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まだ前半だけど、既に緊迫のドンパチシーンがあったりで、求心力は抜群。前作の細かい内容を忘れてしまったけど、読んでいるうちに、何となく理解できるようになっている構成も有難い。ということは、本作から入ってもほぼ問題なく楽しめるであろうこともうかがえます。一作目では確か、各キャラの人物描写は殆どなかったから、今回、元テロリストの彼女のエピソードが細かく描かれているのも興味深い。更なる盛り上がりが予想される後半が楽しみ。
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機龍警察シリーズ第2弾の完全版
北アイルランドのテロ組織IRFが日本で計画するイギリス高官の暗殺。わざわざ遠い日本での暗殺の裏にある目的は何か?
特捜部の3名の傭兵のライザが主役。
北アイルランド紛争の歴史を踏まえたライザの過去の話が読み応えある。
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シリーズの続きの今作も不穏で面白くてぐいぐい読みました。前作も面白かったですが、序章だったのですね。
日本で暗躍するテロリストと、中国の裏社会…警察内部や他の省庁との駆け引きもハラハラして、沖津さんがかっこいいです。沖津さんの頭脳戦、面白いです。
今回は機龍兵の搭乗員のひとりの、ライザ警部の過去も関わってきます。ライザが元テロリストというのは前作でもちらりと出てきましたが、こんなに暗い過去とは。
この世界の日本はどうなるの…と、下巻に突入します。下巻では、テロリスト時代のライザも描かれるのかな。緑とのこれからもどうなるのか、ドキドキです。
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前作は姿フィーチャーだったけど、今回はライザがメイン。
世界に名を轟かせたテロリストである彼女の過去が描かれるのだけど、まともに受け止めたら息ができない。
事件も非常に入り組んでいて狡猾で残忍で、本当に防げるのかどきどきしてくる。
でもって缶コーヒー飲みたくなるの、どうにかしてほしい。
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龍機兵というロボットを操り、機甲兵装をつかった犯罪に
立ち向かうお話。
傭兵の姿、元ロシア警察のユーリ、元テロリストのライザ。
彼らが警察に雇われて龍機兵に搭乗する。
だが警察内部でも雇われ兵として嫌われている。
そんな中密輸機甲兵を使った地下鉄占拠事件が起こる。
組織と人物紹介で終わった第一話というところ。
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珠玉の警察SFと言える作品。
主人公3人の中で、元IRAテロリストで、ミステリアスなヒロインの過去を織り交ぜ、犯罪ミステリーが展開するストーリー。
当時のアイルランドという本当の貧困を描き、テロの元凶が生まれ育つフィクションを超えた知識を与えくれる。
冷酷無比なテロリスト達の本当の目的を知った瞬間には、鳥肌モノであった。
個人的な見どころは、本作品のヒロインが、テロリストから足を洗うきっかけとなった妹との手紙とのやり取りが、せつない。
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2010年に刊行が始まった月村了衛さんの『機龍警察』シリーズ。
似た設定の『機動警察パトレイバー』と比べると、よりサスペンス色の強いシリアスなハードボイルド作品になっています。
本作はその2作目にあたり、日本SF大賞を受賞し、『このミス』9位に輝いた月村さんの出世作です。
1作目は読んでいたものの、以降が上下巻ということでなかなか手を出せていませんでしたが、ようやくこのたび読むことができました。
結論から言うと面白かったです。
やはりシリーズものなので1作目から続けて読んだほうがいいと思いますが、一応前作を読んでいなくても支障はないようには配慮されているようです。
設定もよく練られており、一読した限りでは不自然さや破綻はありませんでした。
横浜港で機甲兵装の大規模密輸事件が発生し、警視庁特捜部は北アイルランドのテロ組織IRFによるイギリス高官暗殺計画が日本で進行していることを掴みます。
実は龍機兵搭乗要員のひとりであるライザはIRFの元メンバーだったのでした。
組織を裏切ったライザの前に現れたIRFのテロリストたちに加え、浮かび上がった中国黒社会の面々。
ライザの過去を描いた第二章を挟んで、中盤は特捜部による捜査の場面が中心ですが、身内の警察や他省庁との腹の探り合いがなかなかスリリングです。
そして上巻のラスト、特捜部はIRFの居場所を掴み、密輸された機甲兵装との対決を迎えますが・・・
以下下巻へ。
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シリーズ2作目。
前作は世界観の説明的な感じであったが、本作はそれを受けて本格的な物語の開始という印象を受けた。
至近未来の警察小説と謳ってあるだけあり、警察の内状は迫真であり興味深い。
機甲兵装の戦いは迫力がある。
とても面白く読んだ。
続きが読みたい。
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警察に導入された人間が搭乗し操作するロボット機龍警察の話しです。装置の名称やらロボットの名前やら想像力不足なのかすんなり頭に入って来ません。著者の作品は何作か読んでいて面白かったのですが、本作は読みにくく私には合わなかったです。
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機龍警察シリーズ第二弾
ライザの過去に焦点を当てながらIRF、フォングループの三つが絡み合うテロ捜査を進めていきます。同時にライザの生まれ故郷のアイルランドのIRA、宗教問題等の歴史も勉強出来ます。
沖津が最後に放つ[敵だ]に鳥肌立ちつつ、下巻も楽しみです。
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シリーズ第二弾
地下鉄立て籠もり事件後、数ヶ月。
今回の主役はライザ・ラードナー警部。
元IRFのテロリストだが、現在は龍騎兵搭乗員として特捜部の警部となっている。
日本に潜入したIRFと中国マフィア、ライザの過去と交錯しながら話は進む。
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シリーズ第2作。 ラードナー警部について描かれている作品。北アイルランドのテロ組織の元テロリストでるラードナー警部がすごしてきた少女時代、そして、IRFに入るまでにどのような過程があるのかが描かれている。