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「死亡フラグ・・・」で有名になった作者の2冊目ですが、前作とはだいぶ作風が異なります。正直前作のノリを期待するなら読まないほうがいい。
タイを舞台に恋人の失踪とそれを追う男の物語ですが、スナッフビデオが出てきたり、殺人ショーがあったりと、かなりハードな内容です。評価は難しいですが、私としては読んで気持ちのいい話ではありませんでした。
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早くも宝島社を離れての文庫書き下ろしの新作。
デビュー作の「死亡フラグが〜」はユーモアテイストの
ある軽めミステリとしてまずまずの成功作ですが
今作はユーモア無しのハードサスペンス。
タイを舞台に悪の限りを尽くす非道の組織に
捕われた恋人を救出するというストーリーですが
その暗黒した世界や描写をするには、流石に
力量不足が否めないか? ミステリとしても...ビミョーっす。
単に残酷な描写をすればいいってもんじゃなく、
そこにはその暴力の背景にある狂気や、背景を
感じさせて欲しいです。
人道からかけ離れた暴力描写がどことなく
軽くてなんだか余りにも絵空事に感じてしまい
シラケてしまいます。
前作路線とは違ったものを...という意欲は感じますが
あまり得意な分野ではないのでは? と思ってしまうんですよね。
個人的な好みですが前作の路線で更に突き抜けて
面白い作品を期待します。
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息もつかぬ絶体絶命のピンチの連続、ではあるけど先は読めた。
ベタな線を行くけれど、退屈はせずに最後まで楽しめる娯楽小説。
少々ぐろい描写があるので苦手な人は要注意。ラスト…どうなったの?
MVP:なし
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B級映画になりそうな話だった。スピード感はあったけど、結末が解決しないまま終わってしまった感じがあってそこまで読んだのに・・・という気分になってしまった。あとは描写がちょっと残酷すぎてちょっとグロい系からは離れたいなと思ってしまった。
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これは驚いた。「死亡フラグが・・・」を読んで、その続きくらいの気持ちで手に取ったのだが、これだけ非情で後味の悪い小説だとは思わなかった。あとがきによれば、こういう作風が元々の持ち味らしい。読み手の期待が違う方向へいってしまっていたのが原因だろう。
作品としては十分楽しんで読めた。楽しむというのは表現が悪いが、ページを刳る手が止まらなくなったのは事実。中心人物と思った人物が次々と退場していって、何回も肩透かしの感を持たされるのが特徴。結局期待していた胸のすく解決はお預けになってしまうのだが、最後にかすかな希望が残っているところがミソ。ただスプラッタ系の描写が何回か出てくるので、嫌いな人にはお勧めできない。
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「死亡フラグ〜」は軽いノリだったのに、こちらはグロテスクな場面や描写が多かった。全然タッチが違うというのは、購入する前に知人から聞かされていたので知ってたんですが、それにしても…。ストーリーの展開などはテンポがいいので、読みやすかったですね。
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とにかくエグくてグロい描写が多く、その鮮明さに読んでいて精神的にかなり落ちる。ある種の人間達の救い様もない残虐性に具合が悪くなる。また登場人物の差し迫った心理描写がやたらリアルで、共鳴してしまいますます精神的に落ちてしまった作品。
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彼女と秘密の海外旅行でバンコクにきた国分は、雑踏の中彼女とはぐれてしまう。謎の組織が関わる失踪事件、死の饗宴、次々殺される仲間。そして自ら捕まりながらも機転で脱出。失踪劇の結末は…。
前作「死亡フラグが立ちました」と打って変ってスリラー小説。前作の軽いノリがなくなって、登場人物が死んだら交代。そしてグロテスクな描写に誰も救われないラスト。
そうか、こういう小説があってもいいんだなと。物語の展開の疾走感がハンパなく早くてすぐ読めた。
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デビュー作のような軽い感じのミステリーを期待して手に取ったらめちゃくちゃスリラー(涙)もう2度目は怖くて読みかえせない…
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途中で本を置きました・・・・。
グロすぎる・・・。
せっかく買ったからということでがんばって読みましたが無理でした・・・。
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死亡フラグが立ちました!が面白かったので読んでみたら今回は完全スリラーだった。恐ろしいのにどんどん引き込まれる感じは映画向きな作品ということなのだろうか。でも映像化されても観る勇気は私にはないかもしれない…引き込む才能をお持ちな作家だと思います。
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息もつかせぬ怒涛のスピード感はよいしオモシロいが、いかんせんグロいエグい。
そしてどんでん返し的な話の転がり方がちょっと納得できない。
あんまり読んでて楽しい話ではない。
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けっこうグロくて、途中で嫌になってしまった。
私は苦手だった。
結局どうなったのか、結末は読者の判断にゆだねられているのは、『死亡フラグが立ちました!』と同じかな。
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軽快っぽいタイトルと帯とはうらはらな・・・
中身はなんとエグイ猟奇もの・・
し・・しまったあ・・
これは都市伝説だと思いたい・・・
けど・・・もう「微笑みの国」に行けないよーーー
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あとがきで作者が述べているように、前作のコミカルな感じを期待していると裏切られる。事件の一つ一つがむごい。ただ、どことなく引き込まれる。自分は、この引き込まれる文体を前作でも感じました。真相に近づくほど、救われていかないことを予感させるストーリー展開。