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濱嘉之の3冊目読み。かな~り久しぶり。
たしか、「警視庁情報官」のシリーズを2冊ほど読んだのだったかと。。。
筆者が元公安警察官だったことに興味を抱いて手に取ったものの、“情報戦”の描写の性質上の問題か?現代事件史の紙芝居的にしか見えず、「ああ、この人の本はもう読まないかも」と思っていたのだけど・・・。
題材に興味を惹かれ過ぎ、ブクログレビューで初めて目にしたときから、いつか読みたいと思い続けた。そしてついに手に取ったら・・・
面白い。
上述のシリーズ(2冊)と異なり、主人公の人物像が掘り下げられ、十分に感情移入して読める。
また・・・あくまでフィクションだと謳われているけれども、固有名詞も一文字違いであったり「音」の雰囲気が似せられたりしている地名やら人名やら・・・・。
オウム事件のルポを読むような感覚で物語にのめり込まされる。
中巻、下巻も楽しみ。
★4つ、9ポイント。
2018.09.03.新。