投稿元:
レビューを見る
理系か文系かという選択は、実はその後の人生において極めて重要な判断になる。しかし、その重要性を正確に理解できていない学生も多い。特に、理科系科目は学習の順序が重要だから、どこかで理解できない箇所があると、その後の内容が理解できずに置き去りになる場合が多い。従い、期末単位で復習する学生は良いが、期末試験をひと期間捨ててしまおうなどという勉強法をしてしまうと、取り返しが難しい。そこで取り返しやすいのは、学習に論理的な順序のない文系科目だ。そうやって学習方法により、文系と理系が生まれる。その原因を能力や特性に求めるのは間違いではないが、高校生の分岐点でのタイミングには、寧ろ自らの能力を理解できていない可能性が高い。
長くなったが、そんな時に重要なもう一つの判断材料、というよりも本来はこっちが本質だが、それは興味である。テストの点数ではなく、面白そうという感覚で決めても良いのだ。子供達にはこういう本に、早くから触れさせてあげたい。それも大人の義務だと思う。
投稿元:
レビューを見る
20180722読了。
図書館の返却本コーナーにあった面白そうだったので手にとった。
科学豆知識的なのがたくさんあって、ふむふむといった感じで興味深く読めた。
印象的だったのは輪ゴムが発売される経緯で、もともとは1923年に自転車のチューブを縦に切断したものを売られていて、日銀が紙幣を束ねるのに使っていたそう。
それを食料品などにも使えるように、と今の形の輪ゴムが生まれたとのこと。
投稿元:
レビューを見る
・DHMO禁止の署名活動(実は水)
もっときちんとした科学教育を
・遠赤外線はニセ科学
→皮膚表面からわずか0.2メートルまでしか浸透しない
・温泉で「二酸化炭素(炭酸ガス)」は効能がはっきりしている→大分県県西部の武田市長湯温泉郷
投稿元:
レビューを見る
化学に携わっている者としては、科学と化学の使い分けにたまに気になってしまった...
内容としては、理系大学生には簡単すぎる部分が多いけれど、あたりまえに扱っているけど、深く考えたことがないことなどが紹介されていて、良かった、化学に興味がある中高生、文系の人にとっては化学になじみを持つスタートの本として良いのではないだろうか。さらっとではあるが、毒の化学の歴史などもあって豆知識的に面白い部分もある。
次の子供たちへの実験の構想もこの本から得ることができた。
やっぱり図書館の本は苦手だ、と思った...
世の中には君たちが年中見飽きるほど見ているくせに、その本当の意味をちっとも掴んでいなようなことが沢山あるのだよ。-ファーブル