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後半が焦った展開のように思えてしまったのが残念。とはいえ未来を感じられるラストだったし読後感は悪くない。ただ葬儀屋のまーちゃんのくだりがもう少し欲しかった。
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非常に読みやすくて小中学生向け。後半で主要人物の詳細がするする解けていくアニメみたいな展開の仕方。言葉や名前の持つ力、というのは個人的に信じているので、楽しく読めた。
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花言葉、ではなく、花言霊、を込める不思議な花屋で
働き始めた主人公。
天涯孤独になってしまった上に、喋れないので
ろくろくバイトもできない、という主人公。
花屋以外のバイトのアポはどうやってとったのか、と
若干気になる部分があります。
同じく、突撃したのでしょうか??
色々な人の葬式を見て、人と交流して
成長していく主人公?
しかし、祖母といい母親の事といい、途中から
波のような情報量が、という気がしました。
花屋の『オーナー』に関して、もありますが。
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母を亡くした継実(♂)は、しわがれ声で老婆のような口調の自称魔女(見た目は20代なかば)がやっている葬儀専門の花屋でアルバイトを始める
常識にはとらわれない花の選び方は「花言霊」を葬儀に添えるためのものだった
継実の特徴として、母親から「その声で話しかけないで!」と言われてからしゃべることができなくなったが、思っていることがなぜか魔女は理解できて会話が成立する
自称魔女の小説が僕の好みなんだけど、やはりこれもそういったオチでしたか
なんか、終盤の種明かしが怒涛の展開で、結構無理があるんだけどね
まぁ、好きな部類です
描かれている葬儀は以下のようなもの
不倫していた会社の重役
神サーファーと慕われていたのに、実は丘サーファーだった先輩
腹上死した女社長
ホストクラブで葬式をするホスト
ゾンビメイクで死んでいた人
デブ専クラブの女の人
遺体が、兄ではないと主張する妹
生前葬をする俳優
あと、継実の母親の仏花もこのお店のセレクションだったよう
一番面白かったのは、ホストのやつかな
「生まれた日を祝うのと死んだことを哀しむのはいっしょだよ」とか
「店長、葬式でピンドン開けないっしょ?」「開けりゃいいじゃねーか。ホストの葬式だぞ。ピンドン開けないでどうすんだよ」のやり取りがクスッときた
お葬式って誰のためのものなのかね?
今までは、ただ単に残された人たちが気持ちの区切りをつけるものと思ってた
でもこれを読んだら、不謹慎と思われたとしても故人がやりたかったお葬式によって笑い飛ばしつつ故人に思いを馳せるものもアリなのかと
「死」はすべての人に訪れるものだけど、そのときにどうやって送られるかがその人の人生の総括なんじゃなかろうか
ま、今までそんな型破りな葬式なんて参列したことないけどね
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喋れなくなってしまった主人公と自称魔女の葬儀花屋さんの話。
お通夜で様子を伺い、そこからその場に合いそうな花を見繕って葬儀に飾る。
言霊を大事にする花屋の主人が選ぶ花は花言葉(言霊)にも意味がある。
葬儀屋さんのまーさんの話がもう少しあっても良かったなと思った。
続きが気になると言うほどではないが、アニメを見ているような、1話完結で読みやすかった。小学生などの子でも読みやすい本だと思う。