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この早川のレーベルはいつも書店で気になる。
1Q84はまだなんとなく読む気になってないので、どこで知ったんだったか。
ブラッドベリの「華氏451」?
で。
何週間か、ちょっと置いてガッと読んで、また置いて、を繰り返して読み終わった。ところどころいい文章があってぐっとくる。自分より頭のいい狂人に対してどうすればいいのか?とか。
全体的に、プロレタリア文学理論を思い出した。あととにかくジンがまずそうでまずそうで。すごくいい使い方だと思った。わらべうたも。
珊瑚を拾えってあれどういう意味なのかとか、むしろ批評・鑑賞が読みたくなる。つまり読みこなせてないんだろう。
自分のかわりに差し出せる相手。
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ビッグブラザーを愛することで
思考でさえも支配される恐ろしさ
それともそんな事を考える事さえ無力で
無知である事が力になりえない日
そんな北朝鮮みたいな国をオーウェルは防ごうとしてたんだろうなあ...
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読み終わったあと、色々な物音にビクビクしてしまった。。。〈思考警察〉怖すぎ。。。
全体主義国家の話で北朝鮮やナチスを彷彿させる。
平和を考えると同時にその反対も考えるのであるという二重思考も深いと思った。
ビッグ・ブラザーに支配される国は本当に怖かった。
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いやー、オーウェルって感じ。
って言っても動物農場しか読んだことないですが。
怖い世界。
でもありえる世界。
是非読んでほしいものですな。
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村上春樹の「1Q84」のモチーフとなった本書。1940年後半に1984年のことを描いた小説だ。
その時代、世界は3つの巨大国家に分かれ、常に戦争状態。人々には希望もなく、平和もない。社会は一党独裁による全体主義。そんな救いようのない暗黒近未来を予言したSF小説・・・じゃなくて、独裁者になるためのhow to本だな。コレは。
ヒトラーやレーニンのように世界を征服したい人は読むべきだ。
人間はこの地球上での最上級生物として、あらゆるものを支配したがる。そんなエゴは実現不可能で、大事なのは協調や友愛だ、とエコな人々は言うだろう。
だけど、この小説を読むとそうじゃないことに気づく。人間は何でも支配できるのだ。精神だって、科学だって、哲学だって、宇宙だって、過去だって、支配できる。
2+2=5。そんな数式だって、成立できる。
そのやり方はこの本に書いてある。
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ビックブラザーが支配する世界。
名作といわれた作品。
が 現在でも通用するのではないかと
思われる作品です。
今も昔もかわらんかも
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付録のニュースピークについての解説がとても興味深かったです。むかし付き合ってた人に聞いた、新言語(今存在する言葉のほかに新しい言語を作り、世界をまたぐコミュニケーションの手段にするというもの。言葉はすべて規則的に活用するような文法のもとに成り立っていて、単語とすべてに通用するそのルールを覚えればよいので習得は容易。ただしその分詩的表現とか文学的表現はなくなる。)がぽや~んと頭によみがえった。個人的なことですけど。
さいごはとても、かなしくなってしまいました。
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村上春樹さんの『1Q84』は1984年とある種対を成している。
この作品は1984年以前に書かれた「近未来小説」
1Q84は2009年に発売された「近過去小説」
1Q84と合わせて読むと良いです。
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怖い世界....big brother is watching you 知らない間にじわじわとそういう世界になっていそうな
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もうすぐBOOK3もでるし・・・不純な動機から読んでみた。面白い!なんで今まで読んでなかったんだろう。陰鬱な緊張状態を強いられる全体主義に覆われた世界。思想統制により「ビッグブラザー」が世界を支配する。現在のネットは格好の監視ツールとなるでしょうが、支配はされてはいません。が、あふれる有象無象の脚色された情報で、容易に「ある」方向へ誘導されてしまいます。何が真実なのか?そういう意味では、ますます自分の頭で考える力が必要とされている時代なのだなぁ。最近、立て続けに「考える力」の大切さを感じる本を読んでます。思想統制を逃れて恋に落ちる主人公の逃避行もスリリング。この救いのない話はだらだらと降る雨の日に読むと雰囲気もばっちり。傑作です。
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積読本でしたが、1Q84 Book3の前にやっと読めました。
怖い小説だったなぁ…。
ここまで救いのない小説だとは思わなかった。でもトマス・ピンチョンの解説を読んで、最後の付録の意味がよくわかりました。そうだったのか~。
言語を操作する部分とかがけっこうぞくぞくきました。これは今でもふつうにあるんだろうなぁ…。
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1Q84をインターネットで注文しようとしたら入荷待ちとなっていたので数字の1984年を読んでみました。
まったく救いの無い結末にでしたが、人間性とか歴史というものを考えさせられる本でした。
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p.293
なぜなら、もし万人が等しく余暇と安定を享受できるなら、普通であれば貧困のせいで麻痺状態に置かれている人口の大多数を占める大衆が、読み書きを習得し、自分で考えることを学ぶようになるだろう。そうなってしまえば、彼らは遅かれ早かれ、少数の特権階級が何の機能も果たしていないことを悟り、そうした階級を速やかに廃止してしまうだろう。結局のところ、階級社会は、貧困と無知とを基礎にしない限り、成立しえないのだ。
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最早古典の域に達した、ディストピア小説の傑作。『1984』は我々の世界の暴いてみせる。そして絶望させてくれる。これが現実なのだ。現実が既にディストピアなのだ。
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圧倒的な想像力と構成力を感じる。小説を書いたというより、世界そのものを創ってしまい、その中の一部を描写して出来たような小説。