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長野まゆみさんのお菓子随筆集。
お菓子がキラキラしている。
思っていたよりずっと年齢が上ということがわかって驚いた。
戦中戦後を過ごした人なんですね。
少年アリスってそんなに前に書かれた話だったんだ…。
これ、さらーっと読んでしまったのでしっかり内容覚えてるわけでも
ないけど、二回読む感じでもない。
でも何年かしたらまた読みたくなるかも。
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読みながら天使の卵の本の話をしている高校の国語の先生を思い出した。天使の卵の冒頭で"知識のあるものだけが共有できるもの"の話が出ているということ。それと同じものをこの本で感じた。
教養。
それだけ。
私が共感したのはアポロのくだり。
映画「誰も知らない」の末の女の子がアポロが好きで、その赤のコントラストが映画にモチーフとして出てくる、というところ。
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この本は、ぜんぶがすきとほったお菓子でできた、あまくてなつかしいお話です。ことばの菓子司が贈る自伝風極上スイーツ小説。
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小説だと思って借りたのでびっくりしましたが結構おもしろかったです。ただ先に著者の本をもう何冊か(特に少年アリス)読んでおけばもっと楽しめただろうなぁと。
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お菓子で綴る長野まゆみの出来方…みたいな?
よくこんなに覚えてるなってくらいエピソード満載。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-438.html
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自伝的小説、と帯には書かれているが、これはエッセイと自伝的小説の間のような物語だと思う。少年アリスを書いたときの話が出てくるのでそう思った。
自分の成長と、世間で起こったこと、周りにあった駄菓子やケーキなどのことを並べて書いているだけの本。だがその描写が細かく、これこれだったからこのお菓子が好きだった、これこれだから嫌いだったということが書き込まれていて感心したり、共感したりできた。
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お菓子にまつわる、色々な話かと思ったら
一応そうなのですが、思ったのと方向が違いました。
昔食べたお菓子の話、で今の美味しいものではありません。
手帖、なのですから、そんなものかと思えばそうなのですが
期待していた分、がっかりしてしまいました。
もう食べられないものほど、こうして書かれると
どんなものなのだろうかと、非常に興味を持ってしまいます。
ハイクラウンの妖精カード、気になります。
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著者の本を読んだのはこれが初めてでした。
エッセイのような自伝のような、不思議な感覚の作品だと思います。私自身、この作品に出てくるようなお菓子類はほとんど食べませんが、子供の頃に「そういえばそんなお菓子があったな」と懐かしく思い出しました。
マフィンやスコーンの描写は、本当に食べる人でなければできない表現であり、今はくどくて食べることができないかも、と思うクロテッドクリームをたっぷりつけて食べたい気持ちにさせられます。
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まず表紙がかわいい。愛しい。
中身はお菓子手帳と名乗っているものの、実際はまゆみさんの半自伝的なものとして読みました。
勝手な想像ですが、編集さんからここらでそういうものを書いてみましょうと言われたものの、まゆみさんはストレートにそういうものを書かなそうなイメージなので。
これまでもまゆみさん自身について、断片的に知る部分はあったけれど、こうして系譜をなぞって細かく知るのははじめてだったので興味深く読みました。こうしてこの方が出来上がったんだという感慨。ただ食べ物の表現的には、いつもの本のなかに出てくるもののほうがよほど惹かれました。好きなエピソードは鳥を病院に連れていくところ(私自身は鳥苦手なのに、まゆみさんの書く鳥はかわいらしく感じる)、美大受験のあたり、カード集め、OLさん時代の仕事帰りに甘いものを食べるところなど。
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■金花糖、動物ヨーチ、地球モナカ…時代を彩る駄菓子から、懐しの洋菓子、和菓子まで、すべてがお菓子でできた甘く懐かしい物語。
■■お菓子をテーマにしたエッセイ集。どのページを開いてもお菓子のお話が綴られてます。ついつい甘いものが食べたくなる一冊。
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甘党の家系に生まれたとする長野まゆみ氏が、自身の生まれ年(昭和三十四年)から作家としてデビューした年(昭和六十三年)までの履歴を、そのときどき大好きだったお菓子と、世相をからめながらつむぐエッセイ。宮沢賢治の童話=お菓子とあてはめた賢治小論もついている。
作者はわたしよりやや上の世代だが、同じ時代を過ごしてきた共感と懐かしさから、楽しく読めた。
とは言っても共感できるのは、子ども時代とバブル時代くらいか。長野氏は東京生まれで、田舎育ちのわたしからは考えられないおしゃれな中高時代を送っている。いつの時代も生まれ育ちというのは、人を規定する力を持っている。
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内容(「BOOK」データベースより)
この本は、ぜんぶがすきとほったお菓子でできた、
あまくてなつかしいお話です。
ことばの菓子司が贈る自伝風極上スイーツ小説。
**********
↑この紹介なんとなく頭悪い本に見える(笑)
のでこっちを
(内容紹介)
金花糖、動物ヨーチ、クリーム玉、地球モナカ……
時代を彩る駄菓子から、エキゾチックな洋菓子、伝統の和菓子まで、
ナガノマユミの自伝小説にもなっている、
すべてがお菓子でできた甘く懐かしい物語。
**********
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今までの作品を読んでも判る通り
食に拘りのある人であろうことは想像がついたけど
リアルな商品名とかメーカー名が出てきてぐっと身近に感じられた
小説の中だと、ありふれたものでもなんだか特別なもののように感じてしまうので
ジャムやピクルスを自家製にしているらしい
そういう生活したいなあ
昔のバイト先(キャフェ)で、ピクルスを二日に一回くらいのペースで作っていて
美味しくて自分の生活でも取り入れようと思っていたのに
全然作ってない
チャイも最強に美味しく作れたのに
ブラックコーヒーしか飲まない
(その店で扱ってた、チャイ用のスパイスを探しているんだ
太田胃散みたいな香り(褒め言葉))
食って大切だなあと思うよ
でもグルメじゃない(腹が膨らめば満足)
しかも実家暮らしでママの料理が美味いんだから
ピクルスのためだけに動いたりしない
いわんやジャムをや
後半、ご自身の中学生のとき(?)に作った物語のあらすじの紹介のところが
面白かった
括弧でくくられた、今の本人のツッコミが良い
それと、宮沢賢治の読み方(?)が参考になった
『銀河鉄道の夜』以外はどんな短編でも挫折してしまうんだ
大人脳だから
?
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今更ながら初読。
文藝掲載時に書き下ろし小説とあったので、もっと物語風なのかと思っていたら生まれてからデビューまでの年の大まかなエッセイでした。
お菓子の話だけかと思っていたけれど、その時代の代表的な事柄も交えて書いてあるので時代背景なども分かりやすくて良かった。
ただ、ある程度長野さんのファンでないと面白くはないかもと思いました。
出てくる食べ物がどれも美味しそうで、とてもお腹が空きます。
中には食べたことのあるものも出てきて懐かしくなったり。
今はもう手に入らないものもあるけど、現存するものはそのうち食べ歩いてみたいなぁ。
特にプランタンのカフェのモンブラン!一度食べたことあるけど、食べきれなかったから再チャレンジしたい。
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長野まゆみを担当してた、担任の先生が紹介してくれた本。
学校の中や周りも紹介されていたりして、親近感がわきました。