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ナポリの乾いた熱い空気、海の青、苛ついた街の閉塞感。生き生きとした文体と主人公たちに惹きつけられて一気読み。衝撃の巻末に呆然としながら、続編の出版を焦がれている。(読了後直後の感想)
読み終えてから2週間が経過してるのに、印象的な文章が多いからか、日常生活でふといろんな場面の断片が蘇る。イタリアの名前が似ているのでなかなか覚えられないのに、人物を読み分けられる翻訳が素晴らしい。
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「自分の意見は断固主張しながらも、非の打ち所がない普段の行いによってあらゆるひとたちから信頼を得てバランスを取るのだ。」(376頁)
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孤高のリラと、そんな彼女をいつも追いかけてしまうエレナの友情の物語。4部作の1冊目。
ただただ周りに翻弄される幼少期から、諦めも含めて道を選択していく思春期までを描いている。
評判の割にどこから面白くなってくるんだろう、、と諦めそうになりつつも読んでいると、主人公達の不器用(でも、どこか自分にも経験があるよう)な毎日が、どう変化していくのか、段々のめり込んでしまった。
残り3冊を読み進めるには少し腰が重たいが、これからの展開が気になる。