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フェアに騙される快感に身悶えする不朽の名作ミステリ
雪に閉ざされた山荘に癖の強い面々が集められた。交通が遮断され電気も電話も通じない隔絶した世界で発生する連続密室殺人事件! 華麗な推理が繰り出され解決かと思った矢先、見事な大どんでん返しが!?
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カズレーザーの帯が邪魔だった。読んでいる途中でうっかり目に入ってしまい、完全に興ざめ。
未読の方は、はずして目に触れないようにすることを推奨します。
あと、表紙裏の紹介文も、完全にネタバレじゃないか。
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最後まではらはら。
トリックもなかなか。でも、やっぱり今読むと古い感じがするかも。
もう少し主人公とあの女性のカラミが欲しいなぁ。
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マジシャンは良く右手に注目させておいて左手でタネを仕込むというミスリーディングのテクニックを使うが、本書はまさにそのミスリーディングを見事に使った作品。身構えて読んでいたが、気持ち良く騙されました。
身構えて読むも良し。純粋に読むも良しです。
本書が書かれたのは随分前ではあるが、その面白さは筆者が言うように経年劣化していません!
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なんというか・・こう、オーソドックスな古き良きミステリ設定。雪山の山荘で殺人が起こって外部との連絡が閉ざされて第二の殺人が・・・・という。いいですね。ベタ、というよりはもはや「様式美」と言いたい。
内容的にも・・様式美的な?なんというか序盤からあからさまに叙述くさい感じがぷんぷんと。でもまあそれもまたよし。しつこいようですが様式美です。王道と言い換えてもいい。ずっとこういうのばっかり読んでたら、まあ飽きますが時々むしょうに読みたくなる感じの一冊。
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先入観って怖いですね。見事に騙されました。真犯人がわかるまで注意深く読み、自分なりの推理をしていましたが肝心の犯人は最後まで分からず、一部当たっていた部分もあったものの真相に驚きました。各場面ごとの冒頭にある記載は、読者に対してフェアにし物語の展開を分かりやすくするだけでなく、この小説最大の仕掛けでもあったんですね。社会派ミステリばかり最近読んでいたので、この本で純粋に謎と推理を楽しめました。
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久しぶりにガッツリとした本格ミステリーで、
タイトルもそれっぽいのを読みたくてチョイス。
閉ざされた雪山で起きる殺人。犯人はこの中に?
お決まりの展開にわくわく。
親切すぎるほどのナビに初めはイライラしつつw
でも後半になるほどそれが楽しみになってきたり、
これは伏線だと見抜いたつもりがまったく見抜けてなかったり。
最後は案の定「え!」と言ってしまった自分。
これだからミステリーはやめられないんだと思う。
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主は感想を書き連ねる。
ネタバレはしない。
一個人の意見であることを念頭に、参考にすべきである。
王道のクローズドミステリ。閉ざされた環境の中で殺人が起きる。犯人は当然、そこにいた人に限られる。
各章の冒頭に書かれる注釈が読者の推理に一役買ってくれているし、事件を紐解く伏線が多く散りばめられている。最後の謎解きにはそれら全てを繋ぎ合わせて、綺麗な直線が完成される。行動理由がちゃんとあって疑問が解消されるから気持ちの良い納得が生まれた。
ミステリー小説は多少読んでいるからか、最近は見抜ける事も多くなっていたけれど、まだ騙されますか。
犯人確定時にはついページを戻して確認してしまった。確かに、書いている。確かに、フェアだった。
先入観を綺麗に利用して騙してくる。悔しさと気持ちよさが同時に込み上げる解決だと思う。
登場人物のキャラがどれも立っていてそれぞれに魅力がある。探偵役の犯人名指しのシーンが絶妙にかっこよく鳥肌が立った。痺れる。
動機等は取って付けた感があり、人の感情やストーリー性を重視する人には合わない作品。
しかし、ミステリーの謎解きを期待して手に取った人には最高の一冊になる。
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雪に閉ざされた山荘、交通が遮断され電話も通じない中での殺人・・・本格ミステリーファン垂涎もののクローズドサークル。山荘の見取り図を含め、図を適所に配置する王道の展開。章ごとに示されるリード文が叙述っぽくて胡散臭いがそれもまたいい。
騙されないように慎重に読み進める。犯人はなんとなくわかったけれど、だけど最初の記述と矛盾するし・・・と思っている段階でもう騙されていたんですね~。
最後は「やられた!」って感じ。納得です。もう、最初から作者の手に落ちていたのね。
スターウォッチャーの語った田舎の密室殺人がどう絡んでくるかと待ってたのにそれも・・・あ~、くやしい~(笑)
本格の醍醐味、久々に味わいました。
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注意深く読んでいたはずなのに見事に騙された!
癖のあるキャラクターが多数登場し序盤はなかなか
入り込めなかったのですが、星園と杉山が互いに歩み寄った辺りからぐんぐん引き込まれていきました。
ただ1996年に出版された本という事もあり、目新しさは
あまり感じられなかった…。この時代に読めていたらまた感じる衝撃は今よりもっと違ったのかも。
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読者に対して完全フェアの倉知淳先生の傑作ですね!
完全にフェアかアンフェアかはその人次第だと私は思います。
物語の冒頭に解説が付いているため、推理しながら楽しむ作品となっています。(私も挑戦したが、まんまと騙されました。)
王道のクローズドサークルものであり、大どんでん返しでもあります。
推理小説は実写化は困難と言われていますが、この作品は実写化しても、質は落ちないと思われます。
是非実写化して欲しいです。
騙されることに快感を持っている方は是非ご覧になって下さい。
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なんかトリックトリックし過ぎてて、
もっと掘り下げなきゃいけないところを
かなりすっ飛ばしてる気がするんだけど。
叙述トリック要素も、ああ、なるほど。とは
なったけど、
読み直して伏線回収して…とも特に思わなかったかな。
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ちょいちょい挟まれる作者からの注意書き?に騙された…。これはスッキリするミステリー。
桶谷留吉あかん奴や。
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どうやらわたしは、クローズドサークルが好きみたい。倉知さんはこの本で初めて出会った。安定だった。言い回しがユーモアがあったり、とても読みやすい。だけど、まさかの大どんでん返しにあい、良い意味で裏切られた。
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名作と誉れ高い作品。今読むと少し懐かしい感じがした。
大ネタについては、冒頭から予測がついてしまった。だがこういう作品をある程度フェアに書こうとすると、読者に勘づかれやすくなってしまうのは仕方がないことなのかもしれない。個人的には星園氏のキャラが良かったと思うので、同キャラで他のシリーズも読んでみたかった…。