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フィードバックのやり方、ポイント、こんな時どうする?、実際にやっている人へのインタビューなど、方法論と具体例の両方が盛り込まれていて分かりやすかった。言うは易し、行うは難し。実際にやるには本当に労力と根気と覚悟がいる。でもそれを持ってきちんと部下と向き合える上司がいる会社が、人が育つ職場なんだろうなと思う。
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考価会議の時期が近づいてきたので購入。さすが中原先生の本で、現場に即した内容で、非常に納得感もあり、参考になる一冊(痛いところもつかれるが)
P4
フィードバックとは端的に言ってしまえば、「耳の痛いことを部下にしっかりと伝え、彼らの成長を立て直すこと」です
P77
「経験軸」と「ピープル軸」です。部下育成を行うときには、この二つの軸−経験軸とピープル軸をしっかり抑えてください。
※経験軸とは適切な業務経験を与えているか。ピープル軸とは点ではなく面で支援しているか(職場の人たちからさまざまな関わりを得られているか)
P96
フィードバックをするときに必要なデータとして、「SBI」を準備しておくのがよいということは実践知の一つとしてよく知られています。シュチュエーション(どのような状況で、どんな状況のときに)、ビヘイビア(部下のどんな振る舞い、行動が)、インパクト(周囲やその仕事に対して、どんな影響をもたらしたのか。何がダメだったのか)
P108
ここで大切なことは、このセッションの「目的」を最初にストレートに述べてしまうことと、「一緒に話し合っていこう」「一緒に改善策を考えよう」と述べることです
P226
あなたが自ら成長を願う仕事人でありたいと思うならば、「フィードバックを他者から与えられる存在」ではなく、「自らフィードバックを求めに行く人材」になりたいものです
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ケーススタディもたくさんあり、マネージャー初心者として一番ハードルが高いネガテイブフィードバックのヒントがたくさんあります。
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フィードバック入門 耳の痛いことを伝えて部下と職場を立て直す技術
(PHPビジネス新書)2017/2/18 著:中原 淳
「フィードバック」は、あまたある部下育成手法の中で最も重要なものにかかわらず、日本ではあまりこれまで注目されなかった側面もある。
フィードバックとは端的に言えば、「耳の痛いことを部下にしっかりと伝え、彼らの成長を立て直すこと」である。
①情報通知②立て直しの二つの働きかけを通して、問題を抱えた部下や、能力・成果のあがらない部下の成長を促進することを目指す。
構成は5章から成る。
①なぜ、あなたの部下は育ってくれないのか?
②部下育成を支える基礎理論 フィードバックの技術 基本編
③フィードバックの技術 実践編
④タイプ&シチュエーション別 フィードバックQ&A
⑤マネジャー自身も成長する 自己フィードバック・トレーニング
フィードバックほどよく耳にするがなかなか実践されていない概念もなかなかない。フィードバックは難しい。本書にあるようにただ伝えるだけではなく、その先の立て直すことを踏まえた形でそれを行うことは言葉以上に困難である。
指導を行う上でも、表面的なことだけではなく、しっかりと事象を積み上げた上で具体的にそれを行い、かつ組織・個人にとって最適な答えを示しながら納得性を持ってそれに導かないといけない。ただゴールとプロセスを示すだけではなく、その過程も都度見届ける必要がある。
人が変わればそのやり方もすべてが変わる。
どれだけ互いに本気でそれに取り組めるのか。覚悟と信頼がキーとなるのは間違いない。
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1on1の本をたくさん読んで答えを教えないと言うコーチングを学んだが、それだけではダメということを痛感させてくれた。
実感に合うし実践していこう
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人材育成法としてのフィードバックの入門書。
とても実用的な内容。
フィードバックに際しては相手にたいして耳に痛いこともしっかり伝えることが大切。
フィードバックに臨むにあたっては覚悟を決めることが大切。
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中小企業に勤めていて、マネージャーと言う立場になったので勉強のために購入しました。自社の上司を見ていても、マネージングプレイヤーであることが痛いほどわかります。なるほどこういう構造なのかと理解しました。色んな部下に対してのフィードバック方法が具体的であり、網羅されている!と思いました。匿名の体験談も勉強になりました。
