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原作小説を読んだ人間の感想です。原作を2度読むのがしんどいと思った人間がこの本を買いました。
あの長くて小難しいノートルダム・ド・パリを子供向け、女の子向けに圧縮したもの。なので、作者特有の長ったらしい話とかないし、キャラの心情もめっちゃ掘り下げていません。
女の子向けのせいか、エスメラルダに特に焦点を当てているように感じられます。
そしてところどころマンガも挟んであるので、読書初心者にもまあまあ優しい設定。物語の時代背景も書いてあるので、より自然と読みやすい。
が、しかしあのボリュームを圧縮したこともあって、もうちょっと掘り下げたほうが、説明あったほうがいいよね?的なことはいっぱいあります。
前半のフェビュスは女ったらしというよりは、身分とかのため仕方なく結婚しなくちゃいけないイケメンと書かれてるし(が、後半でやはり嫌な男だと判明して心の中で万歳する)、フロロ神父のエスメラルダに対する葛藤はそこまで掘り下げてないんで、同情不可能なストーカーおっさんにも見えるし、カジモドの描写があまりにも少ないとも見えるし……。
やはりエスメラルダに焦点を当てているので、彼女がジプシーであり身分が低いというせいで市民からいじめられ、挙句の果てに冤罪で死んでしまうという悲劇を演出している感じがします。彼女が今の時代に生きていたら、そんなことなく自由恋愛してフェビュスと結ばれていたかもしれない~みたいな体で。カジモドもカジモドで醜い容姿のために市民にいじめられ、あろうことかエスメラルダにも振り向いてもらえない(酷い女だよね)、現代だったらまだ何とかなったかも、という体で。
小さい子にはそういう読み方の方がラクなのかもしれませんが、やはりこの小説の醍醐味は、「4人が自分勝手に恋しながらも、その恋に立ちはだかる障害を乗り越えようともがく人間模様を楽しむ」感じの話だと勝手に解釈しているので、人種や容姿が前面に出るとディズニー映画と同じじゃないかと思ってしまうところがあります。
でもあのごんぶとの原作を挑戦する前に、もしくは原作のおおまかなストーリー忘れたってときに読むのはいいかもしれません。
マンガもグランゴワールがコミカルな演出をしてくれるので。
超個人的ですが、原作でハゲかかってると描写されてるフロロ神父ですが、この本ではハゲてません。白髪交じりの渋いおじさんです。
よっしゃ。
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100分で名著でとりあげられたときカジモドが忘れられず、読もうとしたものの挫折。
漫画とイラストでよんでみた。
カジモドは姿が醜いのでみんなから嫌われている。エスメラルダもジプシーというだけで差別を受けている。
15世期ヨーロッパの世相や風俗も垣間見れて、短く222pに纏めてあった。
カジモドの純粋さ、フロロ神父というより恋の恐ろしさ、そしてラスト。泣けました。フロロ神父の両親は、そのころパリで大流行したペストに。
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オタキングこと、岡田斗司夫氏のYouTubeでオススメされていたので検索してみたところ、なんとキャンペーン中で98円だったので即買いしてしまいました(笑)
ラノベ風の表紙にビビることなかれ、物語の骨子は失われず、漫画が併用されているのでわかりやすい。特に外国人の名前に悩まされる者としてはありがたい(笑)
大人としては、原作(と言っても邦訳ですが)を読むのが一番良いというのはごもっともですが、あまり興味がないし時間もない、しかし一般常識として内容を頭に入れておきたい、というニーズにぴったりの本ではないでしょうか。
お子様にも(というか、こちらが本来のターゲットですね)読みやすく良いのではないでしょうか。教養の一部となりますし、嗜好が合えば、原作を読みたい!となる事でしょう。
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マンガ付きのストーリーダイジェストなので
流し読みするのに最適
まともと言えるにんげんが一人も登場しない
稀有な小説だけれど
近年全焼したノートルダム寺院を
舞台としているので
もっと詳しく読みたくなるよね