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なかなか面白かったけど、暗夜奇譚シリーズの方が好みだなぁ。
どー収束するのかと思ったら、まさかの犯人があの人とは?
なぜゆえに!
いいところで終わらすなぁ
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作者お得意の、おとぼけ平安怪異物かと思ったら、死人もバタバタ出て、宮中の権力闘争と、主人公の実家の養子兄弟問題など絡んできて、結構問題が根深いお話のようです。キャラ立ちの面白さは今一歩かなという気も今はしますが、主人公の義兄・寂漣が闇を抱えていそうで気になります。
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歌人と怪異の組み合わせ。美しい死体を見て歌を詠んじゃう空気読めない人。怪異のように見せかけて人の仕業。半端なとこで終わったけど、問題が解決したら悲しい結末が待ってる気配。
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軽っ……という印象に既視感を覚えたと思ったら、ずいぶん昔に同じ作者さんの平安ものを読んで、全く同じ言い回しでレビューを書いていたという……ええ、はい、異様に軽かったです。人死にが出る話とは思えない軽さでした。
「和歌にしか興味がない貴公子」と「怪異譚を探し求める少女」のコンビというコンセプトは面白いのに、話の中でいまいち生きてこないないのが残念;
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壇ノ浦の戦いで平家が滅び、武士が台頭してきた平安末期。和歌のことしか興味がない貴族と、お仕えする中宮のために怪異譚を集める少女が、御所の怪事件に立ち向かう。
この時代の人にしては怪異をあまり信じず恐れないキャラが多くて全体的に軽いが、読みやすく面白かった。ラストで事件の黒幕は暗示されているが続編に続きそうな終わり方で気になる。
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最高やった、最高やった!
凸凹コンビのやり取りも最高だし、こうきたのかという圧巻の展開と、多分多分黒幕は…って思ってた通りの展開だけどあー!!!
もう喉をかきむしりたくなる、早く続き読みたい!!!
変わり者の二人が織り成す滑稽な光と黒幕や被害者達の闇の対比がしゅごい
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日本の平安時代にとてもよく似たパラレルワールドでのお話、という感じです。歴史の本に載っている実在の人物の間に、本作の主要登場人物が実在のモデルとなったであろう人物と良い感じのズレを伴って登場してくるのが楽しく読めました。
怪異譚好きの宮仕え少女の造形は、森谷明子さんの紫式部のシリーズに出てくる女性の若いころを連想しました。
分かり易い表現で貫かれていますが、それが、かえって、そこまで書かなくても読み取れますよ、という感じを持たせるところが、ところどころにあるように思わせました。人物が分かり易いのが、そんな感じにさせるのでしょう。
最後の2ページも、やっぱりねえ、と思わせる感じで、次の1冊に進むかどうか、ちょっと迷っています。
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http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2017/09/post-e68f.html
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ちょうど先日、平家物語の解説的な番組を見たので、時代背景がドンピシャで入り込みやすかったです。
めでたしめでたしと思ったら、最後の最後に不穏な空気が。
お兄様ー!!!
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自分が射落としたのはただの鳥ではなく、皆の心の底にわだかまっていた不安そのものだったのだということも知る。
(P.244)
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まあ、鎌倉時代が舞台だが、ラノベのミステリーって感じかな。主人公は藤原希家と中宮に仕える13歳の少女陽羽の2人だね。明らかに希家は藤原定家をモデルにしていて、歌にしか興味のない変人という設定だが、実際の偏屈定家よりよっぽど常識人だ。鵺が出るという怪異をこの2人と陽羽の叔母の讃岐(源頼政の娘)たちが何とかしようという話である。死人も出てしまう。鵺出現の裏にはなにやらきな臭い陰謀がありそうだ。希家は他人の和歌はいろいろ呟くのだが、ちっとも自分で和歌を詠まない。
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歌人の家に生まれ、和歌のことにしか興味が持てない変わり者の貴公子・希家は、平安京が朽ち果てた動乱の世でもお構いなし。詩作のためなら、と物騒な都でも怯まず吟行していた夜、息絶えた月下の死美女を発見する。そして連続する不可解な事件――御所での変死、京の都を揺るがす?の呪。怪異譚を探し集める宮仕えの少女・陽羽と出会った希家は、凸凹コンビで幽玄な謎を解く。
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ラストは「あぁ〜やっぱり〜」という感じ。キャラも他のシリーズに比べると若干モヤモヤする。巻を重ねたら変わるかな?
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瀬川さんの宮中モノ。本書は鎌倉時代初期の京都が舞台となっております。
歌人の家に生まれ、和歌のことにしか興味がない貴族の希家と、大和国の尼寺で暮らしていたのを、宮中に務める叔母・讃岐の口利きで中宮に仕える事になった女童の陽羽。
“月下の死美女”をきっかけに出会った二人が、宮中で起こる怪異の謎を追う連作5話の構成です。
和歌ヲタクの希家は、登場当初はマイペースな変人という印象でしたが、はねっ返りな陽羽と行動を共にするときは割と常識人だったりします。
二人に共通しているのは、月姫様こと中宮の味方であるという事。
陽羽が怪異譚を集めているのも、帝の気を中宮に惹きつける目的があったようで・・。
その中宮と希家の従兄弟でイケメン僧侶の寂漣との関係も気になるところです。
今回の一連の“鵺騒動”は陽羽の活躍で一応収束したものの、その首謀者が公にはならずじまいか・・・と、思いきや、ラストで“え?まさか、あの人が・・・?”という場面でこの巻が終わってしまいました。
これは、続き気になるヤツ~。
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動乱の世、平安時代から鎌倉時代になり幾年か経過した平安京で、
歌人の家に生まれ、和歌を詠むしか興味のない貴公子の稀家は、
従者の是方を引き連れ夜の道を歩いていたら、
花に囲まれた月下の死美女を発見してしまう。
その後、宮中で怪異騒動が発生し、怪異譚をあつめる宮仕えの女の童・陽羽
と出合った稀家は、2人で怪異騒動の謎に迫る。
エンタメ小説ではあるが、時代的なこともあってか、
慣れないとスラスラ読めるという文章ではないため、
面白いのに時間がかかってしまったのは言うまでもない。
著者の別作品で、ばけもの好む中将という作品があって、
こっちは、平安時代にばけものを求め現地に赴いてしまう中将が
出てくる作品。
2つの作品は、時代が少しだけ違うとはいえ、類似したところと、
正反対なところがあって、ばけもの好む中将のほうは、怪異に
興味を示し、求めた先で遭遇した出来事を解決へと導いていく。
それに対して、百科一歌の稀家は、和歌を詠む以外興味を示さないが、
出来事に遭遇してしまい、解決のために巻き込まれていく。
平安・鎌倉時代の平安京での動乱とは一線を画す、
ミステリーを含む怪異譚のエンタメ小説を読みたい人には、
楽しめる作品と言えるでしょう。
ついでに、ガッツリ怪異が出てくる平安時代を舞台とした、
暗夜鬼譚という作品も著者は書いている。
ちなみに、暗夜鬼譚は積読して読んではいません(笑)。