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父が亡くなり、息子が限界集落に移り住む。地域に溶け込み、地域活性に奮闘、というお話だと思ったら、最後は猟奇的事件で、最後はお決まりの実はこうでしたというお話し。お決まりはあると思ってたけれど、予想外の展開だし、村八分のお話しで、暗いムードになってしまった。
どうでもいいことですが、了衛さんというと最初から最後まで月村了衛さんを思い浮かべてしまって、凶器を振り回すところでムムムときた。
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★2017年11月18日読了『ワルツを踊ろう』中山七里著 評価C
この作品は、あまりに安直な筋立て。いつもの中山七里氏らしからぬ、雑な出来。読むだけ時間の無駄。これほどがっかりさせられた作品も久しぶり。やはり新刊を読むのはリスクですね。
物語があまりに単純で、グロテスク。これまでの彼の作品では最悪の出来。39才の分別ある男性があまりに安易に精神的に追い込まれていく筋書きには大いに疑問。
失業した溝端了衛は、自らが育った父享保の残した依田村実家に戻った。
そこで、近隣の旧知の住民と融和を図ろうとするが、その努力は実らず思わぬ方向へ事態は突き進む。
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エリートがリストラされ田舎の実家に戻ってみたがやっぱりなじめなくって・・・といったお話。
ストレスがやたら溜まる内容。
作者の作品はときどき大外れで自分に合わないのがある。
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初出 2016〜17「ポンツーン」
最後の大量殺戮、相模原の事件が思い出されてとても嫌な気分になった。
リストラと父の死を契機に奥多摩の7戸だけの限界集落に戻ってきた主人公溝端了衛が、保守的な住民たちから疎外され、よかれと思って行動したことでさらに追い込まれ、嫌がらせを受けて暴走する、というところまでは全然ミステリーじゃない。
「容疑者は村人全員?」という思わせぶりな帯に惹かれたが、読んでいる途中で「意外な」犯人がわかってしまった。
途中に謎が見えず、最後のどんでん返しだけの面白さなのだろうが、それにしてもその前の微に入り細にわたる大量殺戮の惨劇の模様〜血が噴出し、骨が砕け、脳症が飛び散る〜は吐き気がする。
もうこの作者は読みたくない。
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リストラにあい、住む所をなくした主人公が田舎の実家へかえる。
限界集落であるところの村は、7世帯のみ。
田舎での住み辛さは理解できるし、主人公が追いつめられていく様も、まぁ理解の範疇ではありますが、後半はホラー。
苦手な分野でした。
しかも、途中で、きっと…とオチが見える展開。
うーん、読まなきゃ良かった。
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なるほどー!そこへ繋がっていくのか!と中山七里をここまで読んできた人には感嘆もの。
そしてまさかこんな結末になるとは…ここで描かれている事件、元ネタがあるような気がするんだけど…どうなんだろう。
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久しぶりでがっかりな。。
どんでん返しは予想がつくし、もやもやするし、悪意に蝕まれて行く様は気持ち悪いし。
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こういう殺し方がスプラッタ系は、好きじゃない。
狭い世界での、郷に入れば郷に…ということに順応できなかった故の事件。
犯人、わかっちゃうんだもん。
物足りなかった。
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ある事件を思い出した。
帰省先した了衛がとことん運が悪く、回りの住人も遠巻きに見下げて接してきて、どうやって関係が向上するのかと想って読み進めたが・・・。田舎の悪い面がこれでもかというぐらい描かれていて、唯一の味方も腹黒く、救いがないなぁと思った。
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これは…中山さんなのでもっと期待してしまった。
限界集落に戻ってきた溝端が、偏屈なご近所さんたちとうまくやっていく話なのかなーと思ったら、そんなことはない。まあそうだよね、ミステリーだもんね。
溝端の狂気が加速していくのが、読んでいて嫌な感じがした。
黒幕の正体がありきたりで、途中で分かってしまう。
水質汚染のは中山さんぽいけど、あんまり必要ない気がした。
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「どんでん返し」という惹句に弱いもので、つい読んでしまったけど、これはちょっと…。きっとこう来るなと早いうちに見当がつくし、ラストの一ひねりネタも、何を使うか読めてしまう。それに、これもそうだけど、いつ頃からか、イヤな後味を引く感じの作品が続いている気がする。以前はエグイ内容であっても、読後感は悪くなかったと思うんだけど。
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勤務先の外資系金融会社が閉鎖となり、解雇されてしまった溝端了衛は、父の享保が亡くなっていまや唯一の財産となった実家へと移り住んだ。しかしそこは依田村という田舎の閉鎖的な村で、よそ者の了衛は全くなじめないばかりか、よかれと思ってやることがことごとく裏目に出てしまい、村八分のような扱いを受けることになる。
タイトルとは全く異なり、村人たちとの陰湿な行動・閉口するような言い分、そして主人公の了衛の心がどんどんすさんでいく様子など、ストーリーはどこまでも鬱々としていく。犬が出てきた時点で、これだけはなってほしくない展開だな~と思ったら、やっぱりそうだったし(泣)。最後の方はもう、ストーリーがどこへ落ち着くのか、怖いもの見たさの領域だった。七里ワールドは今作でももちろんあり、関連が強いのは『魔女は甦る』かな?宮條さん登場。
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読み始めてすぐに感じる小さな違和感は
読み進めるにつれて、どんどん大きくなっていき
最後には読むのもためらうような事態になっていく。
黒幕はかなり早い段階でわかるのだけれど
それでも主人公の行動に対する
しっくりこない感じや、村人の取り付く島もないほどの人でなしっぷりに背中を押されて
惨劇もまた仕方なしとどこかで思ってしまっている自分が怖かった。。。^^;
人を見る目を養い、人に惑わされない自分の考えを持つことは
いつの時代であろうがどこに住もうが大切ですね。
自分の身を守るためにも。
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だんだんと「ああこの話は、あの事件を元ネタにしているんだなあ」というのが自然と見えてくるので、終盤の展開は想像の範囲内かもしれません。最後の最後の一幕も、作者の作品に触れてきたなら予想範囲、かも。
それでもって、とにかく容赦のないあるかもしれない田舎の厭らしさを全面に出して追い詰めていく展開はひたすらしんどいばかりで…ただつまらないというわけでなく、息継ぎができない重苦しさがのしかかってくるばかりなので、そういうジャンルの物語だと割り切れないと、キツイなあと感じました。
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図書館で借りた本。詳細は忘れたが、かつをの事件と某有名事件を思い出した。限界集落に帰省した外資系に勤めていた元エリートの了衛。数世帯しかいない村社会に馴染もうと努力していたのだが全て空回り。生活費も働く場所もなくなり、孤独に住んでいた家は投石され、小屋に火をつけられ愛犬も殺され。最後に出た行動は…という話で鬱展開。黒幕は予想ができたが胸糞悪い話であった。