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猫好きな俳人が詠んだ、猫の描写の俳句アンソロジー。猫好きな人なら「あるある」と思うでしょう。著者もまた、猫好きであり、解説が猫にメロメロな様子が表れて微笑ましいです。「俳句はわからない」と言う方で猫が好きの人におすすめの1冊ではないでしょうか。
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イラストもかわいい猫の俳句アンソロジー。
わたしが好きなのはこんな句です。
霜夜かな猫の肛門ももいろに 中原道夫
初夢の端踏んで猫通りけり 黛 執
たんねんに猫が嗅ぎゐる草芽かな 松林尚志
うどんや屋のネコは本日留守である
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倉阪鬼一郎さん「猫俳句のパラダイス」2017.1発行です。猫だらけの俳句(川柳)アンソロジーです(=^・^=) 俳句では①子猫らの逃げ場所となる書棚かな(いそむら菊)川柳では②泣き笑い我が人生は猫といた(戸部好郎)③猫といる時間がとてもやわらかい(玉利三重子) 作不詳で、④表札にネコの名前も三つ添え ⑤肩書の取れた余生を猫と生き ⑥世は愉しぞっこん愉し猫飼えば ーーーうちの猫も子猫の時は書棚が大好きでしたw。川柳は猫好きさんの思いを見事に表現してますね(^-^)ーーー
倉坂鬼一郎「猫俳句パラダイス」、2017.1発行、再読。数百句紹介されています。私にとっては、俳句より川柳がぴったりきます。マイベスト5は: ①世は愉しぞっこん愉し猫飼えば ②表札にネコの名前も三つ添え ③猫といる時間がとてもやわらかい ④肩書の取れた余生を猫と生き ⑤泣き笑い我が人生は猫といた
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昔から、猫って人間の近くにいたのだなぁ。
これだけの猫を詠んだ俳句があるのだから。
古今の文化人たちが猫を詠んでいる。
好きでなければ詠まないもの。
私にも才能があったら、小梅さんのことを詠んだだろうな。
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陽気なタイトルだったので軽く読める感じの俳句紹介本かなと思って読み始めたところ、
「飼い猫の愛らしい姿を見て、『このような美しい生き物がそばにいてくれることの奇蹟と幸福』をしみじみと感じることがあります。」
と一行目から筆者の愛猫精神に富んだまえがきでガチ勢の所業と悟らされました。甘く見てた。
内容は時代様々な俳人たちの猫俳句、生真面目な句からどこかとぼけた句までさまざまな句が解説とともに多数紹介された密度の高い選集です。
テーマが「猫」に絞られているのでとっつきやすく、また読むうちに猫の可愛さを一つ一つこと細かに開拓されていく感じもありました。章トビラの挿絵もcute…
本全体に筆者から俳人へのリスペクトと猫好きの同志としての共感が感じられて満足感を味わえる一冊でした。
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猫の俳句集ということで非常にポカポカとした気持ちで読むことができた。
猫とはなぜこんなにも癒しを与えてくれるのだろうか。
友人宅の家に行った時、昔近所の野良猫を見たり、触ったりした時、動画で見る時、あるいは想像したりしているだけでとても癒される。
様々な視点から猫がありのままに活き活きと描写されている俳句ばかりで癒しのひとときであった。