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音楽を題材としたクリエイター小説。
まず主人公のキャラクターが魅力的。
ふたりの会話を中心に構成されているのに、
イキイキとしたやり取りで一気に物語の中に引き込まれる。
さらに、この本がすばらしいのは実用書としても自己啓発書としても、
かなり質の高い内容を伝えていることだと思う。
音楽に対する知識はもちろん、
人が何かを作ろとした時や何かを学ぼうとした時の、
「わからない」ということに真正面から向き合っている。
作曲に興味がある人もない人も、この本を読めばきっと何かを得られると思う。
非常におすすめ。
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15年前に出会っていたらなあ、と思える本、というのが印象。
服部克久先生が書かれているように、たくさんの挫折した人たちへのヒントが詰まった一作だと思いました。
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2016.8
全くの初心者が作曲できてしまうオドロキのやり方が書いてある・・・かも。
作曲志望者にとっては、あるあるネタに懐かしくなること必至。けっこういいことが書いてあると思う。
2017.4
一度読んでいたことを忘れてまたまた購入。
ベースは「テクスチャー」という裏ワザで、雰囲気を借りてくるなど、具体的で楽しい作曲法が満載。ホントの初心者が曲を作れるようになるのが、ストーリーを追いながら理解できる。耳コピで挫折した主人公が、耳コピしやすくなった裏ワザも必見。(^^)
2020.1
「2」が出ていたので「1」から読み直す。
やっぱり面白い。
「作詞少女」と違って、わりと平和な作曲レッスン。
「耳コピが基礎からできるようになる本」で耳コピの勉強も並行して進行中。
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DTMに使う機材やソフト、音楽理論が載ってるラノベ! これはおもしろい。本なんか読まねぇよって言ってる高校生にもオススメ。図書館の先生にリクエストしなさい!
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高校2年生の女の子がプロ作曲家のクラスメイトの女の子から作曲の特訓を受け、曲を完成させるあらすじのラノベです。これはとても素晴らしい本だと思いました。作曲に限らず創作する人は読んで絶対に損は無いでしょう。なぜなら、創作するうえで大切なことがギュッと詰まっているからです。なんか読んでいて勇気付けられました。著者の文章力の高さと創作という行いに対する深い理解には脱帽です。正直感動しました。あと、イラストが可愛い。今年読んだ良書ランキング暫定1位。
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「初心者向けの作曲の本」で挫折した人達に向けて作られたような、とても噛み砕かれた本。
自分は作曲はしないけれど、人が何を好きになってどうやって学んでいくかなどのマインドも書かれていて、非常に面白かった。★4つ。
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学生時代の疑問を解消してくれた驚異のハウツー本。
ハウツー本と言っていいのかな?ストーリーは立っていますし、おもしろいです。予想とは違う内容でしたが、役に立ったと思います。
作曲に限ったことではなく、クリエイティブな作業に対する考え方なんかも書いてあります。その考え方は自分が歳を取ってから同様に感じたことも書かれているわけですが、高校生の口から語られると違和感を感じる部分もあったりしました。まあ、早くプロになればそういう考えを抱く人もいるかもしれないので、それでもこの本は楽しく読める一冊だと思います。
キーとコードのチートシートはとても助かりました。主人公と同じく、先輩から教えられた瞬間ははちんぷんかんぷんだったんですよね。
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音楽経験が全くない少女に、プロの作曲家がどのように作曲すればよいかを指南するお話。
本の帯通り、音楽理論や専門用語はあまり出てこず、文章も平易で読みやすかった。
その作曲法についても、今まで自分の知らなかった世界があったので参考になった。
ただ、途中キー(調性)と移動ドについての説明が出てくるのだが、そこは理解に苦しんだ(私の国語力の問題もある)。
ある程度楽典を知っている人間だったので言いたいことは伝わるのだが、音楽経験のない人がこの説明を読んだら混乱する人がいるのではと感じた。
それでも、本書が作曲に対するハードルを(低いとは言えないが)大きく下げてくれたことは評価されるべきだ。
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作曲したいけど超初心者の人向けの本です。
私は趣味で作る程度に曲は作れるので、書いてある内容は初心の確認ぐらいしか使えないのだけど、普通にラノベとして楽しかったので良かったです。二人の女の子もかわいいです♡
というか、作曲手順やマインドみたいのが、私とほぼそのまま過ぎてニヤニヤが止まりませんでしたw 最初の方は「うんうん、私も思ってることわかりやすく言ってくれてるなあ。」って思っていたのですが、読み進めて曲を作り始めると、ドラムが最後ということ以外は殆ど私と同じ手法でほんとに笑いました。
かなり大胆に心構えとかマインドの話に多く割かれていて、作曲手法に関してはざっくりとしか書かれていません。あくまで最初の取っかかりとして良い本だといえます。
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1 自分がこの本を選んだ理由
最近作曲の勉強をし始めたので、これから音楽に関連する本をなるべく読んでいこうと、アマゾンで探してたところ、表紙が可愛くてとっつきやすそうだったので購入。
2 著者情報
著者は仰木日向(おうぎひなた)さんという方で、アニメ楽曲、ゲームBGMをたくさん作られてる方!