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自分がフィードバックをする、受けることを想像しながら本書を読んだ。フィードバックをする際には、フィードバックする相手から受ける可能性のある脅威を、フィードバックを受ける際には、痛みを受け入れられるか否かを想像した。入門と書いてある通り、上記のような現実的な難しさがあるため、即座に本書のやり方を実践することは勧められないと感じた。ただし、非常に重要な視点であり、大学教育における学生へのフィードバックを考える上でも多くの示唆を頂けた。
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耳の痛いことを伝えるフィードバックの技術。
具体的な方法から、相手のタイプ別の対処方法、インタビューで生々しい実例を示しています。
実証的な研究を基にしていますので、単なるノウハウ本ではありません。
とても参考になります。
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タスクの落とし方で、心地よいゾーン、ストレッチゾーン、パニックゾーンという区切りは面白い。
そして、フィードバックとひとつとっても、奥深いかつ、教える人は、想像以上に教える相手のことを観察しなければならないということを学びました。
また、フィードバックの際も、恐れず対峙し、変にごまかしたり、小手先技で角が立たないようにするなどしないほうがいいなど、他のマネジメントの書籍とは違う路線のことも書いてあり、面白かったです。
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前の本はピンとこなかったけどこれは良い本でした。当面フィードバックされる側ですが、これくらいきちっと関心払われると成長するんだろうなあ。
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・鏡の様に客観的に話す「◯◯のようにみえる」
・問題行動は見えるが、問題行動の原因はみえない。水面下の氷山を見極める
・これからどうするのかを言わせる。決めさせる
・今抱えてる問題はどのようなときにおきるのか?そのときにどのように対処するのか? ヒヤリハットとおなじだね
・最後には期待を通知する
・相手の反応には必ず返す。徹底的に論理的に…感情的にならずに
・逃げたくなっても、安易に褒めない
・沈黙には沈黙で返す
・残念ながら、変わらない人もいる。その場合は期限を区切って、切る
・ストレートに、修飾しないで、率直に。ただし冷静に。決めつけない言い方で
・フィードバックの結果を、部下にかいてもらって、送ってもらう
・言い訳ばかりの人には、つぎつぎ話させる。かならず矛盾がでる
・根拠なきポジティブの人には、根拠がいえるまで突っ込み続ける
・話題転換を図られたら、察知してすぐ戻す
・「立場上、こう言わざるをえない」
・どれだけ部下に非があっても、言い分を聞く(決めつけないに通じるね)
すべてのフィードバックは、本人がどうなりたいか、に起点がある。
管理職の責務は個人と組織がよくなること
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・フィードバックとは耳の痛いことを部下に伝え、成長を立て直すこと「情報通知(ティーチング)」と「立て直し(コーチング)」
・上司に必要なのは、冷たい頭と熱い心
・人が大きく成長する瞬間は大きな失敗体験をした時
・スパンオブコントロール…同じ目標を持つ5〜7人の部下を直接管理することが1人の上司の限界
・育成対象を経験軸(ここまでどれだけの経験をしているか)とピープル軸(人との関わり)で考える
・どのような仕事を与えればストレッチゾーンになるかを考えて仕事を振る
・人との関わり、コミュニケーションの中でしか人は学べない→常に皆を見る
・FB時はその状況を具体的に把握し伝えられる状況でないと✖️この時主観はなし、事実のみを伝える、SBIの視点(シチュエーション、ビヘイビア振る舞い行動、インパクト影響)
・1on1の面談は週1など頻繁に
・FBは人の目に触れない場所で、何を言われるかよりも誰に言われるかが大事
・時間を取った目的と一緒に考えるスタンスを最初に伝える
・部下自身に自分の過去、現状を言葉にさせること、振り返りは引き出すもの(何が起こったの?それはなぜなの?これからどうするの?)
・FBの際はストレートに言うけど決めつけない
・耳の痛いことを言った後、褒めない
・逆上した場合は意見を聞く
・自らフィードバックを受けに行く→自分の欠点に気付くことができる
・人は無能になるまで出世する
・フィードバックするときに考えるのは組織と部下が良くなるために(両軸で考える)
・全てのフィードバックの起点は本人がどうなりたいか?フィードバックを推奨する組織であれ
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自分の感覚値に近いアプローチで実践していたフィードバック面談を論理的に指導してもらった感じを受けた。
やっていたことの正しかったこと、足りなかったことが浮き彫りになる。事前準備と伝え方の実例が特に不足していた。ちょっと、まとめて、フィードバック面談の度に読み直すべきかと感じました。
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フィードバックは何年か後に意味がわかれば良いと思ってやってきたけど、あながち間違いでもなかったみたいです。