いてくれない。
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アンソロジー。部活。野球。ボート。フィギュアスケート。恋愛。受験。家族。あの話のスピンオフだったりっていうのがあったり。うーん。
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【収録作品】はやみねかおる「打順未定、ポジションは駄菓子屋前、契約は未更改」/濱野京子「わたしの青」/石川宏千花「時限の友」/風野潮「あたしの王子様」/香坂直「リーシュコード」
「わたしの青」は『レガッタ!』、「あたしの……」は『クリスタルエッジ』のスピンオフ的な作品。
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石川宏千花先生『時限の友』友情ものが匂う(笑)
何度も人格が死ぬ幼馴染みの親友を持つ主人公。五人目の怜悧が、もうすぐ死ぬらしい…
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中高生の繊細な時期を描いた短編小説集。
アンソロジーなので著者は異なるが、小中高校生にも読みやすいようにシンプルな文体で構成されている。
部活や恋愛など甘酸っぱく爽やかな思春期らしい話もありながら、最後の話「リーシュコード」はなかなかに重い。
繊細な年頃ならではの闇や、個人である前に大人―主に家族によって人生を変えられていく様が描かれている。
個人的には「時限の友」という物語が強烈だった。消滅性人格転換の障害を持つ友人と主人公の話で、記憶を忘れていく友と何度も友になる主人公の真摯な姿勢が、素敵だとかで済ませられない痛々しさを伴い、とにかく切ない。その姿は、人生の美しさと儚さと理不尽さを凝縮させたよう。下手な恋愛小説よりも切なく、安い青春小説よりも真の友情が描かれていた。
最初の二話を読むと、「自分もあの頃は良かった」と思わず零したくなりそうで、逆に最後の話を読むと、「本当はそんな陳腐な言葉で片付けられる時期じゃない」と言われているような気にもなる。
共通するのはやはり「エール」。葛藤する主人公たちや誰かを応援したくなったり、自分も頑張ろうと思える読後感が良い。
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「友情」をテーマにしたティーンズ向けアンソロジー
はやみねかおる「打順未定、ポジションは駄菓子屋前、契約は未更改」/濱野京子「わたしの青」/石川宏千花「時限の友」/風野潮「あたしの王子様」/香坂直「リーシュコード」
風野潮「あたしの王子様」はフィギュアスケートを描いた『クリスタルエッジ』のスピンオフ。
石川宏千花「時限の友」、4年ごとに生まれ変わる友との友情を描いた話。一番面白かった。
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図書館のはやみねかおるの棚にあったので手に取りましたが、期待したほどではなかったなあ。
YAアンソロジー。
本離れするYA世代を引き止めるためか、朝読用なのかな、と思いました。