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ショッキングなタイトルは、作者も悩みながらつけたらしい。
私は日本育英会のイメージがいまでも日本学生支援機構にそのまま引き継がれているものと思い込んでいままで保護者に説明などもしてきたのですが、これはちとまずいぞと本気で反省しました。
取り上げられたケースが誇張されているとも思えませんし、全体からみた影響も決して小さいとは思えない内容です。
幸い、子どもには奨学金を適用していなかったのですが、私のように以前奨学金の恩恵にあずかった親たちはあまり考えることなく、自分の子には奨学金を薦めてしまうのではないかと思いました。
何よりも驚いたのは、日本のように学費の無償の道がほとんどない国は世界にはあまりない、という事実でした。
多くの方が、望む教育を受けられるような国になるために、この奨学金問題をきっかけにできることをやっていきたいと強く思いました。
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「奨学金」地獄。岩重佳治先生の著書。経済的に余裕がない家庭で育った子供にとって奨学金は助け舟になる存在。それなのに奨学金によって逆に苦しめられて奨学金地獄になるなんて本末転倒。奨学金地獄で苦しむ人がいなくなるような制度を一日も早く実現してほしい。
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以前、サラ金地獄というのがあった。それを髣髴させるタイトルだ。かなり悲惨な実例が紹介されている。うちの子も「奨学金」という名の学資ローンを借りているので、他人事ではない。小泉政権の「行政改革」のせいで、奨学金は「教育事業」から「金融事業」へと変わってしまった。国による高等教育への支出増が強く求められると思った。