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法医昆虫学者・赤堀涼子の存在感は抜群である。解剖医・神宮浩三とのやり取りは、いかにも面白い。その彼女とある意味対等に、論じることができる芳香の巫女・綿貫ちづる女史も異色の登場人物だった。真相も意外性があり、面白かった。
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岩楯刑事は赤堀先生に対してずいぶん寛容になった気がする。周りはわかってくれなくても、今や自分だけは理解者だという気持ちなんだろうか。
しかし殺人の動機がそれかぁ・・・なるほどなぁと思う反面、納得できないって言うか、身勝手なというか・・・。
調香師さん、せっかく素敵な香りを生み出すんなら、人を不快にしないような控えめな香りにとどめていただきたい。強い香りは鼻がバカになったり、頭痛がしたりするからツラいんです。利用者も人工的な香りを衣類や全身からプンプンさせるのは、本当にやめていただきたい。特に狭い空間や食事時・・・。アンタ責任持って、残り香、ぜ〜んぶ吸い取ってよねって、かなり本気で思う。
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西多摩で男の両腕が発見され,地元の山岳救助隊員の牛久と警視庁の岩楯が捜査を開始する.例によって法医昆虫学捜査官の赤堀も合流するが,腕以外が発見されない.住人の一之瀬と中丸一家は地元から受け入れられていないし,しかも怪しい.死体に関わる虫を根拠に赤堀の考察でバラバラ死体が発見され,四面楚歌だった彼女の行動が評価されてくる.村の活性化に適切な助言をしている調香師 綿貫ちづるは香水のプロ.一之瀬俊太郎と中丸聡の異様な行動を調べるなかで,次第に犯人に近づいていく過程が楽しめた.この地にいるはずのないミバエが解決の鍵を握ったことになるが,赤堀の知識が凄い.犯人は意外な人物で,殺されたのも特異な人物だった.大変楽しめた.
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大丈夫なつもりでいたけど今回のは結構なレベルで虫の出現率が高くて、ちょっとたじろいだ。そして全く予想もつかなかったこの展開。ちゃんとすべてがつながっててそこもすごいと思った。なんかこういろんな意味で心に残る作品だった。
読むのに時間はかかってしまったけど、疾走感ではなく、じっくり読めた感があって、こういう読後感もまたいいものだなと思う。
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一日で読了。法医昆虫学捜査官シリーズの4作目。主人公の赤堀先生も脇を固める岩楯警部補もキャラクターが安定しているので、読みやすいのもある。辻岡大吉が出てこないな、と思ったら、中盤すぎに登場するのも良かった。
今回はいつもの虫にまつわる蘊蓄に加え、香水の成分の話も専門的で、それでいて知識のない僕を飽きさせない。毎回、岩楯警部補とバデイを組む相棒もなかなか魅力的なのだけど、今回の牛久巡査長もいいキャラでした。
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4月-4。4.0点。
ある村から、遺体の右腕だけが発見。
死亡推定が赤堀の見立てと、解剖医の見立てに大きなズレが。
村にはいわく付きの人間も多く、捜査も難航。
相変わらずの面白さ。
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楽しみにしているシリーズもののひとつ。シリーズものとはいえ登場人物に深入りせず事件中心のストーリー展開になっているのがいい。今のところ。
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相変わらず赤堀先生は見事ですね、「この子」たちから犯人探しに繋げていく所は。「この子」たちが可愛いければ、もっと良いのですが。安定感があって楽しめます。
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法医昆虫捜査官シリーズ第4弾。
今回の舞台は東京都西多摩の山奥。バラバラ死体の一部が発見され、岩楯警部補は山岳救助隊員でもある地元の警官とコンビを組んで捜査を行う。
赤堀も捜査に加わるが、虫の生態から考えて司法解剖から得られた死亡推定日時に納得できず、独自の視点から死体の残り部分を探すことに…
今回も非常に虫グロだが面白かった。虫や動物の生態から推理して死体の一部を発見するところはワクワクした。
犯人の動機は意外なものだったが、実際に(色々と技術的な意味で)できるものなのか疑問。ストーリー的に後味は悪いが、赤堀のキャラに救われている。
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うーん。何だかよくわからない。ちょっとあまりにも内容が見えてこない。これは4作目にあたるのかな?1作目から読めば少しはわかりやすかったのかもしれない。
ただ、ちょっと想像するにグロ過ぎるのが難点かもしれない。1作目からそうなのかもしれないが、もう少しソフトに書けないものだろうか?特にウジ虫とか出てきたら想像するだけで吐き気がする。あまり読んでて気持いいものではないなあと想う。
しかし、そういう捜査手法もあるのは確かだと想うけど・・・。でも考えようによっては、法医学教室の解剖の方が少しはまだましのような気もする。それに、動機もいまいちのように思えるし、読後感もあまり良くはないが、1作目も読んでみたいかも・・・。法医昆虫学の勉強のために!
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シリーズ第4弾。法医昆虫学独特のグロい表現にもだいぶ慣れ、岩楯の相棒がどんな刑事なのか、気になるくらい楽しみになってきた。今回は東京の西のはずれでバラバラ遺体の一部を岩楯の相棒となる山岳救助隊の牛久が発見することから始まる。相変わらず、遺体の身元も最後の方まで分からず、もちろん犯人の動機もなかなか読めない。しかも、今作は怪しい人物が多過ぎて、これまで以上にスリリングな展開。ただ、前作が強烈だったせいか、今回の赤堀の活躍があんまり目立たず、ちょっと残念…でも、虫だけで、これだけいろいろなトリックを考えられるのだから、本当に凄い!
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今回はバラバラ死体。登場人物が少なくてみんな怪しい人ばかり。犯人の特定はある程度自分の中でしていたけれど
経緯や動機は全くもって読めなかった。
少し現実から離れすぎている内容なのてまあんまりピーンとこなかったし
グロさを強烈にアピールしすぎていて
4作目はイマイチだったかな。
岩楯さんと赤堀さんの距離が少しずつ縮まってきているのは気のせい!?
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主人公、法医昆虫学捜査官・赤堀涼子に、魅せられています。今回では、バラバラ殺人の遺体の捜索が見事。蛆が雨のように降ってくるなど、著者はどこから探し出してきたのだろう。黒木華でドラマ化してほしい。でも、捜索現場のグロテクさなど、映像的に難しすぎるだろうなぁ。
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このシリーズ図書館からかりてるんだけどどの本も食べこぼしがひどい。今回なんてウジが雨のようにふってきたんだよ、よく最初から最後まで飲食したな?逆に感心するわ。
50代の中年女性が男子高校生に惚れてプロデュースするの狂気ながらロマン。
赤堀の断言に、理由のないこの手の言葉を好んだ。張り詰めた糸にゆとりをもたせてくれる。ってお似合いかっ
あれだけ感動的に禁煙できると語っておいて禁煙しきれてないのもおかしみ、嗜好品断つのは大変だ。
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評価は4.
内容(BOOKデーターベース)
バラバラ死体の「虫の知らせ」がおかしい!東京都西多摩で、男性のバラバラ死体が発見される。岩楯警部補は、山岳救助隊員の牛久とペアを組み捜査に加わった。捜査会議で、司法解剖医が出した死亡推定月日に、法医昆虫学者の赤堀が異を唱えるが否定される。なぜ遺体の死後経過と「虫の知らせ」が一致しないのか!
相変わらず虫に焦点を当て興味をそそる内容だった。赤堀先生の落ち付きの無さも慣れたわ。しかし、結局気の強い管理官と赤堀先生の戦いは無いわけね。