加えて漫画、小説執筆も行なっていて、かなりマルチな方のよう。
(ツイッターをやられていたので、読んだあとすぐフォローした笑)
3 本の概要
「どこにでもいる普通の女子高生」を自負する高校2年生の山波いろはが「自分だけの特別な何かをしたい」という思いのもと、キーボード、音楽理論書を購入し、独学で作曲をし始めるのですが、挫折。クラスメイトの「超高校級天才作曲家 黒白珠美(くろしろたまみ)以後珠ちゃん」に作曲方法を教えてもらいながら、14日間でオリジナル曲を作るという物語。
4 面白いと思ったところ
この本ではあくまで小説だけど、珠ちゃんが教える作曲方法は、音楽をほとんどやってない人でも、実際に作れる方法だなと思った。
また、「音楽は言語学習に近く、外国語を話せるようになることとかなり近い」、「音楽を映画に例えると、主人公(メロディ)セリフ(歌詞)敵役(ベース)脇役(ハーモニー)世界観(リズム)」などなど、わかりやすい比喩表現がたくさん使われていて読みやすかった!
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2018/08/10に一度たぶん途中まで読んで放置していた。
今回メロディと歌詞ができたのでサクッと読んでみることにした。読破所要時間106分。
結構実用的なことを書いてある(精神論もちょいちょい挟む)。
音楽をやってない子が14日で作曲する設定だから耳コピとテクスチャーがメイン。
今回こちらは鼻歌からできたから取捨選択な感じ。
コード=メロディ+ベース+1,2音のところ、勉強になった。
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もしドラみたいな感じで、音楽理論はほとんどなくて、それでも曲作りに大事なことだけはわかる。なんか作れそうな気がしてくる。理論を学ぶのはいったん作った後、というのがとてもハードル下がる。
作曲だけは無理かなー、とか思っていたけど、なんかとりあえずつくってみよって気がしてきた。
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めっちゃ良いと思う。方針自体にかなり共感する。とにかく何がなんでも一曲作るのが大事。初めからインプット過多になるのはよくない。
教えに従って一曲完成させようと思う。
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作曲という概念について堅苦しい表現を抜きにして学べる本。
どんな曲にしたいか、簡単でも良いから全体像をストーリー形式に想像し、文字に起こしておくことで、作曲途中に目標を見失いそうになった時に振り返れるというところが、作曲においてとても大事なことを書いてくれていると感じた。
「わからなくてもとにかくやってみる」ということは、作曲においてだけでなく、仕事でも何にでも通じることだと思いました。
一歩を踏み出すのがとても遅いと感じる人には読んでほしい本です。
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特に作曲しようとは思わなかったけれども面白そうだったので読んでみた。
続く人と続かない人の話がリアル感強めで良いこと書いてあった。創作でもなんでも、最初の難しいところでやめたら、それを嫌いになるのみならず、自分まで嫌いになる。自己嫌悪スパイラルから抜け出すには、嫌いにならないところまでとりあえずやり切る。
普段クラシックやってるけど、映画と音楽が似てるっていう話を、作曲サイドから解説されてなるほどと思った。よく知ってる曲のストーリーを自分なりに解釈するのも面白そう、やってみたい。