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フィギュアスケートを観るようになってから大分経つが、こういった本を読むのは初めて。素人は四回転を何回跳ぶかとか、転ばないかくらいしかわからない。この本はよくわからないフィギュアスケートの採点についても書かれているので少しだけ解った気がする。あとは、どの国でも目立つ人の背負うプレッシャーは相当なものであり、いかにメンタルのコントロールが大事かも書かれている。
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ブライアン・オーサーによるクリケット・クラブ裏話第二弾。
ソチの翌シーズンからオリンピックプレシーズンの直前までが、野口美恵氏によるインタビューの語り起こしで構成されている。
平昌五輪が終わり、そして金博洋とエフゲニア・メドベージェワがクリケットへの移籍を発表した今読むと、ものすごいことが書いてある、という感じ。
そして、”あの中国杯”の裏側。
羽生とハビエルの友情に涙なくしては読めない。
これはぜひ、3冊目も読みたいところ。
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ここ一番の華やかな舞台で最高の演技を見せるためにどれだけの練習と戦略が必要なのか分かる。読むとフィギュア観戦がより興味深く感じられる。
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羽生くんとフェルナンデスというツートップが切磋琢磨する中でも、「チーム・ブライアンはコミュニティである」という原則にこだわった運営をしている。
優秀な選手しか見ないんじゃなく、今いる選手の練習や指導の質を守ることが大切。
勝利至上主義ではなく、互いを思いやり、支え合う。引退してからも役に立つツールを授ける。
2人の性格や技術や体力に応じて練習日程までが柔軟に組まれているところに驚き。
コンディション作りについてはオーサー自身の話が興味深い。しっかり休むことが大切!
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面白かった!!文章がうまいのか、インタビュアの質問が凄いのか。。。
2作目なのか、1作目も読みたい。
以前読んだツールドフランスの本のように
ノンフィクションで文章力がともなったものって、小説並に面白い。
比較対象の二人が個性的で、似通っていない面が多いからかもしれないが。
何よりオーサーコーチの指導力、愛が凄い。
こんな指導者にあえるかどうか、正に選手たちにとっては一期一会なのだろうな。。
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2017.02.01 発売
フィギュアスケートは伊藤みどりさんの時代から好きでしたが、
今シーズンになって、フィギュアスケート本をはじめて手に取りました(中野友加里さんの本)(遅っ苦笑)
何も知らずに観ているだけだと、やっぱり採点に疑問を感じたりすることもあって、
しかしやっぱり何事も知ることは大切だなーと改めて思ったし、疑問に思っていたことも解ったし、読んでよかった^^*
そして、自身もオリンピアでマイルストーンを抱えて戦ったオーサーコーチだからこそできたコーチングに加えオーサーコーチのお人柄、スケート愛、オーサーコーチの人を大切にされる気持ち
ほんとに素晴らしい
2004年から導入された新採点方式が良いシステムとして根付いていくため、お手本になるような演技を目指すというスタンスにも感嘆!!
どこまでも素晴らしいスケート愛(尊敬)
チーム・ブライアンにだからこそのものがある!!
トレーシーさんのキスクラでの表情もほんと選手のお母さんみたいで好き(笑)
フィギュアスケート競技で大切なこと
演技構成点(PCS=プログラムコンポーネンツスコア)
「つなぎ」
「振付」・・・プログラムの計画の仕方、プログラムのパターン
滑っていく方向 一方向ばかりのサークルを描く滑り、両足で直進の滑りをする→NG
本当の振付とは・・・左回り・右回りの複雑な軌道の組合せ ターン、滑る、ステップの方向 しゃがんだり跳ねたりした上下の空間使用
新採点方式のなかで勝つためには
スケーティングの基礎、ステップ、ターン、スピン、ジャンプも跳んだら良いということではなく、全てのエレメンツの質の高さ(GOEプラス評価)、“振付(PCS)”が必要(だから平昌五輪の、後半にジャンプをかためたザギトワに批判も上がったのね・・・)
トータルパッケージでなくてはならない
その他にも、ピーキング、コンディション管理などなど
フィギュアスケートって競技だけど、芸術
そういうところも大好きで
オーサーコーチの本を読んで、大好きなフィギュアスケートのいろんなことが沢山知れて益々フィギュアスケートが好きになりました
観るの楽しみだわ♡^^*
ブライアン・オーサー コーチ
1984サラエボ、1988カルガリー銀メダリスト
カナダトロントの50年以上の歴史がある「クリケット・クラブ」のコーチ
2006年キム・ヨナの指導をきっかけにコーチに専任
(ヨナちゃんは、最初は3アクセルがしたくてオーサーコーチの元へ行ったのね。)
2015世界選手権羽生結弦記者会見
「(略)ブライアンはコーチとして僕たちの背中を押してくれるだけでなく、僕たち“クリケット・ファミリー”の皆を大切にして成長を見守ってくれて、ときどきお母さんみたいになる存在です」
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ソチオリンピック後、平昌オリンピック前の時期のことについて書かれた、『チーム・ブライアン』の続編。
ショート・フリー合計300点超えを果たすに至った要因として、GOEと演技構成点について挙げられていて、後者については「芸術的」ならば評価が上がるものではない、ということがわかりやすく説明されていて良かった。
オーサーコーチの、教え子の競技人生後の人生のことまで考えた優しい視点がとても良いと感じた。そして、これだけの巨大クラブなのに選手の核によって処遇を大きく変えることをしていないというのも、すごいことだと思う。