投稿元:
レビューを見る
内容(「BOOK」データベースより)
がん治療の「最終兵器」として注目を集める免疫薬「オプジーボ」。どういう人に、どれくらい効果があるのか。どんなしくみなのか。副作用の危険性は高いのか。薬価(公定価格)はなぜ引き下げられたのか。どんな類似薬が出てくるのか―日経の専門記者がもっとも知りたい疑問に答える。
投稿元:
レビューを見る
二度のガンサバイバーである私にとって、免疫薬の発明は非常に明るいニュースです!
オプジーボ以外にもドンドン開発が進んでいるようなので嬉しい限りです。
競争が進み、安く効果的な治療になることを期待してます。
投稿元:
レビューを見る
人間の体は、約60兆個の細胞からなる。この細胞が日々、細胞分裂を繰り返すことで人間は生命を維持できる。毎日 約1兆個の細胞が生まれる。
日本では、毎年100万人がガンと診断され、そのうち35万人が死亡する。
そのガンは、本当になくすことができるのか?
京都大学 名誉教授 先進医療振興財団理事長 本庶佑らが開発した。
小野薬品が、ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)と共同開発した オブジーボ(一般名 ニボルマブ)2014年9月に医療現場に登場した。
小野薬品は、2015年3月期で、1357億円。武田薬品工業は1兆7千億円。
それは、一人当たり年間3500万円かかる薬価(公定価格)が高いことで、評判となった。
100mg 2016年4月の時点で約73万円。体重60キログラムに、1回133万円。2週間に1回投与。
免疫細胞を覚醒させ、「外敵を撃退する力を発揮する」
2017年3月期の売り上げ高は、1260億円となる。将来的には、4〜5兆円に発展する。
肺がんは、年間7万人が死亡する。オブジーボは、劇的に効果がある患者は2−3割。残りの患者にはそれほど効果がない。
副作用として、劇症型糖尿病7件、重症筋無力症9件、間質性肺疾患195件が出ている。
日本には、民間の病院が7500ケ所あるが、オブジーボの使える病院はおよそ800ケ所
2014年7月から2016年6月末までに処方を受けた患者は8077ninny。
ペクチドワクチン。免疫細胞にペプチドを外敵と認識させる。免疫細胞は、ペプチドが付着しているがん細胞の本体を攻撃する。
メルクは キイトルーダ。2017年2月から保険使用が可能となった。
BMSは、2011年にヤーボイの製造販売承認をとった。
使用範囲が広がっていけば、さらに多きな成長が考えられる 免疫チェックポイント剤。
免疫細胞の攻撃力を高める。
投稿元:
レビューを見る
「免疫革命がんが消える日」日本経済新聞社編、日経プレミアシリーズ、2017.02.08
185p ¥896 C1247 (2019.01.07読了)(2018.12.15購入)
【目次】
はじめに
プロローグ 「余命3カ月」からの生還
第1章 オプジーボの衝撃
第2章 免疫療法のしくみ
第3章 現場発「オプジーボの希望」
第4章 「超」高額薬、オプジーボ
第5章 効果は高い、副作用も重い
第6章 過熱する開発競争、「ポストオプジーボ」は?
エピローグ がんは永遠に「不治の病」か
巻末資料
・ノーベル医学・生理学賞 日本人受賞者
1987年、利根川進
2012年、山中伸弥
2015年、大村智
2016年、大隈良典
2018年、本庶佑
☆関連図書(既読)
「精神と物質」立花隆・利根川進著、文春文庫、1993.10.09
「私の脳科学講義」利根川進著、岩波新書、2001.10.19
「私の履歴書」利根川進著、日本経済新聞・連載、2013.10.01-10.31
「iPS細胞ができた!」畑中正一・山中伸弥著、集英社、2008.05.31
「iPS細胞」八代嘉美著、平凡社新書、2008.07.15
「「大発見」の思考法」山中伸弥・益川敏英著、文春新書、2011.01.20
「生命の未来を変えた男」NHKスペシャル取材班、文藝春秋、2011.08.30
「私の履歴書」大村智著、日本経済新聞、2016.08.01-8.31
「細胞が自分を食べる オートファジーの謎」水島昇著、PHPサイエンス・ワールド新書、2011.12.02
(「BOOK」データベースより)amazon
がん治療の「最終兵器」として注目を集める免疫薬「オプジーボ」。どういう人に、どれくらい効果があるのか。どんなしくみなのか。副作用の危険性は高いのか。薬価(公定価格)はなぜ引き下げられたのか。どんな類似薬が出てくるのか―日経の専門記者がもっとも知りたい疑問に答える。
投稿元:
レビューを見る
オプジーボの開発秘話、にしたかったんだろうけど、ルポとしては迫力不足、サイエンスとしても説明不足。
がん関係の書籍から遠ざかっていたので、リハビリ程度にはちょうどよかったかな。