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図書館の本 読了
内容(「BOOK」データベースより)
貧しい村で家族と暮らす少女メアは、ある日、不思議な力に目覚める。それは奴隷階級の“レッド”が決して持つはずのない、支配階級“シルバー”の力だった。メアは王家に直ちに捕らえられ、死を覚悟するが、命と引き換えに名前を奪われ、“行方不明になっていたシルバーの王女”に仕立て上げられてしまう。宮殿で待ち受ける謀略と裏切り、冷酷な国王と二人の王子―果たしてメアの運命は。
シリーズ物でちょっと気になっていたので読んでみた。
うーん、2冊目はいいかな。
面白い設定だとは思うのだけれどもどうも読みにくい=読み進まない感じがあってね、次どうなるんだろう?ってあんまり思わなかった、ごめんなさい。
好きな人ははまるんだというのがよくわかった。
メアがこれから王子かおさななじみか、で悩むんだろうなぁっては思うけれども、それでも読まなくていいかなーっておもっちゃったのでした。
Red Queen by Victoria Aveyard
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テーマや設定はわりと好みだし、疾走感のある筋書きも読んでいて飽きはしないんだけど、なんで読んだ後こんなに疲れるんだろうと思って2回目読了。
気になった点としては、全体的にメアの心情描写が多すぎる。
カルのことが気になるような心情を描いた数行後にはカイローンやメイヴンに気が移ってたり、カル1人に対しても、憎しみが抑えきれない描写のすぐ後に彼の優しさを私は知ってる、みたいな独りごちた文がきたりするのがなんだか…。
いやまぁ人間らしいといえば人間らしいんだけど、さすがに文章描写としてはくどいし、結局どっちなの?!という気持ちになる。
あとは心情描写に寄りすぎて場面展開、特に場所の描写が薄い点。
特にメアの世界がどんどん広がっていく(精神的にも物理的にも)ストーリーなだけに、ここの説明が薄いとなかなか自分の頭の中で映像化できない…。
しかもページ数がわりとあるにも関わらず、その時その時の心情にさきすぎてるからか、ここもっとキャラクターの背景に深みが出るんじゃない?って展開がすごくあっさり描かれてるのが少し勿体無いかも。
この辺りは作者が映画化を見据えていると知って多少は納得。
たしかに言葉で語らずに映像(演技)で見せれば、だいぶ削ぎ落とされて面白くなりそう。
バトルファンタジーとしては、躍動感もあるし奇をてらった設定じゃないから飲み込みやすい。
恋愛物としては、そもそもなんで皆こんなにメアに惚れていくのかがあまり分からない笑
カイローンはともかく、カルとメイヴン、特にカルはメアのどこを好きになってるの…?
これだけ社会的なテーマを打ち出しておいて、街に出て初めて会ったレッドの女の子にシルバーが一目惚れ!みたいなシンデレラストーリーは、ちょっと噛み合ってない気がする…。
ツッコミ出したらキリがないけど、ブレすぎてどこに落ち着けるのか逆に気になってはくるから、本当に映像化向きだな〜と思う
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世界を支配する銀の血をもつシルバーと、それに虐げられる赤い血を持つレッド。レッドの少女が、シルバーとその王政に立ち向かう。いわゆる魔法ファンタジー。
翻訳の癖なのかどうなのか分からないが、ストーリーの流れは読めるものの、情景を想像するのが難しく、自分にとってはちょっと読みづらいかなあと感じながらも、終焉が近づくにつれて、あれ、これって終わらない!?終わらなかった!続編がある!と読み終えた。タイトル通りの結末を期待するので、続編を読むかどうかはまた考えます…。
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冒険心がとめどなく溢れる一冊、ということで紹介された本。
確かに世界観が壮大で、設定も緻密かつリアルなので、ファンタジーだが世界観に自然に嵌り込める。
ただ、最初からシリーズにしようとしている感じがあり、色々な意味で最後は中途半端な終わり方だった。
続き物だったとしても、1冊で物語がある程度完結するようにしてほしい。
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「今日から人生の果てまで、あなたは嘘をつき続けるの。それができるかできないかに、命がかかっていると思いなさい、小さな稲妻娘」
中世風ファンタジーだと思ったら、テレビやバイクや飛行機が出てきて意表を突かれる。奴隷の少女が王女になる成り上がりものだが、主人公がテロリストであるため甘い展開はない。メアだけが電気を操る能力を持っており、その力で監視カメラや照明の電源を落とせるのはハッキングのようで楽しい。
シルバーになりすますため化粧を塗りたくるが、肌色はごまかせても目の充血や口の中を見られたらバレるのでは?と思った。それ以外にも、メアの正体を知っているはずのカルとメイヴンが特に理由もなくメアに惚れる。出血したら正体のバレるメアを能力者の戦闘訓練に参加させる。シルバーの戦闘能力が重要視される世界観なのに、銃や爆弾をレッドの技術者が製造している等、ご都合主義が目立ってモヤモヤ。
メイヴンは腹違いの兄憎しでレッドに味方していると思ったから、すべてテロリスト撲滅と玉座簒奪のための王妃の策略だったというラストは意外だった。ただ、謀略と裏切りを売りにするにはメイヴンのキャラは弱いと思う。結局はママの言いなりだし。カルとともに能力者と戦い、処刑場から脱出する場面は良い。従順で優しいだけのカルにあまり魅力を感じなかったので、弟に裏切られたことで次巻以降性格が変わってくれることを期待。
「あらすじ覚え書き」
赤い血が流れる奴隷階級レッドは、異能の力を持ち銀の血が流れるシルバーによって支配され、戦争や過酷な労働に駆り出されていた。レッドの少女メアは、レッドが持たないはずの電気を操る力を発現して憲兵に捕らえられる。レッドのテロリストに手を焼いていたエラーラ王妃は、メアをレッドに育てられたシルバーと偽り、第二王子メイヴンの婚約者とすることでレッドの反抗心を押さえようとする。テロリスト集団スカーレット・ガードと接触したメアは、そこにメイヴンの姿を見つけて驚く。
革命の準備を進めつつも、第一王子カルに惹かれていくメア。王国の中枢を攻撃したスカーレット・ガードだが、メイヴンの裏切りにより作戦は失敗。同じく王妃の罠に嵌められたカルは、国王殺しの汚名を着せられメアとともに首都から逃走する。