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一浪してようやく入った医大。
そこで友人になったのは、新入生代表になった現役生。
連続短編になっていて、1話のみ友人と。
残り2話分は、天然女子が入ってきます。
呪われた学籍、というのはカラクリを知ってしまえば
納得な内容でした。
納得できないのは、犯人の言い逃れというか
のらりくらり具合というか。
2話目から参加の女子は、人の話を聞かないというより
勝手にまとめる系?
入るとも言っていないサークルを作って
楽しそうにしています。
現実で本当にやられたら、放置しとくしかないタイプ。
これが医者になったら…患者が苦労しそうです。
という性格はさておき、2話目の話は当事者になると
かなり辛いものがあります。
旦那さんを先生がそれぐらい脅さないと察知しないほど
大変な状態だったわけですし。
遺体がなくなってしまった3話目。
後ろめたい事があるからこそ、こうなる、という見本。
これだけ学校内で終了しなかった、大きな事件です。
ここで新入生代表だった彼についてが
少しだけ分かります。
この時の主人公の心情ですが、言わなくて正解です。
自分の定規で測ってはいけないものは
世の中には多々あるわけですし。
しかしこの本、続きが出る事が想定だったのか
これで終わる事になっていたのか。
ここで終わっても大丈夫ですが、謎が微妙に
残っている気がします。
そして主人公の不憫さ…。
主人公なのに、表紙はちまっとですし
2話目の金属アレルギーも。
こういう人いるな~って事で。